吸水性ポリマーを土壌の保水剤として使う場合の生分解性

吸水性ポリマーを保水剤として土中に埋める場合、考えなくてはいけないことは、どれくらいの期間、機能が 有効なのかということと、分解した後にどうなるかということだと思います。

廃棄物の場合でしたら、早く分解するのが望ましいですが、保水剤としての吸水性ポリマーは少なくとも5年ほどは機能が継続しないと本来、期待している成果は得られません。植物は成長して大きくなります、土中で根は伸びていきます。その中でポリマーも同じように機能を維持しないといけません。具体的には水を吸い、そして植物が必要とするときに必要なだけの水分を根から直接に吸収させることです。ポリマーの物性として最初から長期間に渡り、吸ったり出したりの機能があることが前提となります。

もう一つは土中で分解する場合に、有害な物質やガスを分解の過程で放出しないことです。分解する過程で、もし有害な物質が土中で放出されますと植物に害があり、ダメージを与えてしまいます。植物に有害な物質が分解する際にも放出されることがないというのが保水剤を土に使う場合の大前提です。

保水剤の場合、一度使用して不都合が分かった場合は、簡単に取り除くことができませんので、選択は慎重であるべきです。植物のための土壌の保水剤として使う吸水性ポリマーの中で理想的な機能を持っているのが弊社の農園芸専用の保水剤で吸水性樹脂のウオーターワークスです。

過去20年以上、日本の公共事業の中で使用され続けているのが信頼の証です。土壌の保水剤として吸水性ポリマーを検討されている皆様、この機会にウオーターワークスをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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ゴルフ場のグリーンで使用する肥料について

弊社、名東化製株式会社はゴルフ場のグリーンで使用する専用の化成肥料を輸入しています。5-6年ほど前に肥料登録をアメリカ製のグリーン用の肥料を4品目登録しました。アメリカの肥料会社のグローモア社という会社の、こだわりの肥料です。

この会社は様々な特殊な肥料を製造して全世界に輸出をしている企業でカリフォルニア州のロサンゼルスの郊外にあります。ゴルフ場のグリーンで何かを変えたいと思われるような皆様、この機会にご検討ください。

弊社は他にも造園緑化分野を様々取り扱っています。よろしくお願い致します。

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ジオキサンを分解するために既に日本の排水処理施設で長年使用されている微生物剤(菌)を使う

最近、ジオキサンを分解する菌の話題が新聞にも載って、非常に喜ばしいことであると思っております。弊社の提案は新しい微生物でなく長年、日本の排水処理の現場で使用されて安定した微生物を使いジオキサンを処理することです。大量になっても既に商業生産されていますので問題はありませんし、全て天然で遺伝子操作は一切ありませんので安心してご使用になれます。

1,4ジオキサンは発がん性の疑いのある物質ですが国内外の化学工業を中心に幅広く使われている物質です。高い水溶性があり、揮発性、吸着性、生分解性が低いのが特徴で一度、水中に出てしまうと広い範囲に広がり除去が困難なことです。様々な文献をみてもジオキサンの微生物による分解がほぼゼロと書いてあるものも結構あります。

生分解が困難ですと酸化促進法という除去法での除去はできますが、いつもこの方法が使える場所、環境ばかりではありません。弊社の微生物剤の中でジオキサンの分解に適しているのがBFL5400GCです。排水はジオキサンのみということは少なく、他のVOCや界面活性剤が入ることもあります。VOCの場合はBFL5900PHが使用できますし、界面活性剤の場合はBFL5600SSが使用できます。微生物剤は複数の種類をブレンドして使用することも可能です。

ジオキサンを微生物で分解することに興味を持たれている皆様、この機会に弊社の微生物剤の使用を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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植栽後に灌水が簡単にできない場所での土壌保水剤(材)の吸水性ポリマーのウオーターワークスの使い方

樹木や多くの植物を植える、移植する植栽を行った後に灌水作業という水やりが、実際には容易にはできないケースがあります。沖縄などの場所で行っている防風林などの防災林の植栽後は花壇に散水するようには灌水ができません。移植した後の植物にストレスが強くなっている状況で水不足になりますと最悪の場合、枯死します。

