クリアーパージとは？

今日の大競争の状況下では工場の稼働率を高めることとより多くの切り替えを短時間にすることが必要です。勝ち抜くためにはコストの削減と効率のアップが必須になります。クリアーパージはこの目的に最適な商品で「より良く、より速く、より安く」をお約束します。クリアーパージはパージと保守の費用を最大で９０％までカットすることができます。

プラスティック成形加工業の皆様にとって大量のスクラップを出したり、既存のパージ剤を使っての方法で出てくる利益につながらない無駄な時間を出したりすることはもうできません。

クリアーパージは生産性を向上させ、品質を高めて、コストを下げて結果的に売り上げ向上に貢献します。

クリアーパージは他の商品にない極めてユニークな物理的な効果と化学的な効果の組み合わせです。洗浄効果があがることにより、スクラップとパージに要する時間、労務コストを削減して、分解して清掃する回数を減らしていきます。クリアーパージの持つ化学的な特性は浸透剤、浸漬剤として機能してポリマーの分子構造を変えて素早く完全に金属の表面から不要な炭素系の化合物の付着を分離して樹脂が機械の中から不要なものを全て取り除くようにします。

クリアーパージは速くて簡単に使えるように開発してあります。使用説明に従っていただければ、特別な訓練やトレーニングは必要ありません。数オンスの本剤を樹脂の中に入れて数秒浸した上でパージしてください。驚くような結果が得られます。

クリアーパージを使うメリットは？

１）クリアーパージは環境にやさしく、ご使用になる方々も安全です。芳香族系の溶剤、アンモニア、揮発性有機物は含んでいません。地下水にも安全で毒性がなく悪臭も出しません。
２）クリアーパージは全ての種類のプラスチックの成形機械に問題な樹脂の付着物、炭素系化合物の付着物を落とし、速く使用が簡単だけでなくコストを削減するパージ方法として開発されました。
３）クリアーパージは廃棄物の処理コストを劇的に下げて定期保守点検の間隔を長くし作業の中止時間を削減しパージを含む保守点検のコストを最大で９０％削減します。クリアーパージの所用時間はわずかに数分です。他の方法と比べてみてください。
４）クリアーパージは樹脂の種類を選びません。配合は極めてユニークで浸透剤、浸漬剤として働きポリマー鎖の分子構造を変えて金属の部品上にある不要な付着物を持ち上げて外部に排出します。化学的な力と物理的な力のコンビネーションでパージを行なっていくものは他にはありません。
5）今後お客様が必要なパージング剤はクリアーパージだけです。もうアクリルやその他処理済のペレットを在庫しておく必要もありません。クリアーパージはどのような材形でも使用することができます。ペレットであれ粉末であれスクラップであれ使用が可能です。
6）クリアーパージは、ほぼ全ての熱可塑性樹脂の材料（約摂氏６５度から４２０度の範囲で）で使用が可能です。
7）クリアーパージはブリッジング、カラーリング、スクリューの遅れなどの問題を解消するだけでなく機械の中に何も残していきません。
8）クリアーパージは優れた型とスクリューの洗浄剤であるだけでなく研磨剤でもあります。希釈しないで使用ができます。クリアーパージは洗浄する部分にそのまま注いで、数秒浸した後にきれいな布などで拭き取ってください。
9）クリアーパージは使うたびに素晴らしさを感じさせてくれますし、ユーザーの方々を儲けさせてくれる画期的なケミカルです。

こうしたメリットを活かす用途が、熱可塑性樹脂の色替え、材料替えの際の成形機のパージです。

クリアーパージの物性

外観	明るい色のエマルジョンの液体
臭い	かすかな柑橘系の臭い
沸点	１６０－２０４℃
水に対する可溶性	不溶
揮発物	１５－４０％
氷点	長時間にわたり極端な低温や氷点以下の温度にさらされると 物性が変わったり、失効する場合があります

クリアーパージのご使用量は？

使用前にクリアーパージのボトルをよく振ってください。
新しく入れる製品の樹脂（ペレット、パウダー、スクラップなど全て使用可）とよく混ぜてください。
混ぜる比率は１ｋｇの樹脂に７０ｍｌのクリアーパージを混ぜてください。ペースト状になります。
混ぜたものを全部、機械のフィードホッパ－に注いでください。
＊クリアーパージの量はしつこい汚れや残留物の場合は１ｋｇの樹脂に対して最大で１４０ｍｌまで加えるように増量して混ぜ合わせてください。
＊粉末を用いる場合は１ｋｇの樹脂に対して９０ｍｌのクリアーパージを混ぜてください。

