抗菌剤を使って微生物を安定的に常温で保存するケース

微生物剤は粉末であったり、濃縮液の場合は安定した状態ですので、化学品を保管する冷暗所で保存すれば特に問題はありません。題名で想定しているケースは濃縮液を水で希釈されてすぐに使える状態にしたものを、比較的長い時間、保存する場合です。水で希釈すれば、濃縮液に比べて不安定になります。

日本の場合、高温多湿な気候になる場合があります。雑菌やカビが容器の中に入り込む可能性は否定できません。そうなると使用の際に弊社の微生物の増殖を邪魔しないで、保存中のカビなどのダメージを防ぐ、抗菌剤が必要になります。そのような状況に対応できるものがあります。

弊社のホームページに微生物に関するページがあります。

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油汚染土壌を微生物資材で浄化する

石油をはじめとする油で汚染された土壌で浄化を必要とするものは現実には多く、適切な方法の選択が必要ですが、その前に、どれくらいの油が、どれくらいの期間、どのくらいの深さまで浸透している可能性があるなどの現地の状況を調べる必要があります。様々な浄化法の中から微生物剤を使う方法を選択する場合は、以下のように考えたらどうでしょうか?

油汚染土壌を浄化する微生物剤として弊社はBFL6000HCを取扱っています。世界各地で使用されていますし、アジアの中でも有名な日本企業が油汚染土壌の浄化に本剤を使用しています。

(1)油のこぼれた量が、比較的少なくて、地表近くにある場合
石油は炭化水素化合物で、土中で炭素、窒素、リンの存在の割合を考えたときに、
炭素の数値が著しく高くなります。微生物が活動するためには栄養分としての炭素の量に見合った窒素とリンが必要です。ですから事前に栄養分を土に散布する必要があります。さらに微生物が生きていくためには水分が必要で、適切な散水を続けて、土が乾きすぎないようにshなければなりません。空気に曝すという意味で土を耕起すると効果的です。

(2)油のこぼれた量が大量で、土中深くまで浸透している場合
こうなると、土木工事と水処理が必要になってきます。地表に仮設の排水処理
施設が必要になり、くみ上げた地下水をここで浄化して、地下にもう一度戻すような
形になります。

その他、状況に応じて、様々な方法があります。

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微生物を使い微生物臭を脱臭する

有機物は分解の過程で様々な臭気を出します。微生物を使って悪臭の改善をするをする微生物脱臭という方法もあります。微生物による分解が促進されるとそれぞれの有機物を分解する微生物群から出る臭気があり、微生物臭とも言われています。活発な生物処理槽に行きますと様々な臭いがあります。一例を挙げると、雑巾の臭いが微生物臭の一つです。

処理施設と住宅地が近い場合に、微生物臭の改善の要求が周囲から出る場合があります。その際は弊社の取扱っているBFLオドクリーンを使い改善が可能になります。微生物を使用して微生物由来の臭気まで改善できます。

生物処理槽の中で酸素が十分に行き渡らない部分で嫌気臭が出る場合がありますが、これは、別の方法で解決が可能です。

微生物の様々な活動を説明するページが弊社のホームページにあります。ご参考になれば幸いです。

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植物を暑さ寒さのストレスから守るアンチストレスが、なぜ必要か?

植物には、暑さ、寒さ、水不足、霜や凍結などの様々なストレスの原因があります。こうしたストレスから植物を守るために抗ストレスポリマーのアンチストレスを弊社は取扱っています。アンチストレスの使用の重要な目的の一つは天候の変化に起因するストレスによる悪い影響から植物を保護することにあります。

植物に対する危険な状態とは以下のことが例えばあります。

(1)異常な暑さ
(2)干ばつ、日照り、水不足の状態
(3)霜や凍結(4-6℃の保護効果を与えます)
(4)乾燥した風(熱風と寒風)
(5)急激な天候の変化(突然の温度変化)
(6)植物の移植の際のショック

さらに植物を輸送中にもストレスがあり、そのダメージから植物を守り、鮮度保持に寄与することがアンチストレスの使用により可能になります。

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池の底に溜まるヘドロを微生物剤を使い除去する

魚がいる池などは、餌の残さをはじめとして有機物の量が増えて汚れが高まり、底には次第にヘドロが形成されます。量が増えてくると物理的に除去をしても持って行く場所に困ることがあります。そこで、ご提案をするのは底に定着してヘドロを分解する微生物剤です。

弊社の微生物剤BFLポンドクリーン2は通性嫌気性の微生物を主な構成要素とし、それを石灰化した海藻の中に入れて作ってあります。散布すれば、すぐに水底に沈みます。通性嫌気性微生物は、酸素のある環境では酸素を利用しますし、ない環境下では別の代謝をします。

微生物は水底でバイオフィルムのようなものを形成して増殖して水中をあまり浮遊せず、水底の有機物を分解していきます。そしてヘドロの形成も抑制されます。

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硝化細菌を含む微生物剤を使用して排水中で硝化を行う際の毒物と抑制物質の存在

排水中で硝化細菌を含む微生物剤を使い硝化を行う場合低い濃度であっても数多くの化学物質や金属などの抑制物質の影響を受けやすいです。特にアンモニアの生物酸化を妨げるものには次の5つのグループがあります。

