活性汚泥槽でバルキングが起きる原因は何でしょうか?

活性汚泥槽で糸状菌によるバルキングが起きる原因を考えてみますと以下のような原因が考えられます。

(1)溶存酸素の量が長期に渡り不十分であるような場合に起きます。溶存酸素が0.5mg/L以下の場合は特にそうなります。通常は1.0-3.5mg/Lは欲しいところです。

(2)嫌気性の排水の流入がある場合も起きます。例えば硫化物です。

(3)pHが低くてもバルキングは起きます。pHは6.0-8.0はあった方がいいです。低いpHは糸状菌をはじめとする菌類が好むところです。

(4)排水のF/M比が低い場合もそうなります。例えば微生物の餌が消えていくのにバイオマス(微生物)が増えていくような場合です。Fは微生物の餌、Mは微生物を意味しており、その数値は0.05以上はあるべきです。

(5)排水中の微生物に対する栄養のバランスが悪い場合にも起きます。理想的にはBOD=CとしてC:N(窒素):P(リン)は100:5:1であるべきです。

(6)その他の微量栄養素の中の一部の金属が不足しいる場合にも起きます。例えば鉄やイオウが不足するような場合です。

糸状菌によるバルキングでお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤のBFL5050BCの採用を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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排水処理の際の汚泥のバルキングとは何か?

汚泥のバルキングの定義とは何でしょうか?活性汚泥槽の中で汚泥/バイオマスが過剰な体積となり適切な沈降が起きなくなり極端な場合は最終の沈殿槽が過剰な浮遊物であふれる現象を言います。別の表現をしますと、活性汚泥法では後段の沈殿槽で処理水を得るのは皆さんご承知のところです。しかし固液分離が十分にできない状態のバルキングがおきると沈殿槽で汚泥が流出するキャリーオーバーが発生します。活性汚泥槽の処理が継続不能の状態になります。

さらに具体的にいうとどのような状態でしょうか?

(1)SSVI(Stirred Specific Volume Index 撹拌比容積指数)が150ml/gより大きい場合を指します。

150ml/g以下=良い沈降

250mg/g以上=悪い沈降と考えます。

(2)汚泥の沈降が遅い。

(3)汚泥が濃密な状態にならない。汚泥が分離、解体している。

(4)汚泥が大量の糸状菌を含んでいる。

(5)最終的な処理水のBODの数値が高い状態にある。

バルキングには糸状菌由来のものとそうでないものがあります。弊社が改善提案として皆様にお奨めするのが糸状菌によるバルキングを改善する微生物剤BFL5050BCです。バルキングにお悩みの皆様、この機会にご検討いただければ幸いに存じます。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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吸油性ポリマーを販売しています

吸油性ポリマーとは油を吸収するポリマーのことで、様々なタイプのものがネットで検索すると出てきますが、素晴らしい効能を挙げているものが、市販されているとは限りません。弊社はアクアN-キャップという、熱可塑性ゴムのコポリマーの吸油性ポリマーを取り実際に販売しています。ほとんどのタイプの油を吸うことができて、自重の10倍の油を吸うことが可能です。

使い方は簡単でこぼれた油に散布すれば自然に油を吸います。吸った状態はなんというかゲル状の状態で簡単に除去ができます。親油疎水性ですから、水は全く吸わないで油だけ吸います。さらに水の上では吸い取ったものは沈まないで浮いています。吸い取るのに必要な時間は極めて短時間でできます。油だけしか吸わない性質は使い始めるととても便利です。

一時期、別の製品で油も吸い、水も吸うというタイプの吸油性樹脂も取り扱ったことがありましたが、評判は親油疎水性の油しか吸わないタイプの評価がはるかに高かった記憶があります。水を吸水するポリマーの吸水性ポリマーと油を吸収する吸油性ポリマーは分けて考えた方がいいです。

こぼれた油の処理はいろいろとありますが、皆様の処理方法の一つに考えていただければ幸いに存じます。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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シイタケの菌床栽培用の菌床としても利用可能な吸水性ポリマーのウオーターワークス

保水剤で吸水性ポリマー(吸水性樹脂)のウオーターワークスは樹木の移植、植栽に20年以上の間、我国でも公共事業を中心に幅広く使用がされてきました。特筆すべき特徴としては根と保水剤の吸水性ポリマーの親和性で、根が吸水したポリマーの中に入り必要なときに必要なだけの水を吸い上げることが可能になることです。

