津波の被災地で塩害被害を受けている土壌や海の浚渫土壌に樹木の移植を行う場合は事前に塩害改良をした方がいいです

東日本大震災から3年以上が経過しました。当初、塩害被害を受けていた土壌も多くの場所で改善が進んでいます。

塩害改良というと今までの方法というと大量の水と土木工事をしてというような方法であったと思います。この方法が全ての場所で使用できる訳ではありません。植物は品種により塩類のストレスに強いものや弱いものや、様々です。塩分が少しでも土中に含まれていると植物は成長しにくく、ストレスも大きくかかり最悪の場合枯れてしまいます。

皆さんの思いのこもった大事な植樹は枯らすことはできませんので、樹木の移植を津波の塩害土壌や海の浚渫土壌で行う場合は事前に塩害改良をした方がいいです。その方法も工事が基本的に不要な散布して散水した後は雨水だけで改善が進む方法が求められます。

この用途で使用ができるのが弊社の塩害改良剤のフィックスです。成分的には液体のフミン酸の複合体になります、塩類の集積、塩素が根の周囲に溜まるのを防止しながら、土の構造も改善していきます。

ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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記念植樹などの樹木の移植を成功させ、その後の生存率の向上と成長を促進するために吸水性樹脂のウオーターワークスを使いましょう!

季節によっては様々な記念の植樹が行われたり、造園の工事の中で大規模な樹木の移植が行われます。人の手で全て行うことの出来るケースから重機を使った土木工事のような移植のケースもあります。

大切な思い出ですから失敗できませんし、枯らす訳にはいきません。以前に樹木医の人から樹木の移植は自然の状態ではないことで、植物にとりストレスはかなり大きなものとなると言われたことがあります。そのような状況ですからストレスに合わせた適切な対策が必要になります。

今までも樹木の移植の場合は枝打ちや根の周囲の処理など樹木の負担を軽減する様々なことがされてきました。樹木の場合はゴルフ場の芝や花壇のような定期的な散水が期待できるケースは少なく、雨水のみでの前提で考える必要があります。水分に由来するストレスを減らしてやるのが植物に対する思いやりです。

弊社の農園芸専用の吸水性樹脂のウオーターワークスは根との親和性が非常に高く、根が樹脂から直接水を吸い上げることが可能です。必要なときに必要な分の水が樹木に入り、ストレスの軽減と成長を促進します。約20年の間、日本においても離島の防風林の移植に使用されていますし、東京都ですと奥多摩の植林にも利用されています。

ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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糸状菌によるバルキングを微生物剤で改善する

活性汚泥法を使用する中で汚泥の容積が大きくなり沈降しなくなり上澄み液を得にくくなるケースがあります。これがバルキングと呼ばれる現象ですが、これには糸状菌が関係しているケースが現実に多いです。

具体的な数値としてはSSVI(汚泥比容量)が150ml/g以上であるケースです。一般的に150ml/g以下であれば良い沈降の状態ですし、250ml/g以上では汚泥の沈降は悪いです。バルキングとなると汚泥の沈降はゆっくりとしたものになりますし、汚泥は散らばりやすくなります。糸状菌が原因の場合には汚泥には大量の糸状菌が含まれます。その際のBODは高めのこともあります。

バルキングが起きる理由と背景には以下のことがあります。

(1)溶存酸素が不足していること、例えば0.5mg/L以下であるようなケースです。通常は1.0-3.5mg/Lは必要とされます。

(2)活性汚泥槽の汚泥が硫化物の存在する嫌気性になっていること。

(3)pHが低いケースは起きやすくなります。通常は6.0-8.0のpHは必要で低いpHは菌類の発生の原因となります。

(4)餌(food)と生物量(biomass)の比をF/M比といいますが、これが低い場合も起きやすいです。具体的な状況としては栄養不足な中でバイオマスが増殖するような場合です。F/M比は0.05以上あることが望ましいです。

(5)微量栄養素の不足もバルキングに繋がりやすく、例えば鉄やイオウ分が不足するようなケースです。

こうした環境を改善しながら専用の微生物剤を投入することでバルキングは改善が可能です。弊社の微生物剤ですとBFL5050BCがバルキング改善の専門の用途になっています。ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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水耕栽培の使用済みの液肥をどのように微生物剤で処理するか?

