MBR(膜分離活性汚泥法)の膜に付着する茶色いものの中身、成分は?

皆様はMBRの膜の上の茶色い付着物をよく目にされることがあるかと思います。ご承知のように膜に付着物があるとMBRの機能の低下が起きることがありますし、閉塞すれば洗浄などの清掃作業も必要になります。

化学工業の排水中には多かれ少なかれ界面活性剤が含まれています。界面活性剤には疎水の部分があり、この部分が膜に付着しやすい物性があります。排水中に未分解の界面活性剤の成分が残ると膜に付着の可能性が出てきます。

界面活性剤の付着した部分は疎水性で流れの中でフィルターのように機能しているのではと考えております。様々な成分が通過した上で残るものが付着をするのではないかと推定できます。茶色の部分が界面活性剤とは限りません。

この部分は疎水性のものがベースとなっていると水に溶かすのは簡単ではないと考えます。微生物が分解できる有機物は水に溶けた状態のものですので、微生物剤を使う場合は膜の清掃後に入れて、排水中の界面活性剤を分解して付着を防ぐと考えた方がよさそうです。弊社の微生物剤で界面活性剤を分解するのはBFL5600SSです。

膜の付着物、いわゆるファウリングで困っておられる皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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微生物を利用した排水処理方法

微生物を利用した排水処理方法というと、歴史のある活性汚泥法や最近、多いMBR(膜分離活性汚泥法)という膜を使う処理も、何を利用して排水を浄化しているのかというと、微生物になります。

よく日本の微生物関係の本を読むと、多分、土壌汚染に関するところでバイオレメディエーションとして紹介されていたり、難分解性の物質を分解するのを微生物で行うのは我国では実験の段階で将来のことのような記述が多いのです。我国では発展途上かもしれませんが、外国、例えば欧州なのでは土壌も含めて浄化技術があり、実験や開発ではなく実際のビジネスとして10数年以上行われてきております。実験中というのは我国の特殊事情とも考えられ、世間一般のことではないと考えた方がいいです。世の中は毎日進んでいますので。

難分解性の物質であっても、ほとんどは天然由来の微生物により分解がされております。遺伝子の改良で新たな微生物を作る必要などありません。今の日本の法規を読みますと流通しているケミカルは難易度の差はありますが、自然に分解する生分解性があるという前提に立っていると考えられます。ですからお使いのケミカルを含む排水は、天然由来の安全な微生物での分解が可能です。

大事なのはどのような用途で、どのような微生物を、どのような条件で使用するのかということ、そうした微生物剤を安定的に製造して、同じような条件下ではいつも同じような結果を出すことであると考えます。

弊社の場合は、皆様の用途にあった微生物剤を数多く取り揃えております。微生物も人間と同じで得意の分野があります。ですから、用途ごとに微生物剤は存在します。今の排水処理法を改善したい、何か分解が難しいものがある皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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農業・園芸専用の吸水性ポリマーの保水材を使い、肥料の効率を25-50%向上させる

農園芸専用の吸水性ポリマーを使用していて水以外のメリットは何があるかというと、肥料の効率が上がるという点があります。肥料を散布して、根から吸収をさせる場合、土中の肥料成分のかなりの部分が流れて流失します。

吸水性ポリマーを土中に埋めますと、水分を吸収します。その際に水に溶けた肥料成分も吸水性ポリマーの中に吸収されます。もちろん真水を吸収する場合と比較すれば、吸うことのできる水分は減りますが、確実に吸収します。吸水性ポリマーに吸収された肥料成分は流失することがなくなります。

弊社の農業・園芸専用の吸水性ポリマーで保水材のウオーターワークスは植物の根に対して親和性があり、根はポリマーから直接、肥料成分を含む水を吸収することが可能です。こうした無駄の改善により、製造メーカーの話では、肥料の効率は未使用の場合と比較して25-50%改善することが可能であるとしています。

土壌のタイプによっては、散布する肥料の多くが降雨などにより流失してしまうケースもあるかと思います。こうした土壌の場所ではウオーターワークスがその真価を発揮します問題ある土壌で肥料の効率を改善を考えておられる皆様、この機会に弊社の吸水性ポリマーのウオーターワークスを検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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園芸用の吸水性ポリマーに必要な条件は?