チオ尿素
チオイソシアネート
アミン
フェノール
窒素を含む複素環式化合物

特に大きな抑制物質はイオウの化合物を含むことがあります。それらはアンモニアを酸化するニトロソモナスの銅を含む酵素と反応します。

硝化は以下のような金属の場合、低濃度であっても抑制されます。


水銀

亜鉛
ニッケル

硝化細菌はゆっくりと増加する高濃度に慣れていくのであれば高濃度のものに対しても対処できる場合があります。毒性に対する感受性はろ過式フィルターよりも活性汚泥法の方が強いです。

弊社の硝化細菌を含む微生物剤はアンモニアを生物酸化するBFL5800NTです。

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硝化細菌を含む微生物剤を使い排水中で硝化を行う際の汚泥日令

汚泥日令はばっ気槽内の活性汚泥の凝集効果と状況に影響を与えます。ばっ気槽で活性汚泥がばっ気を受けている時間のことで、活性汚泥がばっ気槽に流入してから余剰汚泥として引き抜かれるまでの滞在日数をいいます。ばっ気槽内の汚泥量を流入する浮遊物量で割った値で日数で表示されます。

温度が20℃を超えると汚泥日令が3日でも硝化は起きます。しかし水温が10℃以下になると汚泥日令は8日以上が必要となります。汚泥日令は水温が5℃から30℃まで上昇する中で、硝化が起きる状況で低下し続けます。

一般に15℃で溶存酸素が2.0mg/L以上で汚泥日令は8-12日であることが活性汚泥システム中で硝化が起きる普通の状況です。

もし溶存酸素が0.5-1.0mgくらいに低い場合は汚泥日令は他の要素が十分であるならば8日以上が必要になります。

高い溶存酸素、例えば1.0-2.0mgで他の何も制限する条件がなければ低い汚泥日令でも硝化は起きます。

弊社の硝化細菌を含む微生物剤にはBFL5800NTがあります。

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植物を暑さ、寒さのストレスから守るアンチストレスはどのような物性を持っているか?

暑さ、寒さなどの植物ストレスから植物を守る抗ストレスポリマーのアンチストレスの物性に関して説明をさせていただきます。

(1)アンチストレスはアクリルベースの炭素鎖からできた葉に対するスプレーです。
(2)有効成分が44%の濃縮された液体になっています。
(3)濃縮液は水溶性でご使用前に説明書に書かれた希釈率で薄めてご使用ください。
(4)水で薄められた本剤のスプレーが葉にかけられて乾燥しますと非常に伸びのある透明のプラスチック状の透水性のコーティング皮膜を形成し暑さや寒さなどの天候に起因するストレスによる致命的なダメージより植物を保護します。
(5)乾燥に要する時間は温度、湿度、風等の環境の違いにより異なります。
(6)本品は水溶性の濃縮液で濃縮や希釈液の形態の場合、寒冷な状態では凍結することがあります。
(7)本液が葉の上で乾燥しますと、そのコーティングは非常に伸びが良く約1000%の伸び率があります。
(8)この保護コーティングは植物の成長を阻害しません。
(9)保護コーティングは30-90日で分解します。要する日数は以下の条件により変わります。

紫外線にどれだけ曝されたか
希釈率の違い
風にどれだけ曝されたか
湿気の状態にどれだけ曝されたか
砂や塵などの風で運ばれる異物とどれくらい接触したか
植物の成長のはやさ
(10)事実上、無害な製品です。環境を汚しませんし、人に対しても害はありません。
(11)外観は白かクリーム色の液体
(12)液体にはかすかにアクリル酸のにおいがします。
(13)pHは6.0から8.0の間にあります。

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硝化細菌を含む微生物剤を使用し排水中で硝化を行う際の温度について

排水中で硝化細菌を含む微生物で硝化を行う場合、温度(水温)は硝化の成果に重大な影響を与えます。温度が低下すれば硝化も低下します。硝化の出来は温度に左右されます。

一般的に硝化活動が最大になるのが約30℃です。効率的な硝化細菌の成長が停止するのは5℃以下と45℃以上の時です。硝化活動は温度が10℃上がるごとに倍になります。水温の影響というのは他の要素、例えば汚泥日令等とともに配慮をする必要があります。

弊社の硝化細菌を含む微生物剤はBFL5800NTです。

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硝化細菌を含む微生物剤を使用して排水の中で硝化を行う場合のアルカリ度について

排水処理を行う中で硝化中にはアンモニアの酸化と重炭酸塩の除去によりアルカリ度は低下します。流入水にはアルカリ度の改善は期待できませんので、そのままですとpHは低下していきます。

アルカリ度は重炭酸塩が新たに供給されない環境下では硝化の出来を左右する要因になります。1mgの窒素の酸化には、およそ7.14mgのアルカリ度が必要になります。アルカリ度は炭酸カルシウムの形で数値化されています。

排水中のアルカリ度は酸がその中で生成したり加わったりすることによるpHの変化に対抗するように機能します。典型的な排水中のアルカリ度の強弱の指標としては以下のようになっています。

アルカリ度 CaCO3(mg/L) 弱=50   中=100   強=200

弊社の硝化細菌を含む微生物剤にはBFL5800NTがあります。

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