排水処理の際の汚泥のバルキングとは何か?

汚泥のバルキングの定義とは何でしょうか?活性汚泥槽の中で汚泥/バイオマスが過剰な体積となり適切な沈降が起きなくなり極端な場合は最終の沈殿槽が過剰な浮遊物であふれる現象を言います。別の表現をしますと、活性汚泥法では後段の沈殿槽で処理水を得るのは皆さんご承知のところです。しかし固液分離が十分にできない状態のバルキングがおきると沈殿槽で汚泥が流出するキャリーオーバーが発生します。活性汚泥槽の処理が継続不能の状態になります。

さらに具体的にいうとどのような状態でしょうか?

(1)SSVI(Stirred Specific Volume Index 撹拌比容積指数)が150ml/gより大きい場合を指します。

150ml/g以下=良い沈降

250mg/g以上=悪い沈降と考えます。

(2)汚泥の沈降が遅い。

(3)汚泥が濃密な状態にならない。汚泥が分離、解体している。

(4)汚泥が大量の糸状菌を含んでいる。

(5)最終的な処理水のBODの数値が高い状態にある。

バルキングには糸状菌由来のものとそうでないものがあります。弊社が改善提案として皆様にお奨めするのが糸状菌によるバルキングを改善する微生物剤BFL5050BCです。バルキングにお悩みの皆様、この機会にご検討いただければ幸いに存じます。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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