もう一つの大きな特徴として、樹脂は各種のケミカルとの接触に対して強い耐性があること、さらに温度変化にも強いです。これは土の中で何年も継続して使用されて、様々なケミカルにさらされるという環境の中では絶対に必要な条件です。

さらに吸水させたポリマーの高圧滅菌も可能で、シイタケなどのキノコの菌床として利用することも可能です。実際に米国においてはウオーターワークスでのシイタケの菌床栽培の実績があるようです。

菌床栽培の新たな素材をお探しの皆様、この機会に弊社の保水剤で吸水性ポリマーのウオーターワークスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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エビの陸上養殖の際の無機栄養分はどこから摂取するのか?

2015年の5月27日の日本経済新聞の記事で、日本の大手の水産会社がエビの国内養殖に本格参入するという記事がありました。海外から輸入した稚エビを陸上の水槽で海水と微生物を入れて養殖するとありました。それを読んで一つ思ったのは無機栄養分をどこから補給するかということです。

ネットでエビやカニの標準成分を調べてみると、クルマエビなどの可食部の表示で無機栄養分の数字を反映する灰分が1.5-1.7%になっていますが、全体を食べるサクラエビなどは15-20%の表示です。1トンのエビなら150-200kgが無機栄養分と考えられて、それは餌として与える以外に思いつきませんでした。

そうなると大量の餌を使えば次の課題はその水処理になるかと考えます。生き物が生きて、水が存在していれば、そこには排水処理の需要が生まれます。排水処理に関しては弊社の微生物のページをご覧になっていただければ幸いに存じます。皆様、よろしくお願い致します。

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バイオ界面活性剤、バイオサーファクタントのラムノリピッドを販売しています

バイオ界面活性剤(微生物界面活性剤)は人間が作るものでない微生物が自分のために作る界面活性剤です。本物の天然、自然由来の界面活性剤です。微生物自身が作るものですから、皆さんが関心をお持ちの生分解性に関しても心配はありません。様々なタイプが市販されています。弊社の販売している微生物界面活性剤(バイオ界面活性剤)はその中のラムノリピッドです。

石油などの油に対する相性は極めて良く、少量で効率よく油の汚れを落とすことができます。さらに良いことは油を落とした排水が、次の排水処理の過程で分解がしやすいということ。さらに屋外の油の流失や漏れの場合も、環境に少ないダメージで修復ができます。

バイオ界面活性剤のラムノリピッドは環境と作業をされる方にも安全なバイオケミカルです。人間にもやさしいですから油で汚れた動物にもやさしいものです。

油の関係の用途では石油タンクの洗浄であるとか、輸送機器の油落しに使用がされています。イタリアのローマ市の地下鉄の油落しはラムノリピッドが使用されています。

環境にも人間にも安全な界面活性剤をお探しの皆様、この機会にバイオ界面活性剤(微生物界面活性剤、バイオサーファクタント)を検討していませんか?弊社の販売しているラムノリピッドの製品はBFLバイオサーファクタントです。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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工場の中で石油や鉱物油などの油の汚れを油落し、洗浄剤、洗剤、界面活性剤で落とした排水は次の段階で処理しなければなりません

工場の中で石油系の油、潤滑油や鉱物油などの汚れを性能の良い界面活性剤で洗って油落しをすると細かく分散して油汚れそのものがなくなってしまったような外観になり、きれいに見えます。しかし、実際は油は細かく分散しても無くなった訳ではありません。排水そのものがきれいに浄化された訳ではありません。

まず、界面活性剤は油を分解することはできません。油は細かく分散しても油は油です。次の段階に処理が先送りされたと考えた方がいいかと思います。CODやBODの数値を計測されるといいです。もしかして、それまでよりも数値が上昇している可能性もあります。

石油系、鉱物系の油を分解する微生物はいます。しかし界面活性剤を分解する微生物は少なくて皆さん困っているのが実情です。微量でも処理水中に界面活性剤が残っていると放流する際に派手に泡が出る場合もあります。

油と界面活性剤を含む排水の処理の問題点は、油が界面活性剤に取り込まれると微生物が油を分解するためには同時に界面活性剤も分解しないとできません。このような事態になるとより深刻化して困ったことになります。

