弊社が貢献できるのは次の2分野です。
■放射性物質で汚染された土壌、排水、機器の除染、浄化、改善
■塩害土壌の早期の修復
製品は、次の4種があります。
■BFLバイオ サーファクタント |
金属イオン(放射性物質を含む)と結合し、除染、分離、浄化を可能にします。 |
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■ウオーターワークス SP-400 |
約20年来米国の原子力発電所、原子力研究施設で用いられ高レベルから低レベルまでの放射性物質を含む水を吸収する専用の吸水性樹脂です。 |
■フィックス | 塩害改良剤で水で希釈して散布することによりフミン酸のキレート効果で土中の塩類の移動を促進し、根圏での塩類の集積を抑制します。 |
■ソルトラッド | 塩害改良剤で可溶性のカルシウムを使い、土中のナトリウムをカルシウムで置換することにより、過剰なナトリウムを排出します。 |
1BFLバイオサーファクタントの提案
微生物が作る界面活性剤はバイオサーファクタントと呼ばれています。いろいろな種類があります。その中でBFLバイオバイオサーファクタントの物質名はラムノリピッドです。ラムノリピッドは石油タンクの洗浄などに用いられていますが、もう一つの大事な性質は水中や土中のプラスに荷電した金属イオンと結合して分離することです。放射性物質の中でプラスに荷電したものとも同様に結合します。
金属イオンと結合する研究は米国のアリゾナ大学をはじめ世界各地で進められています。今回の汚染水の場合の想定される処理としては、タンクの中にラムノリピッドを投入後、ばっ気(エアレーション)をしますと泡の中に放射性物質を含む金属が濃縮されて水面に上がります。この泡を回収することで水中の放射性物質の量を減らすことができます。その後、改善された汚染水はリサイクルが可能になります。泡となって回収され濃度の高まった放射性物質は米国の原子力発電所で使っている専用の吸水性樹脂のウオーターワークスSP-400に吸わせることができます。
放射性物質を含む土壌に使用した場合、結合したラムノリピッドはその場から分離をすることが可能です。さらに放射性物質で汚染された機器の除染にも使用が可能です。
ラムノリピッドなら海水であっても問題はありませんし、油分は簡単に乳化していきます。既にこの製品は商業生産され国内では土壌汚染を中心に使用されています。天然の微生物が作るものですから、ほとんど環境に負荷をかけることもありません。再生可能な資源から製造が可能で生分解性もあります。作業者の安全性も大幅に向上させます。今までの方法に組み合わせることによりさらに改善が進むものと考えます。
2吸水性樹脂ウオーターワークスSP-400の提案
ウオーターワークスSP-400は米国内の原子力発電所、原子力研究施設で約20年来、高レベルから低レベルまでの放射性物質を含む廃水を吸収して敷地内の汚染防止の清掃や土壌汚染の防止に使用され放射性物質の拡散とダメージを防止しています。水と異なり吸水性樹脂に入った水は簡単には蒸発しません!今後の放射性物質の拡散を少しでも減らすためには水に含まれているものを吸水させて除去していくのが最適と考えます。米国内では多くの原発メーカーや関連企業で優れた機能が認定され使用されています。放射性物質を固めるものとしてセメントの代替品になっています。弊社は農園芸用、緑化工事用でウオーターワークスを20年近く国内で公共事業を中心に販売しており安心してご使用になれます。
原子力発電所、研究施設用の吸水性樹脂としてウオーターワークスSP-400をお勧めします。
3フィックスの提案
フィックスはこれまで日本では、ゴルフ場の芝の肥料による塩害の改善に用いられてきました。ゴルフ場の場合芝はそのまま生きていますし。芝を活かしながら短期間で改善するのが求められる条件です。フィックスを使用することによりフミン酸のキレート効果により土中の塩類の移動がしやすくなり、さらに根圏の塩類の集積を抑えるように機能します。主成分は肥料的に効果のあるフミン酸で植物の栄養になるだけでなく、土壌微生物の活動も回復します。
津波のケースですと油と重金属の汚れも入りますが、その際はBFLバイオサーファクタントを併用すると、油の汚れが除去できます。油がなくても、バイオサーファクタントとフィックスの併用法はそれぞれの効果にメリットがあります。さらに大規模な工事を必要としません。
散布は雨の降る前にするのがベストです。
4ソルトラッドの提案
カルシウムで過剰なナトリウムを置換していくという機能で改善していく方式は農水省の考えに近いものがありますが、違いは本剤の場合、カルシウムが可溶性ですぐに利用できるところにあります。さらに土壌のpHも上昇させることはありません。成分の一つのフルボ酸は植物の生育に役立つ成分です。炭酸カルシウムを使用する方法は、まず水に対する溶解性の問題があります。散布してもイオン化しないと置換ができません。さらに土壌のPHの上昇が炭酸カルシウムの使用により起きると、鉄、亜鉛などの微量栄養素の吸収がしにくくなります。基本的に水で希釈して散布します。大規模な改修工事を必要としません。散布は雨の前にするのがベストです。