水耕栽培、植物工場の配管のぬめりとバイオフィルムの対策にICC

弊社の取扱商品のICCは、特殊な製法で作られたナノサイズの液体銅イオン剤で、用途にもよりますが、1:600000から1:30000ほどの水での希釈をして用います。機械的な攪拌なしても槽の中で均一になるように分散していきます。

水耕栽培や植物工場の中で、溶液が循環する中で配管にぬめりが出たり、バイオフィルムが形成されることがあります。銅イオンにはもともと除菌効果がありますので、こうした状況を抑制して改善することが可能です。

銅イオンというと、水に溶かせばずっと銅イオンの状態が続くかというとそうでもなくて、硫酸銅の場合ですと、確かに銅イオンはできますが、攪拌しないと槽の中でもいろいろなレベルで分散しますし、イオンの状態は1日くらいのようです。キレート化した銅などの商品もありますが、14日くらいと聞いています。

ICCはもっと長く銅イオンの状態を保ちますし、水の中で攪拌しなくても均一になるような分散をします。さらに植物がすぐに微量栄養素として利用もできる形ですので安心してご使用になれます。詳しくはお問い合わせください。

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米国エネルギー省のマウンド施設の複数の場所で吸水性樹脂を使って放射性物質を含む排水を固化する試験の技術的な評価の進め方

米国エネルギー省のマウンド施設の複数の場所(三か所)で行った試験の基本的なアプローチは、それぞれの廃棄物のデータをスクリーニングして観察と評価をして吸水性樹脂ウオーターワークスSP-400クリスタルを使った放射性物質を含む排水の固化試験の成功はどのようなものかを決めて、さらに試験のゴールを決めて実際の現場の放射性廃棄物を含む排水を固化させることでした。データは施設ごとに決められた実験の図表によりスクリーニングがされました。

重要なLSDDP(大規模なデモンストレーションと展開プログラム)の試験の合格の判定基準は米国環境保護庁(US EPA)のペイントフィラー試験(SW-846,Method 9095)でした。なぜならば、この試験方法での合格というのが典型的な廃棄物の処理場であるエンビロケアー ハンフォード(Envirocare Hanford)やNTSが廃棄物を受け入れる基本条件だからです。

全ての施設での重要な目的は、どの投入比率と攪拌の技術がいいのか代表的な方法で小さなベンチスケールテストをした上で、その後フルスケールの固化試験を速やかに行うことを可能にすることでした。ベンチスケール試験は僅かに500mlのサンプルを使って行われ大量の排水を固化する前に可能な投入比率と攪拌の方法を確認しました。

放射性物質、廃棄物を含む排水を固化する吸水性樹脂ウオーターワークスSP-400を弊社は取扱っています。

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暑さや、寒さ、水不足から植物を守るアンチストレスを使い、葉の上にゴミやホコリやチリがたまるのを防ぐ

植物用の抗ストレスポリマーのアンチストレスは半透水性の伸びのあるポリマー皮膜を形成して葉の表面に滑らかな光り輝くように仕上げて、チリやホコリが付着しにくくします。きれいな葉の表面は、より効率のよい光合成を植物にさせます。

ご使用に際しては葉の表面からチリやほこりなどの汚れを取り除いてからご使用になってください。さもないとアンチストレスはこうした異物も含めて覆ってしまいます。

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硝化細菌を含む微生物剤と微量栄養素の関係

金属などの微量栄養素も硝化細菌の動きに影響を与えます。多くの微生物同様に硝化細菌も微量栄養素を必要としています。ニトロソモナスは微量のカルシウム、マグネシウム、銅が必要です。しかし銅は大量にあると毒性が出ます。ニトロバクターは微量のモリブデンを必要としています。

弊社の微生物剤で硝化細菌のニトロソモナスを含むものはBFL5800NTです。

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乳製品などの動物性油脂と界面活性剤を含む排水を微生物で処理

乳製品を製造する際の動物性油脂と界面活性剤をを含む排水を処理する場合、油脂の部分の微生物による処理が進んでも、界面活性剤の部分の分解が進んでいないと面倒なことになることがあります。界面活性剤が残っていますと油脂の部分の乳化を進めて排水が白濁化してきます。さらに界面活性剤が処理水中に少しでも残っていますと泡がいっぱい出てきます。

どちらにしても困ったことになりますので、そういう場合は油脂と界面活性剤を同時に処理してしまうのが良い方法になります。弊社の微生物剤ではBFL5000FGが動物性油脂を分解して、BFL5600SSが界面活性剤を効果的に分解することができます。

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キレート剤が合成キレートか有機的なキレートかによる植物への効果の違い

現在、市場には様々な形の植物に使う造園緑化用のキレート剤というものが出ています。問題は、その作り方が合成のキレートであるか、有機的なキレートであるかどうかが書かれていることがあまりないことです。市場に出ているものの多くは合成のタイプです。

