活性汚泥のバイオマスの機能判定

お客様から自社の排水処理施設の中の活性汚泥中のバイオマス、つまり微生物が本当に機能しているかどうか知りたいという依頼を受けます。実際に有機物が分解されてBODやCODが改善されて、全窒素や全リンなどの数値も改善していれば、その原因は活性汚泥中のバイオマスが機能している以外の原因は考えられないのですが、それでも微生物が本当に活動しているのかどうか知りたければ、微生物の呼吸の状態を調べれば分かります。溶存酸素消費率という指標がありまして、これを計測すれば微生物が正常に機能しているのかどうかが分かります。

既存の活性汚泥中に新たに微生物剤を投入する場合は、その使用前と使用後の溶存酸素消費率を調べると、その微生物が分解に寄与したか否かが分かります。弊社には様々の微生物剤が皆様のご要望に応じてあります。ご検討いただけますとうれしいです。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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菊とポインセチアの開花の時期を延長させる蒸散抑制剤で植物用抗ストレスポリマーのアンチストレス

蒸散抑制剤で暑さや乾燥から植物を守り水分量を一定に保つ植物用のダメージケアのアンチストレスは水溶性のアクリルポリマーで、水で希釈して植物の葉や茎、幹にスプレーして使用しますと、無駄な蒸散による水分量の低下を防ぎます。通常の35-50%減となります。そうして水不足、急激な温度変化、霜、凍結、移植の際のショック、強風などにより植物がストレスを感じる状況から植物を守ります。

特筆すべき、ご使用になるメリットは花の開花時期を一般的に延長することが可能なことです。特に今まで効果が高いと言われているのが菊とポインセチアです。菊とポインセチアの開花時期を延長させることをご検討されている皆様、是非お問い合わせください。心よりお待ちしております。

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硝化細菌とアンモニア濃度の関連

排水の生物処理の中で有機物を分解する微生物は従属栄養微生物と呼ばれて有機炭素化合物を栄養源として必要とするのに対して硝化細菌は独立栄養微生物です。バイオマスを作り上げるときは二酸化炭素を炭素源として使用をします。二酸化炭素を還元する際のエネルギーはアンモニアを亜硝酸にする、さらに硝酸にすることにより得られます。独立栄養微生物は同化によらず窒素を使用することができますがバイオマスの量は多くはありません。

ニトロソモナスは酸素分子を使い、アンモニアを亜硝酸にしますし、ニトロバクターはさらに水の分子の中の酸素を使い亜硝酸を硝酸にします。弊社の硝化細菌のニトロソモナスを含む微生物剤はBFL5800NTです。

アンモニアの量がニトロソモナスの成長には大きな影響を与えています。問題はアンモニア濃度が高すぎても、低すぎても問題があることです。硝化細菌のバイオマスを立ち上げてアンモニアを処理する場合はアンモニアの濃度は5mg/L以上はあった方が立ち上がる可能性が強く、低すぎる場合は立ち上がりに問題があります。

逆に排水処理施設中に高濃度のアンモニア排水が入ってくると硝化細菌はすぐには対応できず、超過分のアンモニアはそのまま排出の可能性があります。十分に調査と分析をした上で、施設の容量や硝化細菌の能力を考えた上での処理が必要です。皆様、ご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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硝化細菌の活動を抑制する要因の有機態窒素をアンモニア態窒素にして自らの栄養源にし消費する微生物剤BFL5400GC

排水中には有機態の窒素としてアミノ酸やタンパク質の形で存在しているものがあります。排水の中で硝化細菌が硝化を行うに際して様々な抑制要因があることは皆様もご存じのことと思いますが、この有機態の窒素も必要以上に存在すると硝化に対する抑制要因になります。

微生物剤BFL5400GCはどのような形の有機態窒素もアンモニア窒素に変えることができます。最初に全窒素とアンモニア態の窒素の量をそれぞれ忘れずに計っておいてください。アンモニア態の窒素はBFL5400GCのような従属栄養型の微生物剤が栄養分である窒素源として好んで吸収するので、一石二鳥の効果があります。さらに他の硝化の邪魔になる有機物の分解もします。この微生物剤は化学工業の排水を主な守備範囲としています。その他のケースに関してはご相談ください。

排水を硝化、脱窒して窒素の循環を改善することを考えている皆様、ご検討を宜しくお願いします。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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エチレングリコールを含む排水を微生物剤を使い分解して放流できる水準にまでする

エチレングリコールは政令番号43、CAS No.107-21-2、英文の物質名はethylene glycolです。車が廃車される際にもLLC(不凍液)の中に多く含まれている成分で全国で大量に出てくるケミカルの一つです。廃棄物として出てきたエチレングリコールの処理は焼却処分か再生しての使用が多いかと思います。今の情勢を観ていると、この方法が未来永劫に続くものではないと考えられます。

エチレングリコールは生分解性のあるケミカルで適切な微生物剤があれば、皆様が思っているよりずっと効率よく分解して、その他のケミカルと同じように処理後は放流するところまでもっていくことは可能です。今まで、それができなかったということは、できる微生物剤が単になかったということですが、今は違います。例えば、弊社の微生物剤のBFL5400GCはエチレングリコールを分解するのに最適な微生物剤を含みます。

微生物は適正な環境、例えば溶存酸素、pH、栄養バランス、温度などが適正であれば確実にエチレングリコールを分解できます。過去の実験の報告書を読んでも、エチレングリコール濃度で50,000mg/Lの排水を13日間で水質汚濁防止法の基準値にもう一歩のところまで持っていっています。下水道の基準値はクリアーしています。

