アクアＮ－キャップとは？

アクア　Ｎ－キャップは熱可塑性合成ゴムコポリマーの吸油性ポリマーで用途は油吸着材です。石油類等の炭化水素化合物を吸収し封印し不溶化するだけでなく使用後に吸収した石油類と吸着材を道路のコーン等のゴム製品やアスファルトなどの舗装材にリサイクル することも可能です。親油疎水性で油のみを選択的に吸収します。また、使用中にほこりが立ちにくいのも特徴です。油水分離フィルターにも使用できます。

アクアＮ－キャップを使うメリットは？

１）水上にこぼれ出た油をマイクロカプセル封入するこの技術は画期的で特許もあり危険性を削減しながら財産と自然環境を守ります。本剤は陸上やその他の表面においても使用が可能です
２）油分をマイクロカプセル封入したものは道路のコーン等のゴム製品（スチレンブタジエンゴム、SBR）やアスファルト等の舗装材料に再生ができます。また親油疎水性ですので中には水分がほとんどなくボイラー用の燃料として使用することも可能です。ただし、それにはゴムメーカーやアスファルトのメーカーとの連携が必要です。
３）親油疎水性で油のみ吸収して水は吸収せず環境にやさしく毒性がないポリマーは自重の約１０倍までの油をゴム状にマイクロカプセル封入します。
４）軽く顆粒状で研磨剤の入っていない本剤の比重は水より軽く油のマイクロカプセル封入の前後、長期間、水上に浮いています。
5）マイクロカプセル封入されたものは米国政府基準を満たし、環境保護庁（ＥＰＡ）の厳しい漏出試験のＴＣＬＰ法による分析でも漏れは検出されていません。（米国内の基準において）
6）即効性があり乾いて、油でベトベトしていないマットは人にも機械やボートにも付着しません。
7）揮発性がなく、炎症を起こす原因にもならず、ほこりっぽくありませんし安全に取扱いができて長期間の保存が可能です。

対応する油のタイプについて 吸油性ポリマーのアクアＮ-キャップは何種類もの石油をベースにした油に対しては特に効果があります。以下のリストは今まで特に効果があったもので、このリストに入れる種類は毎日のように増えています。

芳香族炭化水素	航空燃料
ブレーキオイル	原油
軽油	各種石油類
ガソリン	暖房用の油
油圧油	炭化水素系のドリル液
モーターオイル	油性ペンキ
トランスミッションオイル	絶縁油

吸油性ポリマーのアクアＮ－キャップは超軽量の顆粒状パウダーでほこりが立つことがありません（ダストフリー）でクリーンルームの中の油がこぼれた場合にも使用されています。生物学的には不活性なものです。マイクロカプセル封入された油の流出物はほとんど瞬間的にその危険性は軽減されていきます。

アクアＮ－キャップは米国政府の油の吸収や封印の漏出基準に適合するか、それ以上のものを持っています。油を封印したアクア　Ｎ－キャップは長期間、水上に浮かびます。

アクアＮ－キャップは水上、陸上かを問わず油のこぼれ出たものの上にかけるだけで炭化水素化合物（石油類）を半永久的にマイクロカプセル中に封印できるものです。使用後はリサイクルすることも廃棄することもできます。親油疎水性で毒性がなく油水分離のフィルターとしても機能します。

アクアＮ－キャップの物性

沸点	該当せず
外観	白色の顆粒状
におい	無臭
比重	０．９１
水への溶解性	ほとんどなし
pH	該当せず

アクアＮ－キャップのご使用量は？

アクアＮ－キャップは自重の１０倍の油を吸収しますので、こぼれた油に該当する量を用意します。

アクアＮ－キャップの使用方法について

■こぼれた油、漏れた油にまんべんなく必要な量を散布して待ちます。
直射日光があたらない冷暗所でお子様の手の届かない場所に保管はお願いします。

アクアＮ－キャップのサンプル試験法（水の上の油回収の場合）

以下のような方法でアクア　Ｎ－キャップの試験を行うことができます。
ご用意いただくもの：使い捨て可能なプラスチックのコップ、水、油、アクアＮ－キャップ

試験の手順 １）コップの中に容量の半分の水を入れます。表面に油が行き渡るように油を入れてください。通常は１ｇもあれば十分です。水の上での効果を確認するのであればコップの面に油が必要以上に付着するような注ぎ方は好ましくありません。
２）その上にアクアＮ－キャップを少量取って、振り掛けて油分をマイクロカプセル封入させてください。油を完全に封印する以上に投入されたアクアＮ－キャップはそれ以上反応しないままで白色の状態で水面に残ります。反応後白色のものが出始めたらもう油を吸い終えたということになります。
3）約１５分放置した後、スプーンなどの道具で反応の終わったアクアＮ－キャップを除去してください。通常、アクア　Ｎ－キャップはマット状に固まって数個の固まりになって除去ができます。
4）十分なアクアＮ－キャップが加えられた場合は、その処理後に水面が油でギラギラするようなことはありません。

原産地および販売元

■原産地：アメリカ合衆国
■総輸入発売元：
名東化製株式会社
〒464-0850 名古屋市千種区今池五丁目６－１１
電話 : 052-731-1396
FAX : 052-741-0782