植物工場(養液栽培施設)から出る培養液の排水処理をどうするか

一年を通じ、季節を問わず野菜などが生産できるのが植物工場で育成に必要な温度や湿度が制御され、植物に不可欠な光や二酸化炭素濃度、培養液が高いレベルでコントロールされています。ところで培養液は永久に使用ができるのでしょうか?そんなことはありません。最近の報道をみてましても排水の処理に関して言及しているのをみたことがありません。

植物工場(いわゆる養液栽培施設)は水質汚濁防止法に基づく特定事業所ではないかもしれませんが施設内で使用した養液には様々な成分が含まれています。特定事業所ではないから下水や一般の水路に排水するならば環境に負荷をかけないなどと言ってPRしている点に反します。窒素やリンを大量に含むのならば下水処理施設に負担がかかりますし、一般の河川や水路は富栄養化します。窒素やリンは可能な限り低下させて環境負荷を低減する必要があります。

養液の排液の有機物の分解、窒素に関しては硝化と脱窒に使用できる微生物剤があります。弊社の微生物剤のページからお問い合わせをいただければ幸いに存じます。お問い合わせのフォームがあります。植物工場(養液栽培施設)を製造されておられる皆様、この機会に培養液の排水処理まで考えてみませんか?お問い合わせ、心よりお待ちしております。

カテゴリー: 水処理 | コメントする

コンテナの脱臭に特化した天然の微生物剤BFLオドクリーンNS

コンテナの中に残留する臭気を脱臭するのは旧来からある課題です。弊社のコンテナ専用の脱臭のための微生物剤のBFLオドクリーンNSの資料を下記のように作成しました。具体的なお問い合わせは弊社のホームページの微生物剤のページからお願いします。脱臭できるのは有機物による臭気です。

バイオの力で驚くほどコンテナの脱臭をし悪臭を解消!!

BFLオドクリーンNS

BFL Odour Clean NS  

硫化水素、アンモニアなどの悪臭を分解できる微生物剤 

はじめに 

多くの有機物は自然の中で腐敗や酸化をした場合に耐えがたい悪臭を出すことがあります。これまでの対策は悪臭の上に別の臭いをかぶせるといったマスキングを主流とする消臭剤を使うやり方でした。一方、BFLオドクリーンNSは環境のためのバイオテクノロジーのパワーを使って、硫化水素やアンモニアなどの悪臭の問題を解決します。 

コンテナの場合はニンニクやタマネギなどを運んだコンテナの貨物を降ろした後に、コンテナの強い臭気の脱臭は長年の課題でした。強い臭いは他の貨物にも移りダメージを与えますので、脱臭しないと他の貨物を積めない場合があります。 

この悪臭解消の典型的な使用例(場所)としては以下のものがあります。 

  • 冷蔵コンテナ(リーファー・コンテナ)
  • 堆肥製造工場
  • 公共下水施設などのアンモニア、硫化水素対策 

    どのようにBFLオドクリーンNSは悪臭を分解するのか? 

    BFLオドクリーンNSは、効率よく有機物を分解する能力を持ち安定して増殖する微生物を厳選しています。これらの微生物群の機能は、有機物から出る強烈な悪臭を効果的に分解するために必要な酵素群をすべて製造できることです。微生物は自分で分解するために微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)を作り、さらに酵素を作り有機物を分解していくという仕組です。 

    こうした微生物の機能で有機物由来の悪臭の問題は解決できます。本剤は生分解性の強い界面活性剤も含んでいるので微生物は分解対象物の中に上手く分散できます。この界面活性剤は油脂をベースとするものを乳化して、微生物が分解しやすい形を作ります。BFLオドクリーンNSの強みは自然の理に適った微生物を用いたバイオの力です。 

    (ご注意)

    一番重要なことは本剤は天然由来の微生物剤ですので、ご使用する際には漂白剤や水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などを中心としたクリーナーや殺菌剤を使わないことです。 

    BFLオドクリーンNSの物性は… 

    外観    :  不透明な白色の液体

    臭い    :  中性的な香

    保存期間  :  製造後12ヶ月間有効

微生物数 :  4.0 x 107 c.f.u./ml (※) 

(※)c.f.u.とは?

