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微生物以外の環境修復分野

米国の原子力発電所、原子力施設で使用されている放射性物質を含む排水と漏水を吸収する吸水性樹脂

ウオーターワークスSP-400

WaterWorks SP-400

オハイオ州マイアミスバーグの実証実験でも結果を出しています

ウオーターワークスSP-400とは?

吸水性樹脂ウオーターワークスSP-400は原子力発電所や原子力研究施設内で発生する高レベルから低レベルまでの放射性物質を含む排水を吸収するための吸水性樹脂です。吸水性樹脂は世の中に多くありますが放射性物質を含む水を吸収して固化し、輸送でき、廃棄コストの削減に貢献できるものはまれです。ウオーターワークスSP-400は1999年にアメリカ合衆国エネルギー省のオハイオ州マイアミスバーグでの放射性物質のトリチウム汚染のマウンド施設での大規模実証展開プロジェクトで使用されて効果が明らかになったものです。 成分はアクリルアミド・アクリル酸共重合物です。粒子サイズは0.8mm±0.2mmです。

waterworks_sp-400
右の顆粒状の樹脂が吸水すると左の容器の中にあるように膨らみます。

ウオーターワークスSP-400を使うメリットは?


1)1999年米国エネルギー省により実証実験が行われ既存品の吸水性樹脂とも比較し優秀な成績を残しています。
2)全米の原子力発電所・原子力研究施設で約20年来使用されています。
3)施設と周辺土壌を放射性物質の汚染から守ります。
4)日本国内でも樹木の移植用の保水剤として約20年間、公共工事を中心にずっと使用され続けてきていますので安心してご使用になれます。
5)温度変化、ケミカルに対する耐性が非常に強いです。

ウオーターワークスSP-400の物性
外観白色顆粒状
比重0.8
粒径0.8mm±0.2mm
吸水倍率自重の500倍
成分アニオン系アクリルポリマー
pH7.0

ウオーターワークスSP-400のご使用量は?

排水50に対してウオーターワークスSP-400が1の割合で使用するのが標準的な使用量です。200リットルの排水に対しては4kgになります。

ウオーターワークスSP-400の使用方法について

樹脂と対応する量の排水を混ぜてください。攪拌することは必要ありません。

アメリカ合衆国エネルギー省の実証実験のまとめ

トリチウム汚染の汚染のマウンド施設での大規模実証展開プロジェクトと
その中のウオーターワークスの試験のまとめ
マウンド施設は、アメリカ合衆国オハイオ州マイアミスバーグに核兵器の研究開発・製造施設として建設されました。米国エネルギー省(DOE)の環境管理計画に基づき、廃止措置及び環境修復作業が 2007 年度末までに完了しています。

放射性物質トリチウム(三重水素)は弱いβ線を放射しながらβ崩壊を起こしヘリウム3(3He) へと変わります。半減期は 約12.33年です。

水溶液固化剤の必要性
大量の低レベルの放射性物質のトリチウム(三重水素)を含む汚染水を移動さし廃棄するために新たな固化剤の技術が求められ1999年当時に入手可能であった既存の吸水性樹脂、セメントとウオーターワークスの比較がされました。

移動と廃棄のための汚染水の安定化は重量の変化や汚染水単独の場合に比べて体積の増加をもたらすことがあります。より効果的な固化安定剤はドラムの中に多くの廃棄物を入れることができ、固化、輸送、廃棄のコスト削減に貢献できます。

技術の概要
ウオーターワークスは特定の条件下でも自重の200倍の吸水ができます。吸水性樹脂は水溶液を吸うだけでなく、無機の汚泥の中にあるある程度の塩分にも耐久性があります。汚染水に加える際も攪拌は不要ですし体積の増加もあまりありません。本品にはほとんど毒性がなく、放射性物質からの影響に対して強い耐性があります。標準的な凍結と解凍の試験にも耐えます。

技術の実証
実証実験は350mlのベンチスケール試験を含めて何段階にも分かれてました。水の量は何種類かの比率により決められました。この段階の結果で55ガロン入りのドラムに53ガロンの汚染水を入れて固化ができることが分かりました。安定したドラムの底からサンプルが採取され、容器の垂直な方向に対して吸収されて固化した状態が均一であるかどうかの確認がされました。最終的に好ましき吸水性樹脂の投入比率で固化されたものは路上における振動と衝撃試験により決めるとされました。

結論
55ガロンのサイズのドラムに53ガロンの汚染水を入れて、重量比で水100に対して吸水性樹脂の比率が1で可能であることが分かりました。マウンド施設側が50:1の比率を求めたのは最終的な廃棄物に対して保守的な考えがあったことと、処分場の方が求めてきた水準が必要な吸収比率の倍であったことによります。ドラムの底に穴を開けて継続的に垂直方向に吸収したものを置いた場合、どのようになるのか確認しました。50:1の比率で吸収した汚染水は振動試験と衝撃試験にも合格しました。50:1の比率で使用した吸水性樹脂の量は8.8ポンドでした。既存品の吸水性樹脂の場合、55ガロンドラムに40ガロンしか固化できず、さらに40ガロン固めるのに200ポンドの樹脂が必要でした。

ウオーターワークスSP-400と他社の吸水性樹脂、セメントとの比較
製品名55ガロンドラム
(約208L)で
固化できる汚染水
固化に必要な時間
(蓋をするまでに
必要な時間)
必要な量その他
セメント25ガロン
(約94.5L)
1日不明1日経過しても一番上
の部分はまだ固まって
なく吸収材を使う。
他社吸水
性樹脂
40ガロン
(約151L)
1時間200ポンド
(約90kg)
微粉末なので作業者が
粉塵を吸う危険がある。
ウォーター
ワークス
SP-400
53ガロン
(約200L)
1時間8,83ポンド
(約4kg)
顆粒状なので粉塵の
問題はない。

原産地および販売元

原産地:アメリカ合衆国
総輸入発売元:
名東化製株式会社
〒464-0850 名古屋市千種区今池五丁目6-11
電話 : 052-731-1396
FAX : 052-741-0782

お問合せ 名東化製株式会社  Tel:052-731-1396 Fax:052-741-0782