2014年4月19日の日本経済新聞の夕刊に「植物工場育ち盛り」という記事がありました。天候に関係なく栽培でき生産量や価格が安定しやすいこと、さらに無農薬で栽培しやすいことがメリットとして書かれていました。素晴らしいことです。

しかし100%良いことずくめの技術は存在しないということを考えると問題は何でしょうか?私は水耕栽培の使用済みの液肥の処理になるのではと思います。現在、使用中の液肥に栄養分を追加して永久に使い続けるのは難しいのではないでしょうか?現実に弊社に使用済みの液肥の処理の問い合わせが来ますので何らかの問題はあると思います。何もしないでそのまま下水に流せば処理場に大きな負荷がかかりますし、河川に流れていけば元々肥料ですから富栄養化の原因となります。

まず使用済みの液肥の水質を分析して、BOD、COD、全窒素、全リンなどの数値を出す必要があります。有機物の値が高ければ、微生物剤で処理して、そちらからの改善を始めた方がいいと思います。BODやCODの数値が改善された後は、窒素分に関しては、窒素ガスにして放出させる脱窒処理が可能ですが、このためには窒素分が硝酸態窒素になっている必要があります。脱窒の前に硝化の処理が必要になる場合もあります。脱窒を行うためには脱窒槽が必要になります。弊社の微生物剤の大半は脱窒に使用ができます。

リンに関しては低下させる方法は様々なアプローチが可能です。状況に応じて提案をさせていただくことが可能です。

植物工場を作られている皆様も、使用済みの液肥の処理まで一貫してできれば持続可能な植物工場になるのではと思います。この処理は新たなビジネスになるのではないでしょうか?

ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。

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池の底のヘドロを今ある位置で微生物剤が分解します

池の浄化で、いつも問題となるのは長年に渡り水底に蓄積したヘドロです。仮に浚渫のようなことが出来たとしても量が多すぎる場合は捨てる場所を探すのが容易ではありません。掘り起こすことについても費用は相当にかかりますし、環境への影響もどれくらいのものになるか分かりません。

ヘドロは多くの有機物を含み、藻の繁茂の原因となる栄養分の窒素、リンを大量に含んでいるケースもあり、この部分の解決をしないと、外部からきれいな水を入れても周囲を清掃しても根本的な解決にならないことがあります。

どうすればいいのでしょうか?ヘドロを今ある位置(原位置)で動かさないで分解できれば改善しますが、そのようなことが可能でしょうか?結論から言いますと弊社の微生物剤のBFLポンドクリーン2を使えば可能です。BFLポンドクリーン2は石灰化した海藻に通性嫌気性の微生物が入っています。

散布するとすぐに沈降してヘドロの中に入り分解を始めます。今までの微生物剤の池のヘドロの浄化に使用する場合の問題点は底に留まらないことでしたが、これならば多孔質の素材の中で微生物は安定的に増殖が可能で水底のヘドロを効率良く分解します。

皆様、ご検討宜しくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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池の藻の除去方法

日当たりが良くて、窒素、リンなどの植物に必要な栄養分があり、pHが適切であれば藻は比較的、簡単に増殖します。既に池いっぱいに見渡す限り大量に繁茂している場合は、その後の効率的な除去を考えますと人手か機械を使用して物理的に除去することをまず第一段階として行うのをお奨めします。

それができない場合と、物理的な除去を終わった場合の第二段階は行うことが同じです。微生物剤の投入です。弊社の場合ですとBFLポンドクリーン1になります。微生物の増殖は藻よりもはるかに速く、藻の生育に必要な窒素やリンの栄養分を奪っていきます。これにより藻は栄養分がなくなり増殖できなくなります。簡単に言えば微生物を使って藻を兵糧攻めにするやり方です。

微生物は一度増殖を始めたら、それが永遠に続く訳ではありません。池の中の微生物の量を常に一定に保つためには、その後も定期的に微生物剤を投入する必要があります。栄養分、溶存酸素、pHなどの条件が安定していれば微生物は池の中で生き続けている限り藻が再び繁茂することはなくなります。

これからは微生物剤を池に投入するには良いシーズンとなります。皆様、ご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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池の藻の発生のメカニズム

物事には原因があって結果がありますので、藻が生えるのは原因になる藻のもとが水の中に存在していて、栄養分や適切な日射量の条件がそろって出てくるものと考えます。

池を作り、底の部分が土である場合、魚を入れなくて水を入れてそのままにしておくだけで、日当たりが良いと特に短時間で藻の発生が始まります。土の中には藻の生育に十分な窒素とリンがある場合が多いですから特に出やすいです。

私の事務所の机の上にも某社の水処理の接触材のサンプルが水に浸けて密封した状態で日当たりが良いところに置いたら少しですが底に藻の緑色が出てきました。

栄養分があっても藻が増殖するのを抑制する物質が入っている排水やpHが極端に偏った排水は太陽光線の十分届く場所にに置いても藻は生えていません。

結論としては元々、水の中、あるいは空気中にあったものが水の中に入り、pHや栄養分、日当たり(日光)などの条件が揃うと出てくるものであると考えます。

弊社の場合、池の藻を除去する用途の微生物剤にBFLポンドクリーン1があります。皆様のご検討宜しくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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雑草を含む生ゴミを微生物剤を使い分解酵素を出して、さらに温度を上げて水分を蒸発させて減容化する