c.f.u.colony forming unitの略。細菌数測定用培地上に出現したコロニーの数のこと。それぞれのコロニーは1つの細菌細胞から形成されると考えられていたが、培地上に形成されたコロニーは必ずしも一つの細菌細胞由来のものとは限らないことから、出現したコロニー数を細菌数とせずにc.f.u.とするようになった。 

使用方法は… 

本剤1に対して清浄な水20の割合で希釈してください。希釈したものを対象となる場所にスプレーしてください。その際に露出している部分はすべ十分に濡れていることを確認し、できるだけ長い間放置してください。特にひどい悪臭の場合は希釈率を変更して、より濃い溶液にしてスプレーしてください。例えば、本剤1に対して水4というような希釈率です。継続的に悪臭を抑えていく場合は繰り返しBFLオドクリーンNSを使用することが必要になります。 

製品の安全性は? 

BFLオドクリーンNSの微生物はすべて自然環境の中より分離したものです。いかなる遺伝子操作も加えていません。これらの同一祖先を持ち遺伝子が平衡になった個体群は人体、動物、植物に対して無害です。第三者の研究所の試験においてもサルモネラ菌、その他の汚染物質、病原物質を含まないことが明らかになっています。

 

 

カテゴリー: その他 | コメントする

環境汚染物質を天然由来の微生物剤で分解する

環境汚染物質にはいろいろとありますが、微生物が分解できるのは有機物で水に溶けるか、あるいは微生物が水に可溶にできるものとなります。皆様が分解が難しいと思われている有機物の大半は微生物が生存して増殖する条件が整えば分解が可能です。分解の前提は水分があることです。

水の場合は排水処理として皆様の様々な形の施設の中に投入して用いることができますし、膜分離活性汚泥法などとも非常に相性の良いのが弊社の微生物製剤です。

土の場合は、油やその他の物質で汚染された場合、弊社の微生物剤で分解を土中で行い環境を修復させることが可能です。この場合も微生物が働くためには適度な水分が必要ですので、乾燥する場合は散水を継続することが必要です。

気体の場合は、例を挙げればトルエン、キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)などを含むガスの処理となります。バイオフィルターとかバイオロジカルスクラバーというような処理の際に弊社の微生物剤が使用可能です。弊社の微生物剤は用途ごとに何種類かに分かれております。具体的な対象となる物質名をご連絡いただければ最適なものをご紹介し、処理の道筋のご提案をさせていただくことが可能です。

環境汚染物質を微生物剤で分解して環境改善を検討されている皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

カテゴリー: 水処理 | コメントする

貨物を降ろした後のコンテナの悪臭を天然の微生物剤で脱臭して使用効率を上げる

コンテナをニンニクやタマネギなどの臭気の強いものに使用した場合、荷物を降ろした後も臭気が残り、脱臭が大変なケースがあります。そうしたケースへの弊社の改善へのご提案は微生物剤BFLオドクリーンNSの使用です。詳しくは弊社までお問い合わせください。弊社のホームページの微生物剤に関するページはこちらです。それではイギリスで2012年にリーファー・コンテナ(冷蔵コンテナ)で行われたケーススタディをご紹介します。

産業の分野:コンテナ輸送

国名:イギリス

問題:悪臭

製品名:BFLオドクリーンNS 

背景 

冷蔵コンテナ(リーファー・コンテナ)が野菜などに使用される場合、貨物を降ろした後も強烈な悪臭が残る場合があります。悪臭は他の貨物に移るのでコンテナ使用後も他の積荷を積むことができず空の状態で現地に送り返すことになります。こうしたケースは特に臭気の強いニンニクとタマネギの場合に当てはまります。明らかに空のコンテナを返送するのはコストがかかりますし、続けていくのは問題です。 

問題は何か? 

タマネギやニンニクの臭いは自然本来のもので、長く続き、コンテナの中にある貨物には何でも悪臭が移ります。この厄介な問題を解決する最善の方法は臭気の元になる有機物を天然の微生物を使って分解することです。微生物剤は少量で臭いの元を消滅させます。単なる臭気のマスキング剤ではありません。濃縮の微生物剤を水で希釈して細かな粒子のスプレーで散布すると空気中に漂う臭気の元を吸収し微生物が自ら作り出す各種の酵素により分解がされます。この用途のために製造された微生物剤がBFLオドクリーンNSです。 