弊社が提案するのは界面活性剤と油の微生物剤による同時の分解処理です。弊社は界面活性剤を含む排水を分解する微生物剤のBFL5600SS油を含む排水の分解の微生物剤BFL5500HCを両方持っております。併用すればこの悩みは見事に解決します。油と界面活性剤の処理でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

 

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エチレングリコールを含む排水の分解処理は微生物を使ってできます

エチレングリコールはLLC(不凍液)をはじめとして世の中で広く使用されているケミカルです。不凍液だけでなく他にも幅広い用途があり、その処理はずっと課題でした。処理の仕方はその時代の必要とするものにより変わってきます。コスト的に焼却が一番コストに合っていると判断された時代は、燃やされているケースが多かったように思います。さらに再生して使用されているケースもあります。

微生物の処理も可能でしたが、我国では高いCODやエチレングリコールの濃度では問題のあるケースもありました。

今回の弊社のご提案は長年、実績のある天然由来で一切の遺伝子操作の無い微生物剤を使いエチレングリコールを含む排水を分解処理する方法です。現代ではエチレングリコールの分解の難易度は困難というレベルのものではありません。

弊社の微生物剤のBFL5400GCはエチレングリコールの分解に適しておりその他の物質が入る場合は、個別のその他の微生物剤をブレンドすれば改善が可能になります。エチレングリコールの濃度が50,000mg/Lくらいのものでしたら下水道の放流基準は達成は可能ですし、河川放流一歩手前まで持っていくことも可能です。

エチレングリコールを焼却しないで、微生物を使って分解処理することに興味を持たれている皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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植物の脱水を保水剤と蒸散抑制剤で改善する

気温の上昇とともに水不足が深刻化してきます。暑くなると蒸散して植物の方もバランスを取るようになりますが、問題は水分のストレスが強くなると必要以上に蒸散して水分を外に逃がして脱水症状のようになります。水分ストレスが強いと根からの水の吸収にも影響が出てきます。

弊社のご提案する対策は、根の部分には、ため池か水瓶のように機能する保水剤で必要なときに必要なだけの水をいつでも与える態勢を作りながら同時に、蒸散抑制剤をスプレーして無駄な蒸散を防ぐことをです。会社でいいますと、売り上げを増大させて、経費の削減をするというようなやり方です。植物の場合、どちらか片方だけやっても効果が出ますが、両方やればさらに効果は上がります。

吸水性ポリマーで保水剤のウオーターワークスは既に20年以上日本の市場で公共事業の防災林移植で使われ続けているものです。さらに蒸散抑制剤のアンチストレスは45-60日で自然に分解する生分解性の高い、植物にも人間にも安全な蒸散抑制剤です。

植物の脱水、水枯れ、水不足、干ばつの対策を真剣に考えておられる皆様、この機会に弊社の製品を検討してみませんか。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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池の藻の除去、退治する効果的な方法

池の藻が繁茂する原因は、池の中に藻の栄養分の窒素やリンがあることと、日当たりがよいこと等により藻が成長することによります。人海戦術で藻を除去しても、こうした原因がある限りまた発生します。さらに除草剤のようなケミカルを使用しても同様に、次の藻が出てきます。日当たりがよければ成長は促進されます。

どうすればいいでしょうか?日当たりを完全に遮るというのは現実的な解決方法ではありません。となると水中の栄養分を除去する方法が実情にあった解決方法です。ヘドロの堆積がある場合は、まず栄養分の素になるヘドロの処理から始めます。その後、浮遊する藻に対する対策は、池の中の藻の栄養分を使い尽くすことです。時代劇でいうお城を兵糧攻めにするやり方です。そのために微生物を投入します。既に栄養分が十分にある場所ですから、微生物はその栄養分を自分の増殖のために使うことができます。微生物の増殖スピードは藻よりもはるかに速く、そのために藻は生きていくための栄養分がなくなります。

吸収すべき栄養分がなくなれば藻は死んでいきますし、枯れた藻から放出される栄養分も微生物の栄養分となります。決して安くはありませんが、現実的で安全な方法です。池の藻を除去したいとお考えの皆様、この機会に弊社の微生物剤BFLポンドクリーン1を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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