生ゴミを微生物を使い容積を減らす減容化のお問い合わせは今までもよくいただいています。その際に使用する微生物剤は弊社の場合は、堆肥を製造する目的の微生物剤のBFLコンポストバイオアクティベーターになります。

生ゴミの場合は栄養分のバランスが植物には良くないケースもあり、肥料の用途の堆肥には向かないケースがありますし、旧来の微生物剤で問題であったのは家庭用生ゴミの場合、塩分濃度が高いケースがあり、微生物の増殖に影響が出ることでした。本格的な堆肥ということで考えるのならば、栄養のバランスを考える必要があり生ゴミ単独では問題ありかもしれません。雑草の場合も同じような問題があります。

目的が減容化であれば弊社の堆肥製造用の微生物剤を使って目的の達成は可能です。生ゴミや雑草を分解する酵素を放出する微生物を含みますし、生ゴミの重量の中で圧倒的に多いのが水分で微生物の使用で内部が高温になることで水分が蒸発します。分解と水分の蒸発で減容化は可能になります。

弊社は生ゴミ処理機のメーカーではありませんので、弊社より機械を購入していただく必要もなく、皆様が現在、お手持ちのものでご使用になれます。ご検討宜しくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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壁面緑化の水枯れ、水不足の対策に農園芸専用の吸水性樹脂ウオーターワークスを!

最近は、多くの場所で壁面緑化をしている現場をみることができます。弊社の近くにある文化小劇場も、近所の代表的な壁面緑化の例になっています。壁面緑化の効能は、いろいろとありますが、例えばヒートアイランド対策の方法として建物の温度上昇を防ぐだけでなく、エアコンなどの省エネルギーの対策にも寄与できますし、企業の二酸化炭素の排出の関連の対策としても有効です。それに見た目も綺麗になります。

給水、施肥、植物の選定などについてはネットにおいても多くの皆様の素晴らしい見識を拝見しております。弊社としてご提案できるのは水不足や水枯れの対策に農園芸専用の吸水性樹脂のウオーターワークスを使用することです。ウオーターワークスは植物に使う目的で最適化された吸水性樹脂です。樹脂には植物の根と親和性があり、根は直接樹脂の中の水を吸い上げることができます。樹脂自体に水を作りだしたり、肥料を作る機能はありませんので、給水も施肥も必要ですが、大幅に効率化と省力化が可能になります。

ウオーターワークスは日本国内でも20年ほどの間、継続的に離島の防風林の移植に使用され続けています。自動給水装置は当然なく、人間の手による給水もない、降雨のみの環境でも樹木は立派に成長しています。そのような優れた素材を壁面緑化や屋上緑化でご使用になれば、さらなる効率化とコストの削減が可能になるのではないでしょうか?

皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。ご検討宜しくお願い致します。

 

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界面活性剤を活性汚泥法で分解できる微生物剤を探している皆様に

多くの場合、活性汚泥槽の中にいる既存の微生物(バイオマス)では界面活性剤の分解ができません。界面活性剤は親水基と疎水基の部分に分かれますが疎水基は例えば膜分離活性汚泥法の膜の部分に付着をしてしまい問題の原因になります。

分解されないと何が問題かというと大量に発生する泡です。少しでも処理水中に残っていますと放流の際に想像以上の泡が出て管理責任者にとり困ったことになります。さらに活性汚泥槽の中でも多くの泡がでます。これは、まず見た目の部分の話です。

活性汚泥法の場合は槽の中で凝集したフロックが形成されて、それが次の沈殿槽などで沈んでいきますが、未分解の界面活性剤はフロックに吸収されて、汚泥の返送などを通じて活性汚泥槽にもどりますので、未分解の界面活性剤が拡大再生産されるようなことになります。

泡が大量に出ますと消泡剤を使いますが油がベースになっているものが多くて、それがまた、あちらこちらに付着するようになります。

さらに後段に活性炭槽がある場合、未分解の界面活性剤があると大幅な負荷がかかり、活性炭の取り換えの頻度も頻繁になります。

解決方法は、幅広い種類の界面活性剤を分解できる微生物剤を投入することです。弊社の微生物剤のBFL5600SSはほとんど全ての界面活性剤の分解が可能です。界面活性剤の分解に問題をお持ちの皆様、是非ご検討ください。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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