処理する方法 

BFLオドクリーンNSは濃縮液ですので、ご使用に際しては本剤1に対し水20で希釈します。そして背中に背負うナップサックのようなスプレー機具でコンテナの表面全体に散布をします。コンテナの表面全体が濡れたような状態になるのが重要です。500mlの本剤で1つの40フィートコンテナが処理可能です。スプレー後は、一晩、コンテナの扉を開けたままにしてください。 

結果 

スプレーを散布後、2-3分で臭気は大幅に改善されますし、翌日はタマネギやニンニクの臭いは感じられませんでした。この効能によりニンニクやタマネギを降ろしたコンテナを野菜の原産地に送る際に荷物を積んで返すことができます。空の状態のコンテナで返すのに比べて大幅にコストが削減できます。 

BFLオドクリーンNSはイギリスのフェリックストー港(Port of Felixstowe)でタマネギとニンニクのコンテナでテストがされ、優れた結果を出して、お客様は問題の改善方法として満足しています。 

『250のリーファー・コンテナ、そのうち30はニンニクのコンテナですがBFLオドクリーンNSで処理をしました。不合格で返ってきたコンテナはゼロでした。COSCO(中国遠洋運輸集団)は結果に大変満足をしています』 フェリックストー港 談 

Port of Felixstowe

http://www.portoffelixstowe.co.uk/ 

『50-60のコンテナを処理し、10-15はニンニクのコンテナでした。BFLオドクリーンNSを指示通りに使用しました。全ての臭気は高いレベルで浄化されました。いつくかのコンテナの悪臭は酷く涙があふれましたが、オドクリーンの使用後は悪臭がなくなりました。』ペンタルバートランスポート社談 

Pentalver Transport

http://www.pentalvercontainersales.co.uk/

以上です。

 

カテゴリー: その他 | コメントする

難分解性物質を分解する微生物剤

難分解性物質とはどのようなものでしょうか?一般的には通常の活性汚泥法で分解できないもののようです。よく排水の分析値でBODので出てくる成分の分解はしやすいがCODで表示されるのは難しいなどと言われております。

皆さん、難分解性物質というと、どのようなものを思い浮かべられますか。例えばトルエン、キシレン、エチレングリコールなどでしょうか?これらの物質は弊社の微生物剤で微生物のための環境を整えれば容易に分解が可能です。さらに難分解というと1,4ジオキサンなどが思い浮かびますが、これも弊社の微生物剤で分解が可能です。

もう一つ、自社にとっての難分解性物質で一番厄介なのが、自社で生産しているものの排水が思ったように処理できないケースです。他の分野でいかに環境に配慮した企業のイメージを作っても、自社の生産物が処理できないと悲しいことですし、不都合なことです。そのような皆様の悩みにお答えできるのが弊社の自慢の微生物剤です。ここにないものはお作りすることもできます。この機会に是非、弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

カテゴリー: 水処理 | コメントする

ばっ気槽を活性化させるためには何をすべきか?

ばっ気槽を活性化させる意味が槽内の微生物(バイオマス)の動きを活発化させるという意味であれば確認するといい項目はいくつかあります。

(1)pHが適正か?

ばっ気槽の中で対象となる有機物を分解する微生物には活動することのできるpHの範囲があり、そこから外れますと動きが止まります。例えば有機物を分解するタイプの好気性の微生物群はpHが酸性の側に例えば5.5くらいに動けば止まって、それまで動いていなかった嫌気性の微生物が動き出すことがあります。可動な範囲内にするためのpHの調整が必要な場合があります。弊社の微生物の場合は稼働な範囲は6.5-8.0くらいで最適な範囲は7.0-7.5くらいです。

(2)溶存酸素(DO)は適切か?

有機物の分解は多くの場合、好気性の条件下で行われますので水中には適切な溶存酸素量が必要です。1.0mg/L以下ですと、活発な動きをするのは苦しい場合がありますので、曝気の調整をする必要があります。

(3)窒素やリンなどの栄養分は足りているか?

微生物も人間と同じく活動をするためには栄養分が必要で、これらが酵素を作ったり、細胞を作ったりするのに必要な要素です。足りないと動きが止まったり、極度に不足する場合はばっ気槽の中がスライム状の粘性を帯びた状態になります。これは微生物が自分を守る本能で多糖類を放出するからです。流入水と処理水は分析されていると思います。その全窒素と全リンの項目をご覧になり、BODやCODの数値にあった栄養分なのか確認をして足りなければ、栄養分の投入を行ってください。

(4)現在のバイオマスが、今の排水を処理するものとして適切なものか?

