現実の世界で保水資材の吸水性ポリマーを使い、植物、作物の生産性がどれくらい改善されたのか?

具体的に植物の生産性がどれくらい向上したのか例を挙げて欲しいという依頼が来ております。古い資料で恐縮ですが、1998年にアメリカのPenn State University(ペンシルバニア州立大学)でトマトを中レベルという干ばつの時期に保水資材のウオーターワークスの効果を調べるテストを行いました。

1エーカー(約4000㎡)でそれまで15トンのトマトが収穫されていた土地で、ウオーターワークスを使用したら、これが驚いたことに50トンに増加したようです。これは変ではないのかということで、公的な機関の検査も入ったようですが、方法に特に問題はなかったということです。これは、良すぎるかなと私も思いますが、彼らの言う、他のケースですと8-22%の向上は我国の別の期間でも確認しました。メーカーによりますと8%の向上は、ほぼどの作物でも可能であるということです。ウオーターワークス自体は土中で数年は有効です。そのコストをどう考えて使用されるのかということになりますね。ご参考にしていただければ幸いです。

植物用の保水資材、保水剤をお探しの皆様、この機会にウオーターワークスをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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植物や作物の保水資材の吸水性ポリマーを使いどのように生産性が向上するのか?

植物の水枯れ、水不足の対策として使用される保水資材の吸水性ポリマーのウオーターワークスを弊社は1990年代初頭より我国でずっと取り扱っている会社です。ウオーターワークスは吸水性ポリマーですから水を吸いますが、水だけでなく水溶性の肥料、栄養分、その他のケミカルも取り込み土中で無駄に流失することを防ぎます。

根の周囲に水分だけでなく肥料の成分も常時保持していますので吸収が驚くほどの効率に改善されます。大体、25-50%の削減が可能であると言われております。肥料やその他のケミカルの使用量の削減がかなりできます。

直接的なメリットとしては、

  • 散水は50%まで削減、カットできます
  • 浸透によるロスは90%ほどの改善ができます
  • 肥料は25-50%削減することが可能です
  • その他のケミカルは50%までのカットが可能です

さらに間接的なメリットとしては、

  • 灌水、給水設備の保守・メインテナンス費用が削減できます
  • 作物、植物の生産性が向上できます
  • 作物、植物の生存率が向上します
  • 土壌の汚染を防ぐことができます(例えば窒素成分による汚染)

農業、林業、造園緑化の分野で保水資材をお探しの皆様、この機会にウオーターワークスをご検討ください。既に20年以上、継続して我国で使用されています。皆様のお問い合わ心よりお待ちしております。

 

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排水処理の硝化が悪化した場合の、すぐにできる改善方法

排水処理の中で硝化が悪化する場合があります。硝化細菌はもともと環境の変化に弱く、バイオマスが出来上がるのに時間がかかりますが、壊れる際にはきわめて短時間で壊れます。一度立ち上げてからバイオマスが安定するまでに硝化細菌の場合は2か月程度要する場合もあります。

悪くなった際にまず改善すべき点をいくつか挙げます。

(1)DO(溶存酸素)

溶存酸素は2.0mg以上になるようにお願いします。DOが低いと硝化は停してしまいますので。

(2)pH

pHは7.2から9.0の範囲内に調整してください。酸性のpHですと硝化が阻害される傾向に向かいます。

(3)水温

ベストの水温が30℃くらいです。調整が可能であれば、この近くの温度になるようにしてください。低すぎても高すぎても硝化は阻害されます。

(4)有機物の分解の促進

硝化の抑制物質としてアミン類、窒素を含む有機化合物があります。こうした抑制物質が十分に分解できていないと硝化は阻害されます。ですから、これらの要素を分解する微生物のために、栄養のバランス(窒素、リン)を良くすること、pHを調整するなどしてください。

弊社には様々な微生物剤があります。硝化細菌のニトロソモナスはBFL5800NTの品番で販売しています。硝化でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

 

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植物用の保水資材としての吸水性ポリマーがどのよう形で水不足の対策になるのか?

弊社の植物用の保水資材で吸水性ポリマーのウオーターワークスは植物専用に作られた吸水性樹脂で、水を吸ったり出したりを繰り返し、使い捨てでないものです。水不足に対してはどのように土中で役に立つのでしょうか?