合成キレートの場合、有機的なキレートに比べると栄養分の吸収や植物体内での移動が良くありません。弊社の取扱っているクロッププラスは特殊な製法により作られた有機的なキレート剤です。栄養の吸収と移動を促進して、光合成を活発にして、葉緑素の量も増やします。

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暑さ、寒さ、水不足から植物を守るアンチストレスを観葉植物のつや出し剤に使用する

暑さ、寒さ、水不足などによる植物のストレスから植物を守る抗ストレスポリマーのアンチストレスは観葉植物用のつや出し剤としても使用できます。

アンチストレスは葉の表面に自然な輝きを与えて優れたつや出し剤として働きます。このコーティングは気孔を塞ぐことはありませんが蒸散作用により失われる水分の30-50%を減らすことができます。

完全な保護効果をあげるためには葉の両面にスプレーしてください。つや出し効果をさらに出したい場合は二度塗りを行ってください。一回目が完全に乾燥してから二度目を塗るようにしてください。

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硝化細菌を含む微生物剤と有機物の関係

最近のお問い合わせの中で、養殖場の中で用いる硝化細菌を含む微生物剤はないかというものが結構あります。実際は難しいと考えます。過剰な有機物の存在は硝化を妨げます。有機物の負荷の増大は硝化細菌の活動の急速な低下につながります。これは従属栄養微生物の成長が急速なため、溶存酸素や栄養分などをめぐり硝化細菌は競合に敗れてしまう傾向があることによります。

弊社の微生物剤の中でアンモニアを生物酸化するニトロソモナスという硝化細菌を含むのはBFL5800NTです。

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米国エネルギー省のマウンド施設で放射性物質(放射性廃棄物)を含む排水を吸水性樹脂ウオーターワークスで固化した3つの場所の概要

アメリカ合衆国エネルギー省の施設には濡れた形での放射性の廃棄物があり既存の水分コントロールのプログラムに吸水性樹脂のウオーターワークスの水溶液固化技術を加えることには大きなメリットがあります。エネルギー省の三か所の施設で実際の廃棄物を使って行われた水溶液の固化のデモンストレーションと試験がありました。

三か所とはアシュタブラ環境マネージメントプロジェクト(Ashtabula Environmental Management Project, AEMP)、パンテックス(Panetx)とエネルギー関連健康調査研究所(Laboratory for Energy-related Health Research,LEHR)で2000年1月から9月まで行われています。

三か所の概要は以下です。

(1)AEMP施設
AEMP施設のデモンストレーションはオハイオ州のアシュタブラで2000年の4月に開始されました。1990年代の半ば以降、いくつかの新たな放射性物質を含む排水が確認されてきました。その中にはサニタリースラッジ、PCBを含む泥、排水溝の残さ、施設内の土壌を洗浄した際の残さが含まれます。従来のこうした放射性廃棄物の処理法は、現場で処理する場合も、外部に運び出して処理する場合も高温で脱水する方式でのドラム式のドライヤーかガラス化でした。いくつかのケースでは従来の方法は今まで想定された費用と処理のスケジュールにマイナスの影響を与えてきました。

(2)パンテックス(Pantex)施設
パンテックス施設でのデモンストレーションはテキサス州のアマリロで2000年6月に開始しました。エネルギー省のパンテックス施設では放射性物質と化学物質の汚染物質、こぼれた水銀の汚染水の清掃の際の排水とスラッジの中に混じり合いました。この汚染物質は2000年9月までに更なる処理をするために外部に輸送する必要がありました。

(3)LEHR施設
LEHR施設のデモンストレーションはカリフォルニア州デービスで2000年8月に開始しました。施設へのアクセス、排水の処理、タンク内のスラッジ処理のスケジュールの制限のため『大規模なデモンストレーションと展開プログラム』(
Large Scale Demonstration and Development Program)に参加するLEHR施設に求められるものは安全で迅速、そして費用効率が高く、適正な形で廃棄物を処理することで、それは施設にとり画期的なことでした。

3つの施設の中で使用されたのが吸水性樹脂ウオーターワークスSP-400です。

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ゴルフ場の芝の土が藻の発生により粘性を帯びる際の改善方法

高温多湿などの条件が整えば、ゴルフ場のグリーンに藻が発生します。藻が出てからですがグリーンの土が粘性を帯びてきます。原因は藻が放出する多糖類です。藻の立場からすると水を吸い込み乾燥を防ぐのが目的の生きるための活動です。

藻が生えるのは排水が十分でないことによります。排水が悪くなる原因は藻とも関連しますが土の固化とブラックレイヤーの形成などによります。改善方法としては、土をある程度、かいて排水を改善した上で、微生物剤のBFLバイオグリーンLを使うと粘性を帯びた土の問題は解決されます。

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