最近の工場の排水は複雑化しており、旧来の活性汚泥法の処理法では対応できない物質が少なくありません。もともとばっ気槽内に対象となる有機物を分解する微生物がない場合は、処理されないものが大量に残留することになり、処理水の放流も難しくなります。そうした場合は、迷わず弊社にご相談ください。皆様の用途に応じた微生物剤をご紹介して今のバイオマスを壊すことなく調和させる形でバイオマスを改良します。弊社の微生物剤のページがホームペー上にありますので、ご覧になっていただければ幸いに存じます。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

カテゴリー: 水処理 | コメントする

アンモニアを硝化するニトロソモナスを含む硝化細菌の微生物剤で水温8.5℃の低温で失われた硝化機能を回復して1日で最大で5000㎥の排水を処理して放流するためにはどれくらいの量の微生物剤と期間が必要か?

大量のアンモニアを含む排水を硝化細菌ニトロソモナスを含む微生物剤で硝化をする製糖会社のケーススタディがありますので要点のみお知らせします。この会社はイギリスに本社があり、36000の農家から年間750万トンのビートを購入して砂糖を作っている会社です。

ビートから砂糖を作る処理の中でアンモニアが発生します。ビートの処理の最盛期は9月から1月になり硝化が行われるのはシーズンの終わりです。アンモニアを含む排水は巨大なラグーンに蓄えられ、その後、処理をされるますが1日あたりの処理して放流される排水量は少ない時で2000㎥、多い時は5000㎥と大きなものです。

弊社の硝化細菌のニトロソモナスを含む微生物剤のBFL5800NTを使った、ケースの問題点、処理の目的、1日あたりの各時期の放流水の量と規制値、処理方法、結果を順番に説明します。

 

  1. 問題点
  • 高いレベルのアンモニアを含む排水が溜めておくラグーン(池)   の容量を超えそうである。
  • 冬季の低い水温では立ち上がりの段階で硝化が抑制されてしまう。低い温度とは8.5℃くらいの温度をさします。流入水のアンモニアは1日あたり170kg/日であった。 
  1. 処理の目的
  • 溜めてあるビートを処理した際のアンモニアを含む排水を低温で微生物を使い生物酸化する。
  • 低温でも硝化を回復する。
  • 硝化を改善して施設内で処理できる排水の量を増やす。 
  1. 1日あたりの各時期の放流水の量と規制値 
項目 4月から6月 6月から10月 11月から3月
放流水 m3/day 3500 2000-3000 5000
BOD(mg/L) 25 25-20 40
SS(mg/L) 50 50-40 60
アンモニア mg/L 12 10-7 20

 

 

  1. 処理方法 

    バイオフューチャー社の硝化細菌ニトロソモナスを含む微生物剤BFL5800NTの投入を曝気槽にしました。

     

  1. 立ち上がりの微生物剤の投入量 
  1. 1日目 75リットル
  2. 2日目 50リットル
  3. 3日目 40リットル
  4. 4日目 30リットル
  5. 5日目 25リットル 
  1. 保守的な投与 

    その後、5週間の間に120リットルのBFL5800NTを投与しました。

    1リットルのBFL5800NTは水温25℃で1時間あたり400mgのアンモニアの生物酸化が可能です。

     

  1. 結果 
  • 2か月で硝化は回復された。
  • 平均で8.5℃という低温にもかかわらず硝化を回復することができた。
  • 硝化が回復次第、排水処理が可能な水量が増加した。これは大事なことで大量の排水が次のビートの収穫の前まで残留している現実があるからです。
  • 流入水のアンモニアの量が1日あたり170kgであったが、硝化が確立後は排出するアンモニアは1日10kg程度となった。

大量のアンモニアを含む排水を処理することを考えていらっしゃる皆様、この機会に是非、弊社の硝化細菌を含む微生物剤BFL5800NTをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

 

カテゴリー: 水処理 | コメントする

排水を浄化する際の微生物の栄養剤

排水処理をする中で、微生物が活動をするためには栄養分が必要です。これは植物と共通するものがあります。植物と異なり窒素、リン酸、カリの中で微生物にはカリはそれほど重要な項目ではありません。微量栄養素も植物のケースと同じくあった方がいいです。

