微生物剤を使った排水処理を進めていく場合の具体的な進め方

微生物剤の問い合わせの際に、お電話でいきなり「1kgいくらですか?」というようなお問い合わせをいただきますが、これは病院に行って、いきなりいくらかかりますかというのと同じです。

微生物剤をお使いいただく場合は、排水の特徴、今の問題は何か、1日辺りの流入量、処理と処理後の排水の分析値をお聞きしますし。施設の概要に関してもお聞きします。そうでないと、何が問題で、どんな微生物剤を選択するのかが決められませんし、さらにどれくらいの量がいるのかも分かりません。この辺を基本としながら、いろいろと話をうかがって最初の投入量やその後の保守のための投入の頻度と量を出して、価格の見積もりもします。弊社には、皆様の用途に応じた様々な微生物剤があります。多くの有機物は分解ができます。

お気軽にコンタクトしてご質問いただければと思います。排水の問題でお悩みの皆さん、弊社の微生物剤の使用を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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今なすべき池のヘドロ対策とは?

池や川の浄化を考える際に、手をつけることが難しい問題の一つに水底に蓄積しているヘドロの問題があります。歴史があればあるほど、歴代の汚れがヘドロとして水底にあり、それは様々な栄養分の塊でもありますし、富栄養化の原因の多くをこの部分に抱えています。池の水を抜いてヘドロを除去したり、川の場合、浚渫という方法もありますが、どちらのケースも困るのはどこにヘドロを持っていくかということです。

底のヘドロの浄化をしないで、例えばきれいな水を他から持ってくる、あるいは汚染源から汚水が流れ込んでくるのを止めるなどしてある程度の改善効果があるのは確かですが、汚れの主な原因を取り除かないで終わってしまいます。

本当に地域住民の憩いの場ややすらぎの場として池や河川を考えるならば安全で確実なヘドロの処理を考えるべきです。弊社の提案は散布すれば沈降して水底でヘドロを分解するタイプの微生物剤の使用です。もちろん、しっかりとした数値のモニタリングが必要ですが、水底の嫌気状態の部分であってもヘドロの分解を進める方法はあります。弊社の提案は微生物剤BFLポンドクリーン2の使用です。

河川や池の浄化を本気でお考えの皆様、この機会に弊社の微生物剤の使用を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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種子コーティング剤に何を使用するか?

種子を発芽させたり、散布する際にそのままの状態で散布するより、何らかの物質でコーティングするか処理するかにより、その後の発芽率、成長率、収穫に影響を大いに与えることがあります。

様々な植物の種子がハウスで発芽して栽培されています。その中には今まで野草のようなものであったものも含めて人口の高齢化と少子化により自然に採集することが難しくなったものも含まれています。例えば、ドクダミなどもそのようです。

種子を思っている以上の効率で発芽をさせて、成長を促進するためには適切な種子コーティング剤を選ぶ必要があります。弊社の取り扱っているものの中にも3種ほどあります。粉末のものと液体のものがあります。用途により選択をすれば良いです。

(1)ウオーターワークス

これは元々、防風林の植栽に我国で20年以上使われている保水剤ですが、本剤とともに散布すると発芽が促進されて、保水剤ですので水のストレスを軽減しますので成長が促進されます。

(2)シードプラスとシードプラスエクストラ

本剤は、様々な向き栄養分を配合した種子用のサプリメントで発芽の促進と成長の促進を両方します。シードプラスが粉末、シードプラスエクストラは液体です。これは最初から種子コーティング剤として開発されています。

種子コーティング剤に何を使おうか考えておられる皆様、この機会に弊社の製品を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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砂が多い土壌(砂地)に芝などを植える場合の即効性のある保水力と保肥力の改善方法

砂の多い土壌(要するに砂地)で芝などの植物を植える場合の心配は水はけが良すぎて水不足になることと、肥料を施肥しても水はけの良さから容易に流失してしまうことがあります。これは困った問題です。

水不足は、これから夏にかけては温度も上がり、植物の生存に関わってくる重大な要因になります。散水も施肥も何度も繰り返すという訳には実際にはいきません。天然素材を使う改善方法もあるかもしれませんが、実際に効果を出すまでにはしばらく時間が必要です。

