高い塩分濃度に耐えて機能する微生物剤

最近、「貴社の微生物剤は塩分何パーセントまで機能しますか?」という質問を受けました。同じことを思っていらっしゃる方々も多いと思いますのでお応えします。10%の塩分にまで弊社の微生物剤のほとんどのものは耐えることができます。ただ10%が長期間に渡ると条件としては厳しいです。

海水の濃度が3.5%ほどです。海水と淡水が混じる汽水域であれば、もっと低くなります。5-6%程度であれば問題なく微生物は動きます。塩分の濃度は産業排水や水産業さらに、土壌汚染の場所などでも関係してくるヨウ素です。塩分濃度が高いところで使う微生物剤を探しておられる方々、弊社の微生物剤がお役に立ちます。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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植物がダメージを受ける低温とは?

庭の中でも芝の種類は分かりませんが通年OKという芝は冬が来ても大きな影響を受けませんが、別の種類は低温になると茶色に変色することもあります。まずは、どれくらいの温度で植物が影響を受けるかをできるだけ正確につかむのが大事です。熱帯性の植物は摂氏0度でもかなりのダメージを受けて茶色に変色します。

上記は植物の内部の問題ですがもう一つの問題は土の凍結の問題です。例えばもみの木は氷点下になって植物の地表面の部分は問題なくても根のある部分が凍結しますと水分の吸収が根からできなくなります。それは大きなストレスとなります。最悪の場合、水が行かなくなり落葉となります。

そのような場合であっても植物用抗ストレスポリマーのアンチストレスで処理しますと植物内部に一定量の水分が確保されますので落葉などのダメージを防ぐことができます。

皆様、ご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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食用の油脂を含む排水は微生物剤で、どこまで分解が可能か?

産業排水の処理の中で問題となるのが植物性油脂と動物性油脂です。排水処理の流れの中では、生物処理槽に入る前にDAF(加圧浮上)などの装置で多くは除去されますが、全部ではありません。

油脂を含む排水をどのレベルまで分解できるかというと、ある一定の条件下では100%に近い除去率となります。弊社には動物性油脂用の微生物剤のBFL5000FG植物性油脂用のBFL5050VFがあります。

意地悪な条件ですが動物性油脂用のBFL5000FGで1%の植物油を含む排水をバッチ式で処理したところ最終的に99.89%分解しています。74.63%が24時間で分解し、3日以内に91.11%が分解されていました。

これは活性汚泥法の数値で、最近の各社様が出されているMBR(膜分離活性汚泥法)の装置であればもっと早く効率良く分解できる可能性があります。

皆様、ご検討宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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排水処理の場合、BODの高いのを徐々に入れるのがいいのか、低いBODのものを設定された処理容量以上に入れるのがいいのか?

排水処理の施設は、1日あたりどれくらいの排水までの処理が可能というような数値は作る時点で決まっています。流入水も想定内、BODの数値も想定内である場合は問題はありません。低いBODで十分な滞留時間があれば処理も楽になります。

ところが、時々想定しているよりずっと高いBODの排水が流入してくるケースがあります。こうした場合の選択として、元々想定しているBODの数値にするために希釈して生物処理槽に送るケースと、高い数値の排水を取っておいて徐々に入れていくのとどちらがいいのかという選択を迫られる場合があります。希釈する場合は、低いBODの排水でも設定した容量の2倍かそれ以上になる場合もあります。

処理方式とBODの高さにもよりますが、BODが10,000-20,000mg/Lくらいであれば、高いのを徐々に入れていく方がいいと考えます。BODの数値が低くても滞留時間が短くなると十分な処理ができなくなる可能性があるのに対して、高いBODの場合は微生物が処理を調整できる可能性があります。

上手く処理をするためには高いBODのものが入って来る前に、高いBODに合わせた栄養バランスにすること、十分な溶存酸素(DO)を確保する必要があります。pHも必要に応じて調べてみてください。

弊社の微生物剤を使いますと様々な今まで微生物による分解が困難である言われてきた化学物質まで含めて分解が可能になります。皆様、ご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

 

 

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エビの養殖池のヘドロを水槽に入れて微生物の効果を判定する実験をする場合

エビ養殖で使う微生物剤の試験を行う場合は、実際の池で行うか、あるいは小さめの池で試して効果を判定するのが一番ですが、それが出来ない場合、水槽に入れて実験をしてみることになります。

その際、黒っぽい、腐敗臭の臭気があるようなヘドロを水槽の中に入れて、池の水を入れて、そのままエビを入れて、エアレーションなしですと、ほとんどエビは死滅する可能性が強いです。

