多くの場合、活性汚泥槽の中にいる既存の微生物(バイオマス)では界面活性剤の分解ができません。界面活性剤は親水基と疎水基の部分に分かれますが疎水基は例えば膜分離活性汚泥法の膜の部分に付着をしてしまい問題の原因になります。
分解されないと何が問題かというと大量に発生する泡です。少しでも処理水中に残っていますと放流の際に想像以上の泡が出て管理責任者にとり困ったことになります。さらに活性汚泥槽の中でも多くの泡がでます。これは、まず見た目の部分の話です。
活性汚泥法の場合は槽の中で凝集したフロックが形成されて、それが次の沈殿槽などで沈んでいきますが、未分解の界面活性剤はフロックに吸収されて、汚泥の返送などを通じて活性汚泥槽にもどりますので、未分解の界面活性剤が拡大再生産されるようなことになります。
泡が大量に出ますと消泡剤を使いますが油がベースになっているものが多くて、それがまた、あちらこちらに付着するようになります。
さらに後段に活性炭槽がある場合、未分解の界面活性剤があると大幅な負荷がかかり、活性炭の取り換えの頻度も頻繁になります。
解決方法は、幅広い種類の界面活性剤を分解できる微生物剤を投入することです。弊社の微生物剤のBFL5600SSはほとんど全ての界面活性剤の分解が可能です。界面活性剤の分解に問題をお持ちの皆様、是非ご検討ください。お問い合わせ、心よりお待ちしております。