吸水性ポリマーというと皆様はイメージするのはたやすいですね。紙おむつのような製品の中に含まれていて水分を短時間で効率よく吸収する素材です。吸水性ポリマーはいろいろな種類がありますが、何でも吸水させて土中に埋まれば植物の役に立つかというと必ずしもそうでもないです。

吸水性ポリマーを園芸用に使う場合の条件は何でしょうか?順番に挙げてみます。

(1)土中である程度の期間、水分の吸ったり、出したりという機能が継続できる。

(2)吸水ポリマーが分解した後に出てくる、生成物やガスが植物の根や植物全体にダメージを与えない。

(3)植物が必要とするときに、必要な分の水を与えることができること。吸水ポリマーの中に水があっても植物が利用できなければ、開かない金庫と同じです。樹脂の中から漏れ出すのを待つというのも少し楽観的すぎると私は思います。

(4)吸水ポリマーに植物の根との親和性があること。親和性がありますと、根は樹脂から直接水を吸い上げることが可能です。

以上のような点が条件として考えられるものですが、使えるものと使えないものを分ける決定的な差はどこから生まれるかというと、モノ作りの発想の差があります。弊社が提案させていただきます、保水材で吸水性ポリマーのウオーターワークスは、最初から土に埋めて、長期間使用されることを前提として、植物のことのみを考えて製造したものです。人間に使用することは全く考えてません。当然、それを満たす上記のような物性が吸水性ポリマーの中にあります。

園芸用吸水性ポリマーを保水材として考えておられる皆様、この機会に弊社のウオーターワークスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

 

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排水処理の中で硝化を始める前にシアンやフェノールは微生物剤で分解しましょう

排水処理を進める上で窒素が多い排水の場合は、窒素の化合物をを処理する硝化の過程が必要になります。ところが硝化を担当する硝化細菌は環境の変化に弱く、pHや溶存酸素などの条件を満たさないと機能しません。さらに一部の化学物質とはきわめて相性が悪いというか、こうしたものの存在がありますと硝化ができません。

さらに硝化菌の作るバイオマスは、こうしたケミカルと一緒になるとすぐに壊れますが、回復して安定するまでには約2か月ほどかかることもあります。

相性の悪い代表的なケミカルの例がシアンとフェノールです。硝化を始める前にこうしたケミカルは微生物を使って分解する必要があります。2つとも、世間で言う難分解性のケミカルです。

シアンを分解するためには弊社の微生物剤BFL5400GCがご使用になれますし、フェノールを分解するためにはBFL5900PHが使用できます。安定した硝化の状態を作ることを考えておられる皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。

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MBR(膜分離活性汚泥法)の膜が詰まる、閉塞するなどの界面活性剤によるファウリングを改善する微生物剤

膜分離活性汚泥法(MBR)は今日、世界中で排水処理の方法として広く使われていますし、日本製の膜が多く使われていることは皆様、ご承知の通りです。素晴らしい膜なのですが一つの問題は、排水中の成分により膜が詰まったり、閉塞したりすることがあります。そうなると処理の機能が低下するだけでなく最悪の場合は処理が停止してしまいます。

逆洗その他の方法で皆様は膜の清掃をされていると思いますが、それでも付着が止まることはありません。原因の一つが界面活性剤です。界面活性剤というと洗剤を思い浮かべるかもしれませんが、多くの化学工業の製品の中には含まれる成分です。

界面活性剤の中の疎水の部分はどうしても膜の表面に付着しやすい性質があります。そして付着すると層を形成して、その上に他の成分の付着も始まります。界面活性剤は土着の微生物により分解が難しい成分です。これが十分に分解されない限り付着を止めることはできません。

弊社が提案するのは排水中の界面活性剤を分解を得意とする微生物剤のBFL5600SSの使用です。界面活性剤の分解が十分にできれば付着は大幅に減り、処理の効率は妨げられず、清掃の間隔もあけることができます。

MBRの膜のつまり、閉塞、付着でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問い合わせ、心よりお待ちしております。

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ゴルフ場の芝のサッチを天然の微生物で分解して肥料の効率を改善する

ゴルフ場の芝につきものなのが、サッチです。芝と土との間に形成されますが、形成されて厚くなってきますと水の通りも悪くなりますし、このことにより散布した肥料の効きも悪くなります。肥料成分が土中に思ったように浸透しなければ根からの肥料の吸収が悪くなります。