クリアーパージの具体的な用途

■射出成形
クリアーパージはスクリュー、バレル、ノズル、ホットランナーモールドなどに付着している樹脂の汚れを除去します。摂氏６５度から４２０度の範囲の全ての熱可塑性樹脂に有効です。
■ブロー成形
クリアーパージはスクリュー、バレル、アキュムレーター、ヘッド、デッドスポット、マイナスのフローの部分、多頭式の機械とダイに付着する樹脂の汚れを除去します。
■押出し成形
クリアーパージはスクリュー、バレル、ギアーポンプ、ダイ、デッドスポット、マイナスフローの部分と多層式ダイに付着する樹脂の汚れを除去します。
■洗浄と研磨
クリアーパージはプラスチックとゴムの金型、ダイ、コンパウンダー、ミキサーの洗浄と研磨にそのまま希釈しないでご使用になれます。樹脂の付着物、離型剤、ゴムの付着物、ワックス、その他の炭素系付着物を除去します。

どんな問題があるときに使用するのか？

■材料変え
クリアーパージをどのような材料の形であれ（ペレット、パウダー、スクラップ）新しい材料に混ぜ合わせるか次回の成形の際に混ぜて完全に不要な樹脂の付着物やそれ以前の残留物を除去することができます。保守点検の間隔はこの成果により長くあけることができ、作業中止の時間は削減されてパージの際のコストは最大で９０％削減できます。
■色変え
クリアーパージをどのような新しい材料の形（ペレット、パウダー、スクラップ）であれ色を変えるときに混ぜて不要な樹脂の付着物やそれ以前の残留物を除去して機械の外に排出することができます。
■縦すじ問題
クリアーパージは縦すじよりおきる返品やスクラップをほぼ完全に解消し生産性と品質を劇的に向上させます。
■黒点（黒ボツ）
クリアーパージは完全に炭素の付着と蓄積を消滅させパージの際には研磨もしていきます。

具体的な使用方法は？

■射出成形、ブロー成形の場合
１）機械の中に入っている前に使っていた樹脂を完全に空にしてください。
２）ご使用前にクリアーパージのボトルをよく振ってください。新しく入れる製品の樹脂（ペレット、パウダー、スクラップ等全て使用可）とよく混ぜてください。混ぜる比率は１ｋｇの樹脂に７０ｍｌのクリアーパージを混ぜてください。
3）最高の結果を出すためにはバレルの容量の３０％増しの樹脂を使っていただくことをお勧めします。（例えば５ｋｇのバレルの容量であれば６．５ｋｇの樹脂の量になります。）
4）リミットスイッチをシリンダーの射出容量の５５％と通常樹脂が溶ける温度に設定してください。クリアーパージは摂氏６５度から４２０度の範囲の全ての熱可塑性樹脂に対して有効です。
5）パージ用の混合物（樹脂＋クリアーパージ）を機械のフィードスピードの７５％でノズルに到達するまで動かし、外部に射出されるまで続けてください。射出された時点で機械を止めてください。混合物が機械全体に行き渡るまで６０秒お待ちください。その後排出してください。
6）スクリューを引っ込めて（５）を繰り返してください。
7）スクリューを引っ込めて（５）を繰り返してください。（これで３度目になります）
8）この時点で機械のパージと洗浄が完了して新しい材料、色に対する準備ができました。

■押出し成形の場合
１）上記の射出成形、ブロー成形のケースの（１）から（３）と同じ事を行なってください。
２）ある種の樹脂は通過することが難しいので混合物を機械に入れる前にプレートやスクリーンを外す必要があります。
3）混合物を入れて通常の７５％のフィードスピードでダイに達するまで動かし、機械の外に押出されるのを確認してください。確認後、機械を止めてください。混合物が全体に行き渡るように９０秒お待ちください。それから機械の中が空になるまでパージを行なってください。
4）押出し成形機はこれで完全にパージされて次の材料、色を押出す準備ができました。

＊注意
クリアーパージは室温で保存してください。低温に長い間さらしたり、凍結させると化学的な物性が変わり効能を喪失する可能性があります。安全性、取扱いやその他の情報はMSDS（物質の安全性のデータシート）をご参照ください。

原産地および販売元

■原産地：アメリカ合衆国
■総輸入発売元：
名東化製株式会社
〒464-0850 名古屋市千種区今池五丁目６－１１
電話 : 052-731-1396
FAX : 052-741-0782