工場内で嫌気状態で硫化水素などの硫化物を含む排水を、嫌気状態で生物酸化して無害な硫酸塩にする方法

工場内で蓄えてある排水が短時間のうちに嫌気状態の中で硫化物を生成することがあります。代表的な硫化物が硫化水素です。既にタンクの中にある嫌気状態である硫化水素を嫌気状態で生物酸化して無害化、無臭化することは可能です。

弊社の提案は微生物剤のBFL5700SOと硝酸ナトリウムをタンクの中に投入することです。微生物剤と硝酸塩は水に溶いて入れます。微生物は粉末の状態では休眠状態ですので投入の4-5時間前に硫化水素を含む排水を入れた小さな密閉された容器を用意して硝酸ナトリウムとBFL5700SOを入れて再活性化した上で投入すると効果的です。嫌気状態の処理が前提でばっ気はしません。

必要量の硝酸塩を入れて撹拌する程度でいいです。発生する窒素ガスを放出する排気口はついていた方がいいです。生物酸化ですから硫化物は硫酸塩になります。この場合、生成する硫酸塩は硫酸ナトリウムになります。

微生物を寝ている状態から起こして準備運動をさせる段階がある方が微生物の効能をより促進します。硝酸塩を使って硫化水素の酸化ができる微生物剤BFL5700SOの機能は非常に役に立ちます。

硫化水をはじめとする硫化物の処理でお悩みの皆様、この機会に微生物剤のBFL5700SOの使用を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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排水処理のセラミック膜の膜ファウリングの改善の提案

排水処理の中でセラミック膜は高い耐性と強度を持ち、溶剤、油、様々な化学薬品を含む排水に使用が可能で、高い信頼性と10年を超える寿命があり、廃棄される膜はセラミック原料としての再利用が可能な環境にやさしい素材です。さらに電気使用量も少なくて済む非常に魅力的なものです。

問題は膜ファウリングという簡単に言いますと、つまり、膜が目詰まり、破断を起こすことが起きることです。膜処理において時間の経過とともに付着物質が膜の表面に累積したり、透過、流路を閉塞させることがおきます。高度な処理水を短時間で得ることのできるセラミック膜ですが膜ファウリングになると膜透過性能の低下が問題になります。

膜のファウリングを起こす原因物質としては炭酸カルシウム、硫酸カルシウムなどの無機塩類、シリカ、水酸化鉄のような無機性のコロイド、タンパク質などの有機性コロイド、溶解性の有機物、付着する微生物、懸濁物質など様々です。

膜のファウリングを改善する方法としては物理的な改善方法としては、逆圧洗浄(逆洗)という方法で目詰まりを改善したり、高圧水洗浄で表面に付着するものを取ることがあります。もう一つ、薬液洗浄と呼ばれる次亜塩素酸ナトリウムやクエン酸などを使って洗浄する方法があります。

こうした今までの方法で除去できないケースがあります。弊社の提案する改善方法は、原因になる物質を十分に分解する微生物のバイオマスを確立させることです。微生物が分解可能なのは有機物ですが、有機物の中でも弊社が注目しているのは特に界面活性剤と油です。こうしたものを十分に分解する微生物が中にいますと膜のファウリングを改善することは可能です。弊社の微生物剤の中には化学工業の排水に幅広く対応するもの、界面活性剤に対応するものなど皆様のお役に立てるものがあります。

セラミック膜のつまり、目詰まり、閉塞でお悩みの皆様、この機会に微生物を使ったセラミック膜のファウリングを改善することを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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植物用の保水剤で吸水性ポリマーのウオーターワークスは具体的にはどのように使われているか?

保水剤で吸水性ポリマーのウオーターワークスは、自重の300-500倍の水を吸収して土中で水分を吸収したり出したりすることを数年間繰り返すことができますし、根との親和性が強いので、植物の根は吸水したポリマーから直接水を吸い上げることができます。その性質を利用して具体的に何に使われているかというと、一番多いのが国や自治体の公共工事の中の防災林の移植、植栽です。長期間、ポリマーの保水剤が有効であるということと、植栽後は水やりをするのが難しいというところが、用途としては最適です。

皆様のイメージをさらに深めていくために、その他の用途も紹介させていただきます。

(1)園芸分野

学校、職場の花壇、植木鉢の中に入れて使用したり、水やりが問題になる屋上緑化の中でも使用がされております。

(2)緑化工事

防災林の移植の他にも、街路樹、道路沿いの樹木の植栽、移植、法面の緑化にもウオーターワークスは使用がされています。

(3)農業

ハウス栽培、育苗、種子コーティングでウオーターワークスは使用がされています。

(4)芝

日本ではゴルフ場の芝では使用の実績はありませんが、米国を含めた海外では、ゴルフ場での使用が多いですし、フットボールなどの競技場の芝でも使用例があります。さる有名プロゴルファーの設計のゴルフ場で使われていると聞いています。公園の緑化の中でも使用ができます。

皆様の様々な分野で植物用の保水剤をお探しの際は、この機会に是非ウオーターワークスをご検討いただきますようにお願い致します。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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吸水性ポリマーのウオーターワークスは植物の保水剤として他の吸水性ポリマーと違う点

吸水性ポリマーは世の中に多くあります、ほとんどのものが素晴らしい性能を持っています。水、水分を大量に短時間に吸収して離さないという点は特筆すべきところがありますが、使うのが人間でなく植物であったらどうでしょうか?

