トルエン、キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)を含む排ガスを微生物を使い生物処理して分解する

工場の排ガスに含まれて大気中に放出されるトルエン、キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)は環境にも悪い影響を与えるだけでなく作業をされる方々の健康にも有害な成分です。

排ガスの処理方法に関しては燃焼法、活性炭吸着法、生物処理法がある中で生物処理法は経済性と安全性に優れたものです。問題はトルエンなどのVOCを効率よく分解する菌が既存の活性汚泥槽の中から見つけるのは難しいことです。優れた分解菌を現場より単離する試みは今までにもされていますが安定した商業生産までには時間とお金がかかります。

実際に効率よく分解する菌が安定して商業生産されているならば使ってみたいと思いませんか?実はあります。欧州ではこうした試みが1970年代から繰り返されて、VOCを安定的に分解する菌の生産技術が確立されて、微生物剤として商業生産がされて現場で実績を積み重ねています。

排ガスを処理する場合も微生物を動かすためには排水処理と同様に適切な水分が必要なために、欧州では様々な、場合によっては地域の産物を使った技術の担体とともに用いられてトルエンを含むVOCの排ガスを生物処理用のバイオフィルターとして分解しています。

実際の日本の工場の屋根に上り、排気口から出てくるガスのVOCを測定しますと短時間で驚くほどの改善の効果がみられます。世界で安定した実績を持つVOCの排ガスを分解する微生物剤ですが弊社の取り扱いの品番でBFL5900PHが皆様の期待に応えてくれます。この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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排水処理のばっ気槽(生物処理槽)で微生物剤を使う場合、消泡剤は何を選択するか?

排水処理をしていますと、曝気槽では時として猛烈な泡が発生することがあり、生物処理槽からあふれてはいけないので、泡を消す消泡剤を中に投入します。入れますと、大きく膨らんだ泡が、とりあえず収まります。しかし消泡剤を使う方法は泡の出る原因を根本から解決するものではありません。でも必要です。

時間に余裕がある場合は、泡の出る原因が何か考えて、そこからの解決方法を考えていくべきなのですが、現実はそこまでの余裕はなく、出てきた泡は処理しなくてはいけません。消泡剤を選択する場合、皆さんが気にするのは使うものによっては微生物の動きを邪魔するのではということでしょう。微生物の動きが悪くなれば排水処理ができなくなってしまいますので。

今まで排水処理施設の現場を訪問して様々な消泡剤が置いてあるのを拝見してきました。弊社の微生物剤で今までの経験をお話しすると、シリコン系の消泡剤が一番、微生物の活動に関しては安全なのもではないかという印象を持っています。微生物メーカーに確認しても、推奨の消泡剤のタイプはシリコン系のものでした。皆さんの御選択の際の参考になれば幸いに存じます。

泡の原因は様々ですが、界面活性剤が残留しているような場合は、弊社の界面活性剤を含む排水を分解する微生物剤のBFL5600SSの使用をお奨めします。この機会に皆様の様々な用途での排水処理の改善を可能にする弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

 

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界面活性剤を含む排水を微生物剤を使って分解処理しているときに泡が思った以上に出てきた場合

排水処理の曝気槽(生物処理槽)の中で微生物剤を投入して界面活性剤を含む排水を処理していて、泡が思ったように減らない場合は以下のことを調べてみましょう。

(1)pH

もしかすると微生物の動くことのできる範囲を超えたpHになっている可能性がありますので調べてみてください。微生物は自分たちが動く範囲のpHでない場合、排水中で上手く機能できません。必要に応じてpHの調整をしてください。

(2)栄養バランス

微生物が酵素を作ったり、増殖するためには栄養分が必要で、BODやCODの数値に見合った窒素とリンの栄養分が必要です。今まで問題なく分解できていたから大丈夫だと思っていると、そのバランスが大きく崩れている場合があります。その場合は、窒素やリンの栄養分を補給する必要があります。バランスをみる目安はCODmnの場合、

COD:N(窒素):P(リン)の比率は100:5:1であることが望ましいです。とりあえず、窒素とリンは全窒素、全リンの計測をお願いします。

(3)使用している微生物バイオマスが界面活性剤を含む排水を分解するものとして適切か?

界面活性剤を分解する酵素がでなければ、泡が出続けます。酵素を作るためには栄養分は必要です。

溶存酸素(DO)が不足しているケースは界面活性剤の処理のケースでは少ないですが念のために調べてみましょう。また水温がどれくらいか、調べてみてください。微生物の活動に最適な温度は一般的に30℃くらいです。

界面活性剤を含む排水を分解する微生物剤としてお奨めは弊社のBFL5600SSです。界面活性剤を含む排水の処理でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤BFL5600SSをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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硝酸アンモニウムなどを含む窒素分の多い排水を脱窒する微生物をお探しの皆様へ

排水を通常の排水処理で処理する場合、窒素分が多い場合は処理しきれない窒素分が残ることがあります。通常の活性汚泥の処理、MBRの処理でもBODやCODに対応する窒素が栄養分として消費され余剰な部分はそのまま処理水の中に残ります。このままでは排出できない場合、脱窒という方法で窒素をガスとして空気中に放出します。