車のLLC以外にも工場の中でエチレングリコールを分解しなければならない用途は多いと思いますし、そうした微生物剤をお探しの方も少なくないでしょう。この機会に弊社の微生物剤のご検討を宜しくお願い致します。排水はエチレングリコールの他にも様々に入ってくることが予想されます、VOCも石油も界面活性剤も含めてトータルに分解する提案もさせていただきます。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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ノニオン系(非イオン系)界面活性剤を含む排水を分解する微生物剤BFL5600SS

排水中に界面活性剤が十分に分解されずに残っていますと様々な問題がおきます。まず異常な起泡により泡だらけとなります。ばっ気をすればするほど泡は出ますし、微生物が必要とするばっ気を止める訳にはいきません。異常に泡が出ている間は、旧来の活性汚泥法でも十分な処理ができません。消泡剤を使うのも一つの方法ですが、これは原因を根本から解決するものではありません。

MBR(膜分離活性汚泥法)などの膜を使った処理の場合、膜の表面に界面活性剤が付着し始めると処理の効率が大幅に損なわれます。さらに、放流水の中に少しでも界面活性剤が残留している場合は、放流する高さにもよりますが、河川などに放流する場合の放流口で、かなりの泡が出てしまいます。

こうした排水処理をして、界面活性剤の処理にお悩みの皆様には是非お奨めなのが弊社の界面活性剤を含む排水を分解する微生物剤のBFL5600SSです。本剤は、ノニオン系(非イオン系)界面活性剤の分解だけでなく、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などを含め世に出ている大半の界面活性剤を分解することができます。

この機会に是非皆様の施設に微生物剤BFL5600SSの導入をご検討ください。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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保水材としての農園芸専用の吸水性樹脂ウオーターワークスは防災林の移植、植栽に最適

昨日、公共事業向けの資材価格調査が某団体よりあり、回答をしたところです。ある農林水産土木関係材料の単価表をみると、保水材は「その他資材等」のところにあります。保水材については、「保水材」としか記載がありませんでしたが摘要欄を読むと「ウォーターワークス同等品」とあり、これで皆様から発注をいただいているのだと思いました。弊社の製品名は「ウォ―ターワークス」でなく「ウオーターワークス」ですので、その点のみ訂正をお願いしました。

水やりが移植後、期待できない場所の防災林などの移植のケースでは特に保水材としてのウオーターワークスが圧倒的な力を発揮します。樹木の植替えや移植を検討されていて水枯れしたくないとお考えの皆様、この機会に是非、ウオーターワークスのご使用をご検討ください。日本国内で既に20年以上の実績があり、安心してご使用になれます。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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糸状菌の増殖によるバルキングを改善する微生物剤BFL5050BC

排水処理の中でバルキングという汚泥の沈降しない現象が起きると処理の上で困ったことになります。起きる原因は様々ですが、弊社の取り扱っているものは糸状菌由来のバルキングの改善です。

微生物剤のBFL5050BCを使用します。本剤は大きく分けて化学的な処理の部分と微生物の増殖による部分の2つがあります。

化学的な部分では柔軟剤が水の硬度を低下させるということ、界面活性剤が表面張力を低下させること、起泡剤は糸状菌に浸透してバラバラに破壊するということがあります。

微生物の増殖する部分では有機物を上手に分解してBOD,CODの数値を改善するだけでなく、自らが増殖して排水内の栄養分を消費することで糸状菌に栄養分を与えないということ、微生物が形成する凝集で沈降性を改善していくところにご使用のメリットがあります。

バルキングに悩む皆様、ご検討よろしくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ち申し上げております。

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土中の植物性の残さを効率よく分解するために

土中のには様々な植物残渣があります。例えば刈り株の残留物、穀物の残留物、さらに植物性の有機残渣があります。植物を育てたり、土地の有効利用をしていくためにはこうした残渣や残留物は効率よく分解する必要があります。

残渣を分解するのは土中の微生物ですので、彼らが活動のしやすい環境を人間の方で用意する必要があります。土中の微生物、菌類、放線菌を活性化するためにはエサとなる栄養分が必要で、そうしたものには例えばビタミン、ミネラル、有機酸、ペプチド、アミノ酸、炭水化物があります。スタブルダシジェスタープラスはこうした栄養分をバランスよく含んだ土壌微生物活動促進剤です。本剤は微生物剤ではなく、土中の土着の微生物を活発化させるものです。

ご使用になるメリットは以下のような点があります。

(1)短期間で植物性の残さを分解する。

(2)土壌の肥沃さを改善する。

(3)作業をする人にも安全で生産性も向上させる。

土中の植物成分を分解しようと考えている皆様、ご検討を宜しくお願いします。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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植物と共生する菌根菌を使用して自然本来の力で成長促進をする

菌根菌は植物と土中で共生する微生物です。植物の根の部分で共生して、植物には栄養分や水分を供給します。化学的な手法を用いて植物や樹木の育成をしたくないと考えておられる方々、菌根菌ならばその思いに適合します。菌根菌は人類よりはるかに古い歴史を持ち、植物と共生してきています。

植物と共生をするのは根の部分ですから、土を作って保存しておいても根が出てくるまでは動きがありません。一度動き始めると、しろいろな方向に菌糸が伸びて根の部分で植物のネットワークのようなものが形成されます。

水不足や病虫害に強い植物を作り上げるのに一役を果たすのが菌根菌です、内生菌根菌と外生菌根菌がありますが、多くの植物は内生菌根菌でカバーが可能です。弊社には内生のみのものと外生を混合した2種のタイプを取り扱っています。弊社の取り扱っている菌根菌製剤の名称はバイオオーガニックスです。ご検討よろしくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

 

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