植物は水は必要なときに必要な分の水分が欲しい訳ですが、吸水して鍵をかけられたようになり出なくなっている水は利用できません。絵に描いた餅です。ウオーターワークスは、樹脂と根の親和性が高く、植物の根は直接、吸水した樹脂の中から水を吸い上げることが可能です。

もう一つ、農業や園芸で使用する場合は、樹脂を長期間土中で使用することが想定されますが、一般的な吸水ポリマーの用途では、何年も使用する状況は想定されていません。植物に使うなら、土中で水を吸ったり出したりを何年もでき、さらに肥料や農薬のケミカルの成分が土中に入っても機能が損なわれることのない物性が必要です。植物自体、根から様々な物質が出ますので、それにも耐えることが必要です。ウオーターワークスならばそうした使い方が可能です。

水不足、水枯れなどの対策で保水剤を検討されている皆様、この機会に弊社の吸水性ポリマーのウオーターワークスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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硫化水素をバイオスクラバーで無害化、無臭化する

10年ほど前にヨーロッパにバイオスクラバーやバイオフィルターの事情を調べるために出張したことがあります。その際にイギリスの下水処理場に寄ったときに観たのが硫化水素を処理するバイオスクラバーでした。現地で入手可能な素材で上手く作ってありました。

硫化水素をはじめとする硫化物は嫌気中で含まれる硫黄分が分解されたり、亜硫酸や硫酸塩が還元されるとできます。硫化水素はそのままにしておくと環境に危険であるだけでなく、取り扱う人、作業をする人にも危険で、施設にも深刻なダメージを与えます。

硫化水素を無害で、無臭にするには硫化水素を生物的に酸化して硫酸塩にする必要があります。そのためにはバイオスクラバー、ガススクラバーが必要です。その中で生物的な酸化を行うためには微生物剤が必要で、それを可能にするのが弊社の微生物剤BFL5700SOです。

実は、硫化水素の問題は、どの施設でも起こる可能性のある深刻なことです。スクラバーで硫化水素の無害化と無臭化を考えておられる皆様、この機会に微生物剤BFL5700SOを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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メタン発酵でガスが思うように出なくて困ってませんか?効率を上げる改善方法を考えてみましょう

カーボンニュートラルの処理で地球温暖化防止に大きく貢献できて、さらに資源循環型の処理としても貢献できるのがメタン発酵です。最近、お問い合わせで多いのがメタン発酵のガスが思うように出ないということです。始める前に想定していたよりも、ずっと少ないので何か改善して効率を上げる方法はないかということです。

まず、すぐに改善できそうな点としては、ジャガイモ、サツマイモなどの野菜の廃棄物を利用して行う場合ですが、嫌気の処理がしやすいように状態を細かく、ペースト状かスープ状にすることがあります。さらに温度の問題ですが嫌気の処理の場合は35℃くらいが最適な温度となるようです。

メタン発酵を構造的に改善となると、処理のプロセスの改善です。メタン発酵には酢酸生成期とメタン生成期があります。微生物剤の投入で改善ができるのが酢酸生成期の効率を改善することにより、次のメタン生成期の効率を上げることです。有機物を酢酸にするのを促進するのが弊社の微生物剤BFL4400ANを添加して改善しましょう”>BFL4400ANです。この改善によりガスの発生が促進されます。メタンの生成のプロセスそのものの改善は難しいと考えます。

メタン発酵で効率を上げて、ガスをより多く出したいと考えておられる皆様、この機会に弊社の微生物剤のBFL4400ANを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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アセトンを含む排水を分解するバクテリアについて

アセトンを分解するバクテリアはありませんかというお問い合わせをいただくことがあります。ご質問の意味は、アセトンを含む排水を分解する意味と解釈しております。溶剤としてのアセトンそのものに入れて分解するようなバクテリア、微生物は私の知る限りありません。

排水の汚れの指標となるBODやCODの数値が極端に高いと、微生物は活動しません。ですからアセトンの分解の場合は排水として存在していることになります。

微生物の場合、分解の対象となるのは基本的に有機物で水に溶けている必要があります。水に溶かすために微生物は自ら出す、界面活性剤のバイオサーファクタントで水に不溶なものも溶かして微生物が分解するための環境を作ります。

微生物は生き物ですから活動できる範囲のpH、温度、溶存酸素のレベルは決まっていますので、それに合わせます。さらに人間同様、食べ物がないと活動できませんので栄養分の窒素とリンをBODを100としたら窒素5、リン1の割合にして調整します。

水温は30℃が好気性の微生物の処理では一般的に最適な温度ということですので、できることならばこの温度あたりでスタートさせてください。

アセトンを含む排水を分解する微生物剤、バクテリアは弊社にあります。BFL5400GCという品番の化学工業の排水に汎用性の高い微生物剤がアセトンを含む排水を分解して浄化します。排水中のアセトンを分解する微生物剤をお探しの皆様、この機会に弊社の微生物剤BFL5400GCを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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池の藻の除去や駆除のためにはどのような方法があるのか対策があるのか?