弊社の即効性のある改善方法の提案は吸水性ポリマーのウオーターワークスの使用です。ウオーターワークスは既に日本で20年以上の間、離島や海岸の透水性の高い、水はけの非常に良い土地での防災林の移植に使われてきています。散水量は最大で75%削減可能ですし、肥料やその他の効率も向上して最大で50%まで削減が可能なケースがあります。

砂地での保水力と保肥力の即効性のある改善方法をお探しの皆様、この機会に弊社のウオーターワークスをご検討いただければ幸いです。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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微生物剤を使用する場合には微生物の立場に立って使いましょう

微生物剤を排水処理や土壌汚染処理で使用するには一定レベルの知識と技術が必要になります。単に現場で散布すれば終わりという簡単なものではありません。微生物も我々も同じ生物であり、生存して増殖するためには条件が必要です。まず、微生物が活動をするためには水分が必要です。さらに例えば好気性の微生物でしたら酸素かそれに代わるものが生きていくためには必要です。さらに微生物を使うための適正な規模の処理施設があることも全ての処理の前の前提となります。生存と増殖に必要な条件としては例えば以下のようなものがあります。

  • 溶存酸素(好気性のものには特に必要)
  • 活動が可能なpH(微生物により動くことのできるpHの範囲は微妙に異なります)
  • 適切な水温(30℃が一般に最適温度ですが、低すぎても高すぎても動きません)
  • 栄養バランス(適切な栄養分がないと微生物は活動ができません。給料をいただかないと働けないのと同じです。窒素やリンは微生物の体を形成したり、分解のための酵素を作るための材料としても必要です。有機物=C:窒素:リンは100:5:1のバランスが望ましいです)
  • 使用する環境下に毒物や微生物の活動を抑制する物質がないこと
  • ご使用になる方微生物が分解する対象は主に何かが分かっていること
  • 分解する対象の排水を分析して、CODやBODが異様に高すぎないこと

何かの排水の原液の場合、そのままではBODで50万-100万mg/Lというようなケースもありますが、そのような場所ではいくらばっ気しても微生物を効率よく動かすのは難しいです。自分が微生物であると仮定してどんな場所なら動きやすいかということを考えながらご使用いただくと良い結果が出ると思います。

弊社は様々な皆様の用途に応じた微生物剤をお出しすることができます。お気軽にご相談ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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石油で汚染された土壌を微生物剤を使い油分を分解して浄化する際に界面活性剤は必要か?

界面活性剤を使い油を分解して土中で分散させるのはよさそうですが、化学合成をした界面活性剤をその後分解する必要が生じます。微生物剤は土中で水分、pH,栄養分、酸素などの条件が整えば油の付着した土壌粒子に接触すると微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)を放出します。これにより油分は乳化されます。バイオサーファクタントは元々、自然界にあったもので生分解性は極めて高く、微生物が作るものですから微生物により分解が効率よく行われます。私は界面活性剤を使う必要はほとんどのケースでないと考えてます。

微生物が土中で動き始めると1週間以内には、気にされている油の臭いなどが消えていきます。微生物は水分がなければ活動をしませんので土中に適切な水分量は必要ですし、その他の栄養分などの条件も活動をさせるためには必要です。

大前提として油分を分解するためには、石油の成分を分解する能力をもった微生物剤が必要です。弊社の提案は油汚染土壌の用途には微生物剤BFL6000HCをお奨め致します。この機会に微生物による浄化を考えておられる皆様、弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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タンパク質を多く含む排水の発泡、気泡と微生物による分解と生物処理について

タンパク質を多く含む排水の特徴の一つを挙げるとしたら何でしょうか?私は発泡しやすいこと、要するに過剰に泡が出る、起泡することを挙げてみたいです。お料理で卵をかき混ぜますと泡が出てくることがありますが、その状態です。

タンパク質が多い排水は負荷も高いので曝気槽に入ると微生物もそれに対応して増殖します。微生物は増殖する際に自ら作るバイオサーファクタント(微生物界面活性剤)を放出します。界面活性剤ですからばっ気をすれば泡が立ちます。タンパク質由来の泡とバイオサーファクタント由来の泡のダブルの効果により収集がつかないほどの泡が出てしまうケースもあります。

改善方法としてはタンパク質を多く含む排水の前処理です。自然に沈降が可能なものは沈降をさせた上で、上澄みを曝気槽に送る方がいいですし、沈降性の悪い場合は場合によっては凝集剤の処理が必要になる場合もあります。

