メタン発酵の第一段階の有機物を酢酸にすることを効率化し
別の嫌気性微生物による第二段階のメタン生成の改善する微生物製剤

BFL4400AN

通性の生物処理が幅広い有機物を単純な有機酸にします

メタン発酵の過程は二段階に分かれます。第一段階（フェーズ１）と第二段階（フェーズ２）になります。第一段階では排水中の有機物が単純な有機酸の例えば酢酸やプロピオン酸に変わります。これは酢酸生成(acetogenesis)と呼ばれる過程です。第二段階ではこうした有機酸がメタンに変わります。この過程の一部がメタン生成(metanogenesis)という過程です。第一段階でできる有機酸は第二段階が効率よく動くための栄養源になります。第一段階は通性の状態でも進めることは可能ですが、第二段階は嫌気状態でしか機能しません。多くの場合、第一段階の成果が十分でないために第二段階でのメタン生成に問題がありました。

BFL4400ANとは何か？

BFL4400ANは厳選された天然の微生物群のブレンドで広い範囲の有機物を効率よく単純な有機酸に変えることができます。これは通性状態で行われます。排水中のタンパク質、炭水化物や脂肪はこのように変わり第二段階での栄養源となります。
通性状態で動くBFL4400ANの微生物は急速に成長し,支配的なバイオマスを形成します。これらの微生物は有機物を有機酸にするのに必要な十分な範囲の酵素を生産することができます。これらの微生物は既存のバイオマスとも調和して機能し、メタン生成と最終処理水の水質の早期の改善の両方の効率が向上します。

BFL4400ANの使用に適した主な用途

■新規の嫌気処理の立上げ・スタート時
■再立上げ
■過剰な負荷の状態にある施設
■処理水の品位が基準を満たさない場合
■ショック療法
■臭気の対策
■メタンの生成が悪い場合
弊社は極めて画期的に効率の良い方法で有機物を単純な有機酸に変えることにより排水の様々な問題の環境改善のためのバイオテクノロジーの力を提供します。BFL4400ANの選び抜かれた微生物群は全て自然界の微生物で有害性がなく有機物を単純な有機酸に分解し、非常に効率よく環境にやさしい方法でメタン発酵する過程を改善します。

BFL4400ANが使用可能なシステム

■嫌気的分解
■嫌気的な池、ピット、タンク
■通性的な池、ピット、タンク
■嫌気的汚泥の安定化
同一祖先を持つ遺伝子が平衡な個体群は単一の純粋培養が行われた上で収穫がされてシリアルベースの上に安定化されて、その後ブレンドされて最終製品になっています。全ての生産プロセスは厳密な製品管理・Lot管理のもとに生産・配合されています。

ご使用方法

微生物剤はシリアルベースに安定固着させた形になっていますのでご使用に際しては水を加えて再活性化する必要があります。決められた分量を適切な容器の中のぬるま湯（約摂氏30度）の中に加えてください。本剤１に対してぬるま湯１０の割合でお願いします。そしてよくかき混ぜた上で一時間放置して微生物を活性化させてください。そして施設内の分解している部分の前に投入していただくようにお願いします。皆様の状況はそれぞれに違いますので事前に状況を調査して評価して微生物の投与計画を作る必要があります。弊社がそのお役に立ちます。具体的なＢＦＬ４４００ＡＮの投与方法に関してはお問い合わせください。