脱窒槽は嫌気状態にして、硝酸呼吸をさせて要するにNO3からO2を取って行うということをしますと窒素はガスとして空中に放出されます。問題は、これを行う微生物剤をどうするかということです。弊社の取り扱う微生物剤はそれぞれの用途ごとに様々な微生物剤があり、それぞれの用途で窒素過多になる排水の場合、脱窒に使えるようになっています。

現実を申し上げますと、脱窒を行う場合、BODやCODのレベルが改善されているケースが多いので硝酸呼吸を行う場合の微生物が分解の対象とする有機物を何にするかで微生物剤の選択は2つに分けています。有機物、いわゆる炭素源としてメタノールを使用する場合は微生物剤BFL5400GCで、この微生物剤は元々は幅広い化学工業の排水を対象としたものです。炭素源をショ糖などを利用する場合は微生物剤BFL4000SUの使用となります。この微生物剤は元々、欧州の水メジャーが下水処理場の施設の立ち上げの際に用いている微生物剤です。

皆様の会社で脱窒をお考えでしたら、この機会に弊社の微生物剤を是非、ご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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葉面吸収タイプの栄養剤や肥料を同じように散布しても違いが出るのはなぜ?

同じように散水して葉面吸収のタイプの肥料であるとか植物用の活力剤を散布しても効いているところと、そうでないところの差が出ることがあります。何故でしょうか?同じように葉面にスプレーすれば同じように吸収されたと考えられます。

考えられる第一の原因は植物側のストレスではないでしょうか?ストレスは土の状態の違いにより出てきます。植物にとり主要な栄養素、微量な栄養素がありますが、これが多すぎても、少なすぎても植物にはダメージがあります。同じように散布しても土の内部の栄養状態が違えば、植物のストレスの状況も変わります。ストレスが過多であれば実際の吸収は思ったように行っていない可能性もあります。

もう一つの可能性は、効かない部分に植物あるいは土壌の病害の可能性が考えられます。状況をみて判定するためには、効果のあった場所と、そうでなかった場所の土壌の栄養分などの分析の結果や外観の違いの画像があれば助かります。

弊社の植物の葉面吸収のタイプの栄養剤でお奨めはクロップ+です。葉面吸収の栄養剤をお探しの皆様、この機会にクロップ+をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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吸油性樹脂、吸油性ポリマーを実際に使ったことがありますか?

皆様、吸油性樹脂や吸油性ポリマーというと、どのようなものを想像されますか?紙おむつなどの中に含まれる吸水性ポリマーは皆様、ご存知かと思いますが。似ています。あれほどの吸収率があるポリマーは油の場合は少ないと思います。吸水性ポリマーと違い現物をご覧になった方は少ないのではないでしょうか?

どのような場面で使われるかというと、工場などの床などに油がこぼれる場合がありますが、吸収して除去をする場合や水の上に漏れた場合は水の上に散布してかき混ぜて、ゲル状になったものを除去するという形になります。

弊社のアクアN-キャップ(Aqua N-Cap)は親油疎水性ですから水は全く吸わず、油あるいは水に不溶な溶剤のみを選択的に吸収します。油の場合で吸収の目安ですがポリマーの自重の10倍くらいになりますが、あくまでこれは一つの目安です。こぼれた油にかける場合も、かけるとすぐに白いポリマーの色が油の色に染まりますが一番上のポリマーの色が変わらなくなれば、十分に油は吸収されたことになります。

YouTubeでもアクアN-キャップは英文名で検索していただけると動画があります。油を何らかの形で吸わせて固形化したい方々、水の上の油を除去したい方々、改善の方法がここにあります。この機会にご検討を宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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砂漠緑化の保水材としての吸水性ポリマー、吸水性樹脂に関して

弊社の保水材の吸水性ポリマーのウオーターワークスは1980年代の後半から世界各地の水不足の場所での緑化に使われているアメリカ製の吸水性樹脂です。砂漠の緑化に関しては皆様、様々な情報に接しておられると思いますが、砂漠の緑化というのは夢ではなくて現実のことだと考えております。つまるところ、誰が、何のために、どれだけの資金を負担するかということであると思います。

私は、この製品のメーカーである米国のウオーターワークス アメリカ社の先代の社長で創業者のブルース・ウイルターネン氏に何度も会って砂漠の緑化の話を聞いたことがあります。この製品は中近東で砂漠のような場所であっても緑化の必要な場所では大量に使われて地元の緑化に貢献しているということでした。彼はそのために中東事務所も設けていました。

実際の緑化は保水材とその他のシステムとの組み合わせとなりますが、上手くいっています。厳しい環境の中で30年近い実績を挙げているのがウオーターワークスです。大量の日射量のある場所で、中近東のような砂漠の地帯で日本でするような散水をしますと、土中の塩分を引き上げて地表に持ってきてしまう可能性がありますが、ウオーターワークスを使用しますと土中で、ため池を作るような形になりますので水はそこで止まり、植物の根は必要なときに必要なだけの水分を吸い上げることが可能です。厳しい環境下での長期間の使用が可能で繰り返し使えるタフな吸水性ポリマーがウオーターワークスです。