吸水性ポリマーは水を吸い、精製水では自重の500倍、雨水では400倍、水道では300倍ほどの水を吸います。これで土中に水が蓄えられます。ウオーターワークスの場合はただ蓄えるだけでなく植物の根と土中の水との間のイオン交換も促進します。根との親和性がきわめて高いために根はいつでもポリマーの中に蓄えられた水を利用できます。

土や気候に関係なく水分を蓄えて水や高温による植物のストレスを劇的に緩和します。さらにいつでも水分が利用できる環境が作られることにより種子を土に散布した場合の発芽が促進され、それだけでなく根も強く繁茂できます。

ウオーターワークスは土中で少なくとも数年、水を吸ったり、出したりします。ポリマーが土中で膨張したり、収縮すると土中に隙間ができて通気性が良くなり、植物の成長が促進されます。

こうした元々の水不足を改善する機能が、発芽の促進、通気性の改善、水不足と過剰な水の両方の水ストレスから改善することににより、植物の成長は20-40%改善されます。

植物の水不足、水分ストレスに対応する保水資材をお探しの皆様、この機会にウオーターワークスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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石油を固める吸油性ポリマー

石油を固めるという用途のポリマーがあります。弊社が想定している用途は、何らかの原因で工場や施設内にこぼれたものを回収するという用途で、タンクに大量に残ったものを吸収することではありません。タンクに残ったものは現在ある様々な方法を使い、リサイクルなど様々な方法の処理が考えられます。

弊社の考えているのは工場の施設内で漏れ出たものを回収して廃棄するような場合や、水の上に浮いているものの回収です。弊社の吸油性ポリマーのアクアN-キャップは親油疎水性で油のみ選択的に吸い、水は吸いこみません。少量の油が床にこぼれたり、施設内の水路に出た場合の処理方法として極めて的確なものであると考えております。

石油を固める素材をお探しの皆様、この機会に弊社の吸油性ポリマーのアクアN-キャップをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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機械油の不溶化に関して

機械油の不溶化はどうしたらよいかという質問をよく受けます。文字通りの意味と解釈して油を閉じ込めて出てこないようにするとすれば、弊社の取り扱いの製品であれば2つあります。

一つは液体のシリカをこぼれた上にスプレーしますと、油がシリカの中に封入されて瞬時に固まります、砂のような状態になったものをさらに固めて廃棄することになります。これが液体の製品のテラキャップを用いる方法です。

もう一つは、吸油性ポリマーという油を吸うものを散布して、油そのものをポリマーに吸わせるというやり方があります。こちらは特に有効なのが油が水に浮いた場合です。弊社のポリマーのアクアN-キャップは親油疎水性で水は一切吸わず、油のみ選択的に吸い込みます。水に浮いた油に散布した場合は油のみ吸収して水にずっと浮かんでいます。床にこぼれた油の場合も、油の上から散布すれば、自重の10倍の油を吸収してゲル状になります。

不溶化ということで皆様の用途がどこにあるかにより、どちらを選択するかが決まります。機械油の不溶化について関心のある皆様、この機会に弊社の製品を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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排水処理の硝化が上手くいかない、調子が悪い場合の調べる項目はどこか?

硝化槽あるいは曝気槽の中での硝化の調子が悪くなることがあります。アンモニア態の窒素があり、硝酸態窒素がほとんど増えていない場合、硝化は起きていません。硝化の調子が悪い場合調べる項目は以下のようなところがあります。

(1)pHの数値

pHの数値が酸性の方に強く傾いているような状態では硝化は進みません、pHに関しては7.2-9.0の範囲で動きます。6.5以下になるとかなり抑制されます。

(2)DO(溶存酸素)の数値

硝化を進めるためには十分な溶存酸素が必要です。2.0mgを越えているのが望ましいです。1.0mg以下になると、硝化はかなり抑制されますし、0.2mg以下ではほぼ停止します。

(3)硝化の抑制物質が入っていないか?

硝化を妨げるケミカルのグループには次の5つのグループがあります。

チオ尿素

チオイソシアネート

アミン

フェノール

窒素を含む複素環式化合物

塩素系溶剤は強烈に硝化を妨げますし、多くの有機窒素化合物もその存在は硝化の妨げになります。さらに以下の、金属も硝化を妨げますので存在のご確認をお願いします。

銅、水銀、鉛、亜鉛、ニッケル

(4)有機化合物の分解が、硝化菌以外の微生物で上手く行っているか?分解が進むための条件が整備されてるか?