実際に池で準備をするのと同じようにヘドロを入れて水分の多い中に微生物剤をバグファームという休眠状態から再活性化する処理を8時間ほどしてから投入しますが、その際に微生物が分解すべき有機物を入れてから、微生物剤を入れた方がいいです。pHをその際に調べておくことも大事です。

微生物剤を入れてから1週間ほどは、1日ヘドロを5-6回は十分に攪拌してください。その後に水を入れてエビを入れる方が実験としての効果が上がります。

弊社のエビ養殖池の浄化用の微生物剤は2つあります。

BFLプローンクリーン1

BFLプローンクリーン2

の2つです。ご検討宜しくお願い致します。皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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エビの養殖池で持続的な生産を行うためのケミカルの投与

国内外でエビ養殖をされている皆様、こんにちは。持続的なエビ養殖を可能にするためには池の中の植物プランクトンも成長させる必要があります。植物プランクトンはエビに利用されます。そのために各種のケミカルを加えることはよく行われます。こうしたケミカルは微生物が有機物を分解するに際して悪い影響を与えません。

(1)リン酸の投与は藻の成長に必要なリン(P)を供給します。

(2)尿素の投入は窒素(N)の供給のためで窒素:リンの比率を20:1で維持するのに役に立ちます。

(3)ソーダ灰はpHを6.5-8.5の範囲で維持するために必要です。

こうした条件を整備した上で使用します弊社の微生物剤は、

BFLプローンクリーン1

BFLプローンクリーン2

の2つです。皆様のご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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微生物剤でアクリロニトリルを含む排水を分解して処理水のBODの数値を改善する

アクリロニトリルを含む排水を微生物剤で処理して分解してBODの数値を改善できますかというお問い合わせを時々いただきます。排水の中にどれくらいのアクリロニトリルが含まれているか分かりませんが、微生物の処理に適したレベルであれば問題なく分解できると考えております。

微生物は水に溶けた状態のものを基本的に分解して、最終的に水と二酸化炭素にしてエネルギー源を得ます。水に溶けにくいものでもバイオサーファクタントという微生物が自ら作る界面活性剤を放出して、処理が可能なようにします。

おそらく弊社の微生物の中で適しているものはBFL5400GCかと思います。排水がアクリロニトリル単独とは考えにくいので、界面活性剤を含む排水のが出てくる場合は分解が得意なBFL5600SSの同時投入になりますし、VOCにあたるケミカルが含まれていればBFL5900PHも同時投入します。

そのためには、まず生物処理槽に微生物の増殖に必要な条件のpHや溶存酸素、栄養のバランスが必要になります。皆様が問題とされている排水を少しでも効率良く持続的に分解をしたいと考えております。ご検討宜しくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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微生物剤と現地で利用可能な資材と技術を使い、低コストでエビ養殖の生産性を25%以上向上させる

世界各地でエビの養殖を行われている日系企業の皆様に朗報です。現地で利用可能な技術と資材を組み合わせて大規模な設備投資をすることなく、低コストでエビの養殖池の諸問題である例えば水底のヘドロの分解、アンモニア、窒素、リンを大量に含む水の処理を可能にして、養殖エビの生産性を25%以上向上させることが弊社のエビ養殖用微生物剤のプローンクリーン2を使うことにより可能になります。

BFLプローンクリーン2は特別に配合された天然由来の微生物で水中の有機物を分解します。エビの養殖池の中で健全なバイオマスを確立するようにします。エビの餌の残りやエビの糞からの有機物を分解します。有機物は二酸化炭素と水になり無機化は完成となります。無機物はエビに利用されます。廃棄物からの有機物を分解することにより得られるメリットは以下です。

(1)好気性の分解の結果により池の底のヘドロの量は減ります。

(2)危険な無機物である硫化水素、アンモニア、亜硝酸の生成は抑制される。

(3)効率的なバイオマスを作ることにより酸素を増加させる。

(4)アルカリ度を高めて昼と夜のpHの変動を抑えて安定化する。

(5)BODやCODをコントロールすることにより水質を安定化させる。

(6)エビのストレスを減らしてエビの代謝を促進する。

(7)生理機能と水質の改善によりエビの死亡率を下げる。

25%以上の生産性を上げるためには池の側の準備が必要です。池の準備が大事なのは池はエビが成長する間の家でもあり、栄養分の供給源でもあるからです。エビは大体、与えられる資料の60%しか栄養分として利用出来ず、残りは池から吸収します。1回のエビ養殖のサイクルで1トンのエビの生産の度に土中から最大で150kgの無機物(ミネラル)が消費されます。時間の経過とともに池の土中のミネラルは枯渇していきます。古い池は新しい池に比べて生産性が低下します。これがアジアなどでエビの養殖池が5-10年しかもたない理由の一つです。