池に生える藻は、藻にとって条件がよければ、物凄い勢いで増殖します。日当たりが良くて、水中に窒素やリンなどの栄養分があれば、彼らにとっては天国のような状態です。藻を駆除、除去しようと思ったら自然との闘いになります。とりあえず考えられるのは、人力で回収して捨てるという方法があります、池によっては水を抜いて藻を回収している場合もあります。さらに、様々なケミカルを投入して繁茂しないようにする方法もあります。

でもこうした方法は原因の栄養の豊富さというところを改善していませんので、清掃後に新しい水を入れても、極めて短時間の間に藻が復活します。原因を改善しないかぎり終わりのない戦いとなります。

最近、お客様からの情報ですと、地下水が窒素などの成分にかなり汚染されているケースがありますし、雨水として周囲から入る水が周囲の土に含まれる窒素やリンを一緒に運んでくるケースがあります。こうなると一見きれいな水も、藻が生えるための水になっています。

さらに、底まできれいにするケースはいいのですが、水底のヘドロはそのままというケースもあります。この中には藻にとっても栄養分になる多くの物質があります。これも処理をしないといけません。

池の藻を、繁茂する原因から改善して、駆除、除去する、そして同時に水底のヘドロも分解してしまうならば、微生物剤の選択になります。微生物剤が使う栄養分の窒素とリンは藻と共通していますが、微生物の増殖スピードは藻よりもはるかに速いものがあります。微生物が増殖すれば藻には栄養分がなくなります。さらに水底のヘドロですが沈降するタイプの微生物剤を使いますと、ヘドロが自然な形で分解されます。

このような形で微生物を使った藻の駆除と除去は可能です。費用的には決して安いものではありませんが、他の方法の選択ができないケースは多くあります。藻の駆除、除去の問題でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?

藻の栄養分の窒素やリンを奪いつくすタイプの微生物剤はBFLポンドクリーン1です。水底のヘドロを分解するのがBFLポンドクリーン2です。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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吸油性ポリマーの効果の判定方法

吸油性ポリマーは、石油や鉱物油を吸水性ポリマーが水を吸うように吸収します。油を吸う倍率は自重の何倍ということでスタンダードな線が商品説明書には書いてありますが、その倍率で必ずしも吸うことができないのは、吸水性ポリマーの吸水倍率が、精製水、雨水、水道水で異なるのと同じです。

現実の吸油性ポリマーの使い方は床などにこぼれた油を吸い取らせて、ゲル状にして処理をする形です。リサイクルが可能といいながら、大体は焼却処分になっているようです。

弊社の場合、アクアN-キャップという吸油性ポリマーを取り扱っています。成分は熱可塑性のゴムの共重合体で油を吸う物性を持っているものです。標準的なところで自重の10倍の油を吸うのですが、油の種類によっては100%この倍率で吸う訳ではありません。もっと簡単にいうと、合成ゴムで油を吸う物性を持ったものです。

ご使用にあたっては、油の表面に大体の目安の量を取っていただき散布します。白い粒状のゴムが油の色になっていきます。さらに加えていき、表面のポリマーの白の色が変わらなくなった時点が適切な量と考えます。どれくらい待てばいいのかというご質問を受けました。白い色が出てから25分待ってください。これで効果を判定していただければと思います。

現実の世界でありそうで出てないのが吸油性ポリマーです。石油や鉱物油を吸う素材をお探しの皆様、この際、吸油性ポリマーのアクアNーキャップをご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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排水処理の中で活性炭や凝集剤の使用量が増えてお悩みの皆様

排水処理の中で、最終的な放流水の基準を満たすために大量の凝集剤や活性炭をご使用の方々、いらっしゃると思います。生物処理槽(曝気槽)がないということであれば難しいのですが、もし曝気槽をお持ちでしたら改善は可能です。

それは、皆様の用途に合った微生物剤の投入です。pH、溶存酸素、窒素、リンなどの栄養バランスなどが微生物に適正であれば、曝気槽の中で微生物は増殖して有機物の分解が進みます。もし、曝気槽をお持ちで有効に活用されていなかったら、本当にもったいないことをしています。今ある施設を有効に使い、改善するのが時代が求めている方法ではないかと考えます。

微生物と凝集剤、活性炭の一番の違い、分かりますか?微生物は増殖します、要するに子孫を残して増えます。凝集剤、活性炭は自ら増殖することはないです。一度、微生物のバイオマスが確立されて効率があがりますと、活性炭などの使用は減らすことが可能になります。微生物自体に凝集機能があります。

皆様、この機会に皆様の用途にあった微生物製剤の使用を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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