有機物を分解するためには、上記のpH、溶存酸素に加えて、微生物の栄養分の窒素とリンがCOD:N:Pで100:5:1に存在していることが望ましいです。

まず、以上の状況の確認をしていただけますでしょうか?改善方法は別のブログで報告させていただきます。弊社の硝化細菌にはニトロソモナスを含む、BFL5800NTがあります。硝化を改善することを考えている皆様、この機会にご検討ください。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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バイオレメディエーションと下水処理に関して

バイオレメディエーションと下水処理ということで何か良いものはありますかというお問い合わせをいただくことがあります。バイオレメディエーションという言葉が出てくるということは何らか微生物を期待してのことだと弊社では考えております。

下水処理施設はどこに行っても立派な施設です。問題は処理の主体となるバイオマスをいかに効率よく立ち上げるかということになります。今までの方法ですと種汚泥をご使用になる方法でしょうか?

産業排水の場合でも問題となるのは施設のバイオマスを立ち上げて安定化させるところではないかと思います。改善策としては最適な微生物剤を利用して、短時間で安定したバイオマスを作ることではないかと思います。

皆様、ご存知のように欧州には様々な水ビジネスを手掛ける、いわゆる水メジャーと呼ばれる企業があります。そうした企業が下水処理のバイオマス立ち上げで使用しているのが弊社の製品の中ではBFL4000SUになります。様々な有機物の効率的な分解が可能です。さらに硝酸態窒素の対策もできます。

バイオレメディエーションと下水処理の観点で何かをお探しの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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VOC(揮発性有機化合物)の微生物による分解に関して

一頃、問い合わせが多かったのがVOCに関する処理でした。結論から言いますと微生物剤により、VOCは問題なく分解ができます。VOCの生物処理は可能です。ご承知のように多くのVOCは水に不溶ですが、微生物が自ら製造するバイオサーファクタントにより水に溶けますし、分解処理は進みます。分解を担う微生物は適した製品が弊社にありますので選択したり、微生物剤を無駄に探す時間は必要ありません。

次の問題は、VOCを分解する微生物剤を活用していかにVOCを処理するかということになります。これはエンジニアリング会社やプラントメーカーの皆様の作られる設備の性能により成果は変わります。

10年ほど前にVOCのバイオフィルターと硫化水素の処理のバイオフィルターをヨーロッパまで見に行ったことがあります。そのずっと前からVOCの対策をしていた欧州は持続的な処理という点で、微生物を使う処理の場合、面白い素材を使っていました。秘密保持の契約があるので詳しくは書けませんが、独自の環境よりの素材ということになりますか。

性能は良いのですが、当時感じた問題点としては装置がどうしても大きくなることです。特にVOC関連は大きくなってました。極端な言い方をしますと工場の横に、工場と同じくらいの大きさの処理ユニットがつくような感じでした。

硫化水素の処理は建設中の下水処理場で観てきました。VOCのケース程は大きくありませんでした。今も問題なく稼働をしているようです。その際の質問として『もう少し小型化できませんか?』と聞きましたら『小型化は日本の得意技だから、そちらで考えたら』という回答が返ってきました。最新の担体とか媒体を有効活用すれば、かなり良いものができるのではと思います。

本ではVOCの生物処理に関していろいろと書かれていますが、欧州では10年以上前からバイオフィルターで生物処理が実際に行われています。弊社のVOCの処理に適した微生物剤としてBFL5900PHがあります。ご検討よろしくお願い致します。

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蒸散抑制剤の有効期間に関して

蒸散抑制剤の有効期間、あるいは有効期限という質問を受けますが、回答は2種類あります。弊社の場合ですと希釈前の濃縮液と水で希釈した後の希釈液のケースの2つに分けて回答ができます。希釈した後は散布後、どれくらい有効かという回答をします。

まず濃縮液ですが、水を加えていない濃縮液のポリマーは非常に安定しており、直射日光のあたらない、いわゆる冷暗所であれば数年間は効力を失うことなく問題なく保存ができます。

もう一つのケースの水で希釈した場合ですが、弊社の蒸散抑制剤のアンチストレスは葉の裏側の気孔がある部分を中心に散布します。散布後は紫外線などにより、45日から60日で自然に分解をします。これは本剤に強い生分解性があることによります。

植物の種類により希釈率は様々に変えますが、スタンダードは1:40くらいの希釈割合です。次に希釈したものがどれくらい持つのかというご質問がありますが、食品のケースと同じで希釈したものは、できるだけ早く使いきっていただく必要があります。薄めた状態というのは濃縮液に比べれば不安定な状態ですので。

暑いとき、寒い時、風の強いときなどの植物がストレスを感じやすい場合の蒸散抑制剤をお探しでしたら、この機会に是非、弊社のアンチストレスをご検討ください。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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