さらに、このようなものの形成がされますと、全てのものの移動が停滞して淀むということになり、そうなれば病虫害の発生やダメージを受ける原因となります。サッチを上手く処理することは長い間の課題です。

弊社の提案は天然由来の微生物剤でサッチ分解の効能のあるものをを散布して、サッチを自然本来の形で分解して除去することです。そして土中の微生物の環境を改善して活発化させるだけでなく、もう一つ芝に栄養を与えるためにアイルランドの西部のきれいな海で採取された海藻より抽出した栄養分をブレンドしてダメージを受けた芝を元気にします。

こうしたことを可能にする微生物剤がBFLバイオグリーンLで、日本のゴルフ場のキーパーの皆様のご意見を取り入れて日本向けに特別注文で生産しています。ゴルフ場のサッチの処理でお悩みの皆様、この機会にBFLバイオグリーンLを検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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バイオサーファクタントの泡

排水処理の生物処理槽に朝から夕方までいて様子をみたことがありますが、泡は微妙に変わります。様々な排水の成分が変わると色も泡も変わります。対象の有機物の分解が上手くいっているときは、なんと言うか健全な泡が適度に曝気槽の中にあります。排水処理の中の対象の有機物はもともと水に不溶なのも多くて、処理のためにまず槽の中の微生物がバイオサーファクタントを放出します。それで表面に泡が出ます。

もう一つ、あふれるように出てくるのが処理が上手くいっていないときに出る、他の界面活性剤由来と思われる泡で、結構大きくなり、そのままの状態では槽からあふれてしまう可能性のあるときは消泡剤の投入をします。こうした状態が常にあるところもありますが、一日に何回か起きてその都度の処理ということもあります。

もう一つの泡は、いろいろな成分が流入した際に槽の中の微生物の細胞膜が破れて中身が出てしまった際に出る泡です。

何度かみているうちに観ると違いは分かるのですが、言葉で表現するのは難しいですね。微生物の処理の場合、ベストな状態を常に五感で捉えて、その時点での状態がベストな状態と比較してどれくらい違うのかということをみてください。

バイオサーファクタントに関しては弊社のホームページをご参考になさってください。バイオサーファクタントの使用を考えておられる方々、この機会に弊社のバイオサーファクタントを検討してみませんか?お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

 

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動物性タンパク質を含む排水を分解するバクテリアとは?

動物性タンパク質を分解するバクテリア、微生物はありませんかというお問い合わせを受けることがあります。弊社の取り扱いの微生物剤の中ではBFL5100HPという水産加工用に作られていますものが使用できます。

動物性タンパク質を多く含む排水の特色はタンパク質が多いので分解が進むと大量のアンモニアが発生すること、さらに脂肪分も多いことがあります。こうした状況で上手く働くものが必要になります。分解が進めば出る訳でアンモニアの処理の硝化も最初から考えておかねばなりません。後の段階の硝化を考えないといけないので処理の流れは結構難しいものになります。

こうした排水でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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MBR(膜分離活性汚泥法)の膜のつまり、閉塞、清掃の頻度が高いことでお悩みの皆様へ

MBR(膜分離活性汚泥法)の膜が詰まったり、閉塞して微生物による生物処理が不調になるケースがあります。一度つまり始めると、その頻度も高くなります。逆洗をはじめとする洗浄方法は様々ありますが、清掃することには時間とコストがかかりますし、詰まれば処理そのものが低下するか停止してしまいます。

よくお客様から膜に茶色い物質が付着していて、これを定期的な清掃で除去しているが再付着は早く来ると聞きます。多くの場合、分解が十分でない成分が付着しますが、可能性が一番高そうなのが界面活性剤です。排水処理の中で界面活性剤というと土着の微生物では分解が難しい成分です。

十分に分解されない界面活性剤は膜に付着して、その上にさらに様々な物質が重なり、膜のつまりを引き起こし最悪の場合、排水処理を破たんさせます。界面活性剤には付着しやすい物性もあります。仮に別の界面活性剤を使い除去をした場合は別のものの付着が始まることがあります。付着の原因になるものを分解しない限り、付着の問題は根本的な解決はできません。

弊社の提案は弊社の界面活性剤を分解する微生物剤BFL5600SSを中心に入れて、さらに皆様の状況に応じた微生物剤を入れることで、膜への付着の防止と処理そのものの効率を上げることです。そうして掃除の回数を減らすことも可能になります。

MBRの膜のつまりや付着でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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