池の準備の具体的なところはお問い合わせください。現地で入手できる資材と技術により可能な方法をご提案します。具体的にどのようなことをするのか、どのような池でないといけないかお知らせします。必要な微生物量ですが、1ヘクタール(10,000㎡)の池の場合でエビの種類はブラックタイガーで1㎡あたり45匹を前提にしています、バイオマスの立上げの際に、微生物剤BFLプローンクリーン2を3kg投入、その後は週に一度400g投入をします。

皆様、以上、ご検討宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

 

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エビの養殖池に微生物剤を入れてバイオマスを確立してヘドロを分解、水質を改善して生産性を向上させる

餌の過剰な投与による底質悪化(ヘドロ)やエビの病気が問題なエビの養殖ですが、微生物剤を使った浄化法があります。バイオレメディエーションと呼ばれる中の生物的な浄化法のうち、バイオオーグメンテーションという方法があります。これは天然の状態から分離した有効な微生物を特別に配合したものをエビの養殖池の中で増殖させてバイオマス(生物資源)を確立することを言います。

集約的な養殖により餌の食べ残しやエビの糞などを分解する自然界のシステムつまり多くの有機物を無機化することが破たんします。結果として池の底には厚いヘドロの層が形成されます。ヘドロの層は嫌気状態になり高いレベルの硫化水素が発生して水中の酸素を奪っていきます。さらに水中の高いレベルのアンモニアは自然界の窒素循環を機能不全にします。こうしたものはエビには毒物であり、エビに大きなストレスを与えます。

このように悪化した水質の中ではエビは病気にかかりやすくなり、飼料効率は低下します。飼料の過剰投与による水質・底質の悪化により池が5-10年しか持たず、水田の改造やマングローブ林の伐採が繰り返されるのはアジアでは大きな環境問題となっています。

微生物剤を使用して水質を浄化する目的は以下のところにあります。

(1)養殖池の中に健全な微生物のバイオマスを確立する。

(2)有機物の分解を促進する(餌の残りとエビの糞)

(3)有機物の無機化を促進する。

(4)アンモニアを除去する。

(5)pHの変動を安定化する。

(6)水中の藻の成長を安定化する。

(7)エビの代謝を促進する。

(8)生体内の代謝を改善する微生物を強化して飼料転換率を向上させる。

(9)水質を改善してBODやCODの数値を安定させる。

(10)池の中の溶存酸素を増加させる。

(11)次のエビの養殖が楽になるようにヘドロを減らす。

弊社にはエビ養殖に利用可能な微生物剤が2種あります。

BFLプローンクリーン1

BFLプローンクリーン2

です。ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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アンチストレスで蒸散を抑制しても植物の内部の温度が上がらないのはなぜ?

動物は発汗で、植物は蒸散で温度の上昇を下げるように機能すると教科書にはありますし、事実、その通りです。植物用抗ストレスポリマーのアンチストレスは植物の蒸散量を35-40%コントロールします。植物の内部の温度を計測するとアンチストレスで処理された植物の内部の温度は蒸散量を減らしているのに上がりません。

この件に関しては米国の植物生理学の研究者の皆さんも驚いていまして、原因を考えてみました。人間に例えて考えてみますと私たちの体温は運動をしなくても基本的に一定の温度に保たれています。これは血液が心臓のポンプの機能で全身に送られて循環していることによります。運動をしますと体温が上昇するのは運動そのものに対するエネルギーの消費とそれに合わせた血液が全身にポンプの機能をする心臓により送られます。そして体温も上がります。同じことは植物にも当てはまります。気温が高い時は蒸散量が増えます。水分は根の部分から集められて葉まで急速にポンプの機能で送られて蒸散をします。この時、植物内部の温度は上昇しています。

アンチストレスを使った場合は、そうでない場合と比較して植物の蒸散量は増えず、根から葉までの水分の移動も未処理のものと比較すると上がりません。このことによりアンチストレスは植物のストレスを軽減します。

確かなことはアンチストレスを使用しますと未処理のものと比較して植物の内部の温度が周囲が高温になっても上がらないこと、蒸散量が減ることにより根から葉までの水分の移動量が減ることです。

 

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