その上で、曝気槽の中に弊社のタンパク質を含む排水を分解する微生物剤のBFL5100HPの使用をお奨めします。タンパク質を多く含む微生物剤をお探しの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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微生物、バクテリアが排水中の有機物を分解する仕組み

よく「xxを食べるバクテリア、微生物」などと説明されますと、あたかも微生物が界面活性剤は油をそのまま食べるような印象を持たれる方もあるかもしれませんが、実際にはそういうことはありません。

微生物も人間と同様に生存して子孫を増やしていくためには様々な条件が満たされていることが大事で、それをそれを考慮せずに微生物をやみくもに投入しても効果は出ません。例えば条件としては生存できる範囲のpHの数値が必要であり、好気性の微生物であれば水中の適正な酸素濃度が必要です。さらに栄養のバランス、分解の対象の有機物の量に見合った窒素とリンなどの栄養分が必要です。水温も成果を左右します。摂氏30℃あたりが多くの場合、最適な温度と言われてます。高すぎても低すぎても増殖しません。

こうした条件を満たした上で、分解対象の有機物を分解するのに適切な微生物剤が選択されている場合の動きですが、水に不溶な物質の場合、自ら界面活性剤を作り(バイオサーファクタント)、その上で次に様々な酵素を出して分解を進めます。有機物の分子量がどんどん小さくなり、最終的には微生物の代謝の中に取り込まれて二酸化炭素と水になり、その際に生物の活動のエネルギーのATP(アデノシン3リン酸)を得ることになります。この動きは人間も同じです。

微生物が有機物を分解するのは人間が食事をして活動のエネルギーを得るのと同じで、有機物を分解して、活動のエネルギーを得るためです。お手元に高校時代の生物の教科書があるならば呼吸のところをご覧になってください。意味はそのようなところにあります。

弊社は様々な微生物剤を皆様の用途に応じて取り揃えております。微生物剤を使って有機物を含む排水を分解したいと考えておられる皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

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農業用の保水剤に求められる条件

農業用の保水剤のお問い合わせは、吸水性ポリマーを販売していることもありよくいただきます。1年ごとに植え替える野菜にも保水剤の吸水性ポリマーは使用できますが、コスト的にみて付加価値の高い用途に限定されると思います。私は国内、海外などの実例をみると果樹やお茶などの樹木を植える場合に使用すると有益であると考えます。さらに花卉園芸の場合で労働に占める水やりの割合が高い花を栽培されている方々はメリットがあると思います。

その中で保水剤に求められる条件とは何でしょうか?大事な点は3つほどあります。

(1)植物が必要とする際に必要な分の水を与えることができて、水分ストレスを軽減できるというのがまず第一に挙げられます。必要なときに必要な水分が吸い上げることを植物に可能にさせるのは根が樹脂と直接に繋がっている場合です。

(2)保水剤あるいは吸水性ポリマーが農薬や肥料、その他散布されるケミカルが土中に入ってきても保水剤の機能が損なわれることのないタフなものであることが要求されます。さらに植物の根から出る様々な物質と触れても保水剤が壊れないことも大事です。

(3)少なくとも数年以上、吸ったり出したりするポリマーや保水剤の機能が損なわれないというのが必要になります。保水剤は一度入れると、次の入れ替えは手間がかかりますのでできるだけ長く持つ必要があります。世の中は生分解性云々を言いますが、入れてすぐに壊れる、分解するのでは保水剤の意味はありません。保水剤の機能を果たした上で分解後に有害な分解物質が出なければいいと思います。

植物の保水剤として理想的な条件を備えているのが弊社の保水剤の吸水性ポリマーのウオーターワークスです。保水剤を考えておられる皆様、この機会にウオーターワークスを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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土壌の油汚染の場合の油の臭いの油臭について

土壌が石油を中心とする油で汚染された場合、気になるものの一つに油の臭いの油臭があります。これは浄化の過程でも何とかしたいものです。

微生物剤を使用して土中の油を分解する場合、微生物は多くの場合、油の汚染の成分の中で分解しやすい部分から分解を始めます。こうした部分はしばしば分子量が低く、揮発性も高いケースがあり、分解をしながら臭いも出てくるので気にはなりますが、微生物が適切に機能していますと2-3日で油の臭気は改善されます。

そして微生物の効果が向上すればするほど油の臭気は気にならなくなります。弊社の提案は油汚染土壌の浄化用の微生物剤のBFL6000HCです。油汚染土壌の改善策お考えの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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