微生物はバイオサーファクタント(微生物界面活性剤)を作る工場でもあります

微生物は様々な有機物を分解することが可能です。その際に放出するのが酵素ですが、効果を出すためには対象の有機物が水に溶けている必要があります。排水処理の中で分解の対象になるものは、普通の状態では水に不溶なものが少なくありません。この分解を円滑に進めるために出てくるのがバイオサーファクタントです。これは微生物界面活性剤とも呼ばれているものです。微生物は周囲の環境に合わせたバイオサーファクタントも製造しますので、酵素の工場であるだけでなく、バイオサーファクタントの工場でもあります。

これはバイオサーファクタントのタイプにより様々な特性があり、排水処理、土壌汚染処理などの中で活用をします。弊社の取り扱っているBFLバイオサーファクタント(ラムノリピッド)ですと、油との親和性の高さ、金属イオンとの結合が特性で、これを活かした用途に使用をします。その他のバイオサーファクタントト共通する特徴は、極めて生分解性が高いことです。微生物が自ら作るものですから、微生物にも分解がしやすいものです。

少し前になりますが、難分解性の有機物を分解するテストを行った際に、別の槽でその排水を少し入れた槽を作り栄養調整をしてばっ気して、バイオサーファクタントを作りやすくするためにサラダ油とフィッシュミールを入れてバイオサーファクタントでいっぱいの泡を大量に作ったこともあります。この泡の中に難分解性のものを溶かすバイオサーファクタントがありますので。ここまでしなくても大部分の有機物を含む排水は弊社の微生物剤で分解が可能です。

バイオサーファクタントを洗浄、土壌汚染処理、排水処理で使うことを検討されている皆様、この機会に弊社のバイオサーファクタントも検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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