微生物の活動のためにどうしても必要で、適切な量がないと微生物の活動ができないという項目は、窒素とリンになります。どのような形で与えるかというと、植物用の肥料と同じように考えればいいのですが、徐々に栄養分を放出するタイプの肥料ですと微生物の活動に向かない場合もあります。

窒素の場合は多くの企業で使用されていると思われるものは尿素になります。比較的安価で入手が容易ということもあります。リンに関してはいろいろですが、弊社の場合は第二リン酸ナトリウムをお奨めします。

何を使ったらよいのか全然わからない方や、土壌汚染などの場合に順調に微生物を立ち上げたいとお考えならば、弊社のBFL6200NMをお奨めします。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

カテゴリー: 水処理 | コメントする

蒸散抑制剤のアンチストレスを使い、接ぎ木の生存率を上げて、その後の成長促進をする

緑化の方法の一つとして、接ぎ木を行うことがよくあります。挿し木と同じように自然界で植物が自然に行うことではありませんので、接ぎ木をする樹木とされる側の樹木には相当なストレスがかかります。

蒸散抑制剤のアンチストレスは植物の無駄な蒸散を抑えて、細胞内にできる限り水分を閉じ込めて、植物をストレスの高い状態に対応できるようにします。接ぎ木の場合もこの効能が使えます。

接ぎ木をする前に双方の樹木にアンチストレスを散布しますと、その後の生存率は大幅に向上し、成長も促進されます。これは既に使用がされている挿し木の例から予測がつきます。

安全で確実な接ぎ木をお考えの皆様、この機会に蒸散抑制剤のアンチストレスのご使用をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

カテゴリー: その他 | コメントする

従属栄養微生物を使い水槽内のアンモニアを除去して水を浄化して魚やエビを殺さずに守る

アンモニアは極めて魚類に対して毒性の強いものです。アンモニアの発生は水槽の中での魚類の呼吸、魚の糞、腐った魚の餌、腐った水草類、死んだ魚などにより起きます。魚類の生息する環境でのアンモニアの濃度は独立栄養微生物(ニトロソモナスやニトロバクター)が硝化活動を新たに立ち上げるには低すぎるケースがあります。立ち上げに際して独立栄養微生物はエネルギー源として高いアンモニア窒素を必要としています。しかし,低いレベルのアンモニア濃度は従属栄養微生物には適しています。

微生物剤BFLアクアクリーンL(以下アクアクリーンL)は従属栄養微生物の活動を通じて効率的にアンモニアを除去していきます。これは従属栄養的硝化と呼ばれるものです。

 アクアクリーンLの従属栄養微生物はアンモニア、亜硝酸、硝酸を除去するだけでなく、その他の有機物である餌の残さ、水草のかけら、魚の糞、死んだ魚も分解することができます。これに対して独立栄養微生物は水中に溶けているアンモニアを分解する活動しか出来ず,他の分解の活動はできません。アクアクリーンLの分解のプロセスを通じて従属栄養微生物は魚の呼吸などを通じて出てくるどのようなタイプの可溶性のアンモニアも除去が可能です。結果として水はより澄み、水質そのものも改善され、毒性も低下して魚類にとり非常に良好な環境になります。

アクアクリーンLの含む微生物は幅広い範囲の酵素、例えばリパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、プロテアーゼを生産します。こうした酵素は水槽内にある典型的な有機物の分解を促進します。分解の過程を通じて、アンモニア、亜硝酸、硝酸が出てきます。アクアクリーンLの微生物はアンモニア、亜硝酸、硝酸を自らの細胞の構成要素のアミノ酸、核酸、タンパク質を合成する際の窒素源として使用するために分解して量を減らすことができます。微生物の代謝活動はエネルギーを要します。エネルギーは水中の有機物に含まれる炭素分から得ることができます。このエネルギーは細胞内で化学物質に変換されて、様々な化学変化を経てタンパク質合成などに使われます。 

このようにBFLアクアクリーンLには2つの大事な役目があります。一つはアンモニアを水中から除去すること、もう一つは水中の余剰の有機物を分解することです。上記の活動に必要な全ての微生物が含まれているのがBFLアクアクリーンLです。

カテゴリー: 水処理 | コメントする