ウオーターワークスは日本においても20年以上、離島の防災林の植栽工事を中心に使用がされてきています。様々な、砂漠緑化の技術が我国でも出てきていますが、個人的な感想を申し上げますと、日本でも実績を作って海外にも進出して欲しいと思います。日本の離島の環境でも砂漠地帯よりはマイルドな環境です。ここでの使用に耐えることができなければ、砂漠地帯で実際に使うのは難しいと思います。ウオーターワークスは砂漠でも自信を持ってお奨めする吸水性ポリマー、吸水性樹脂の保水材です。水不足が予想される過酷な環境下での植栽をお考えの皆さん、この機会に保水材ウオーターワークスのご使用を検討してください。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

 

カテゴリー: 土壌改良 | コメントする

植物の乾燥ストレスによる過剰な蒸散を抑えて植物をダメージから守るアンチストレス

植物は周囲の環境が急激に変わりますと、大きなストレスを人間同様に感じて、まず起きることというと過剰な蒸散が始まり、結果として萎れや水枯れなどのダメージとして出てきます。

急激な環境の変化というと、温度の上昇と低下、雪、霜、乾燥、強風などがあります。想像以上に何故か蒸散があり萎れます。それだけ植物にかかるストレスが強いということです。樹木や苗をどこからか持ってきて、植え替える際にも、同様に強烈なストレスが加わります。

弊社の推奨する改善方法は、水溶性のアクリルポリマーのアンチストレスを水で希釈して気孔のある葉の裏側を中心に、スプレーして使用します。スプレーをした後は透明な皮膜が植物の上に形成されます。皮膜は生分解性が強くて45-60日で自然に分解します。皮膜が形成されると乾燥などのストレスのある状況下にあっても無駄な蒸散が抑制されまして萎れや枯死の危険性を改善します。

最近、お問い合わせが多い、挿し木にもアンチストレスは使用ができます。挿し木の場合は、根がないわけですから水分が不足する乾燥のストレスがあります。

植物の植栽、植替え、移植の際の乾燥ストレスがご心配な皆様、この機会にストレスによる植物のダメージを抑制するアンチストレスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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排水処理施設の硫化水素を無害化、無臭化する微生物剤のBFL5700SO

様々な排水処理の過程で、嫌気状態ができますとすぐに出てくるのが硫化水素に代表される硫化物です。硫化水素は独特の臭いと毒性があり危険なガスです。排水処理施設の様々な場所で出てくる可能性があります。出てきた場合は、無害、無臭化をする必要があります。微生物を使った生物酸化をしますと、硫化物が硫酸塩となり、無害化、無臭化が達成されます。

これは皆様の排水処理施設の中にあります、バイオロジカルスクラバーをはじめとする各種のスクラバーの中に入れて使用できる微生物剤ですし、処理槽の中に入れて使用することも可能です。ばっ気しながら生物酸化をしていくのが基本ですが、どうしてもやむを得ない事情で嫌気状態で同じような酸化がしたいという場合は、硝酸ナトリウムのような硝酸塩を嫌気の排水中に投入して、硝酸呼吸をさせることにより、硫化水素を無臭化、無害化を可能にします。

排水処理施設の硫化水素の問題でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤のBFL5700SOを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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微生物はバイオサーファクタント(微生物界面活性剤)を作る工場でもあります

微生物は様々な有機物を分解することが可能です。その際に放出するのが酵素ですが、効果を出すためには対象の有機物が水に溶けている必要があります。排水処理の中で分解の対象になるものは、普通の状態では水に不溶なものが少なくありません。この分解を円滑に進めるために出てくるのがバイオサーファクタントです。これは微生物界面活性剤とも呼ばれているものです。微生物は周囲の環境に合わせたバイオサーファクタントも製造しますので、酵素の工場であるだけでなく、バイオサーファクタントの工場でもあります。

これはバイオサーファクタントのタイプにより様々な特性があり、排水処理、土壌汚染処理などの中で活用をします。弊社の取り扱っているBFLバイオサーファクタント(ラムノリピッド)ですと、油との親和性の高さ、金属イオンとの結合が特性で、これを活かした用途に使用をします。その他のバイオサーファクタントト共通する特徴は、極めて生分解性が高いことです。微生物が自ら作るものですから、微生物にも分解がしやすいものです。

少し前になりますが、難分解性の有機物を分解するテストを行った際に、別の槽でその排水を少し入れた槽を作り栄養調整をしてばっ気して、バイオサーファクタントを作りやすくするためにサラダ油とフィッシュミールを入れてバイオサーファクタントでいっぱいの泡を大量に作ったこともあります。この泡の中に難分解性のものを溶かすバイオサーファクタントがありますので。ここまでしなくても大部分の有機物を含む排水は弊社の微生物剤で分解が可能です。

バイオサーファクタントを洗浄、土壌汚染処理、排水処理で使うことを検討されている皆様、この機会に弊社のバイオサーファクタントも検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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