排水中のアンモニアを生物酸化し水中より除去処理するだけでなく
ガスの処理も可能な硝化細菌ニトロソモナスを含む微生物剤

ＢＦＬ５８００ＮＴ

ガススクラバー、バイオスクラバー、バイオフィルターに最適です

多くの産業の排水の生物処理の中、特に公共下水処理を通じて二酸化炭素と水に次いでアンモニアが大量に出てきます。アンモニアは非常に低濃度であっても魚類や水生生物に毒性があり富栄養化にもつながる成分ですから最終的に放流する前にアンモニアを除去することは極めて重要でが、アンモニアの除去は難しいのが現実です。

この除去プロセスは硝化として知られておりアンモニアを酸化する過程を含みます。このプロセスは硝化細菌という特別な微生物により行われます。硝化細菌は排水処理をするその他の微生物と比較すると成長のスピードが非常に遅く周囲に存在する各種のケミカルに対しても敏感に反応します。ですから硝化作用は簡単に失われますし一度失われれると回復は時間がかかりますし困難です。こうした状況下での革新的なアプローチというのがＢＦＬ５８００ＮＴのような活発で有効な硝化細菌を投入することです。

ＢＦＬ５８００ＮＴとは何か？

ＢＦＬ５８００ＮＴはニトロソモナス種の微生物を含む特別に配合された製品です。こうした微生物は硝化の第一ステージであるアンモニア（ＮＨ３）を亜硝酸（ＮＯ２）に酸化するプロセスを担当します。硝化過程は進行を妨げる要因が各種あります。全体の流れが上手く行かないと硝化過程が大変遅れるか完全に停止します。ＢＦＬ５８００ＮＴは加えられるとすぐにアンモニアを分解し始める微生物を含みます。これらの微生物は既存のバイオマスと共生し全体の効率を改善しプラントは急速に回復します。硝化細菌の排水処理中の成長は非常に遅く活性の高い強い微生物剤を投与することが重要で、そういうことにより非常に速く硝化が始まります。

硝化細菌はＣＯＤ，ＢＯＤの改善が十分に行われていないと活動できません。多くのケミカルに対して非常に敏感ですからＢＦＬ５８００ＮＴを投与する前に、その他のＢＦＬシリーズを投入して毒性のあるものを取り除くことが必要です。

ＢＦＬ５８００ＮＴの使用に適した主な用途

■プラントの立上げ、スタート
■プラントの再立上げ
■活性汚泥がかなり老朽化した場合
■ショック療法
■アンモニアが過剰な負荷になっているとき
■排気ガスの生物処理（バイオスクラバー用、ガススクラバー用）

ＢＦＬ５８００ＮＴは害のない天然の微生物を使用して環境が受け入れることができるようにアンモニアを効率よく酸化します。

ＢＦＬ５８００ＮＴが使用可能なシステム

■活性汚泥法
■ＢＡＦＦ
■純酸素法
■オキシデーションディッチ（ＯＤ法、酸化溝法）
■曝気されたラグーン
■ガス（気体）の生物処理を行うガススクラバー/バイオスクラバー/バイオフィルター

ご使用方法

ＢＦＬ５８００ＮＴは摂氏４－６度で保存されている有効な微生物も含みます。ですからシステム中に投入する前に商品の中の微生物を周囲の環境に馴染ませることが重要です。適切な容器の中に約３０℃のぬるま湯に必要な量の本剤を投入することにより可能です。本剤の量１に対して１０のぬるま湯を加えてよくかきまわし投与前に約１時間放置します。（注意：この間エアーをかけた方がいいです）このように準備を十分にした微生物溶液を速やかにプラント中の曝気している部分の前に投入をします。例えば排水管、ポンプ水槽、汚泥の返送ラインなどです。皆様の状況はそれぞれに違いますので事前に状況を調査して評価して微生物の投与計画を作る必要があります。弊社がそのお役に立ちます。具体的なＢＦＬ５８００ＮＴの投与方法に関してはお問い合わせください。