水が思ったようにやれない場合に効果を発揮するのは保水剤(保水材)です。弊社の提案は、過去20年ほど日本国内の公共事業での使用実績があり、海外では40か国以上の国で大量に使用されている農園芸専用の吸水性樹脂のウオーターワークスの使用です。

ウオーターワークスのご使用になるメリットは、厳しい環境の土中で水を吸ったり、出したりできて、植物が必要なときに必要な分、吸うことができることで、生存率の工場と成長の促進が可能になるところです。水が貴重な環境下では特に効力を発揮します。

植栽後の灌水が簡単でない場所での、植物の植替え作業をされる皆様、この機会に是非、弊社の保水材のウオーターワークスをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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会社の創立記念日

本日は建国記念日でお休みの日です。
弊社の創立は昭和26年2月7日です。私の祖父の野村清によりこの年に株式会社となりました。それ以前は個人事業として商売をしており、商売を始めたのは昭和10年です。

最近はいろいろなケースで会社の登記をみる機会が増え、その都度、設立のところはみてます。今年は7日が休日でしたが、出勤して仕事をしており。帰宅してから創立記念日に気が付きました。

現在の期数は65期です。皆様のおかげです。今後ともよろしくお願い致します。

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微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)について

有機物の排水中に微生物を入れて、界面活性剤が入っていないと思われるケースでも微生物剤を入れてばっ気をしますと、急に泡が出始めます。全てではありませんが多くの場合、バイオサーファクタントが微生物の側から放出されています。微生物が有機物を分解するための条件としては水に溶けている必要があります。

化学物質には水に不溶なものが多いです。そのままの状態では微生物は分解できません。酵素を作って放出しても有効でありません。よく微生物関係の本で微生物は酵素の製造工場と紹介されていますが、同時に微生物界面活性剤の製造工場でもあります。様々なバイオサーファクタントを目的に応じて作ります。

笑い話かもしれませんが、以前に通常よりも多くバイオサーファクタントを出してみようかと思い、構成する成分になると思われる栄養分になる、魚粉(フィッシュミール)とサラダ油を入れてばっ気したことがあります。泡はいっぱい出ましたが、部屋にも臭いが結構残りました。

弊社で販売している微生物界面活性剤はラムノリピッドで製品名はBFLバイオサーファクタントです。微生物界面活性剤にご興味をお持ちの皆様、この機会にラムノリピッドをご検討ください。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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植物由来の吸水性樹脂を植物に使う場合に考えるべきこと

一番初期の吸水性樹脂はトウモロコシをベースにしたものがあったことを記憶しております。吸水能力と土中での耐久性の関係かと思いますが、その後話をほとんど聞きません。最近でも植物由来のポリマーの新しいのが多くでてきています。

植物由来のポリマーの一番のセールスポイントは生分解性です。土中で分解しても有害な物質を出さないということです。植物に対して吸水性のポリマーを使う場合に一番考えなければならないポイントはまず植物が必要なときに必要な分の水を吸うことができるかどうかです。さらに植物の根からは様々な物質が出ますし、人間側からは農薬や肥料という可能性もあります。薬品類に対する耐性が強いこと、土中の環境変化にも強く、さらに水を吸ったり出したりを数年間は続ける力がないと使えません。

工事の際のコストの構成を考えると、吸水性ポリマーは構成比は小さいですが重要なポイントになります。人間の手配、機械の手配、その他の費用の方が高いと思います。土に埋めてしまう訳で不適切な樹脂を入れると、こうした努力と費用を無駄にします。埋めたのを掘り起こすのは非常に困難です。ダメだから取り替えるという訳にいかないのが保水材の吸水性ポリマーです。

そうであるならば長年、日本国内をはじめ海外の様々な気候の土地で使われているものを採用するのが最も安全です。弊社の農園芸専用の吸水性樹脂の保水材のウオーターワークスは日本をはじめ世界40か国以上で使用されていますし、日本国内でも公共事業に20年来使用されています。

水枯れ、水不足の対策に保水材を検討れている皆様、この機会に弊社のウオーターワークスを使ってみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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排水処理施設の中で発生する硫化水素をどのように処理するか?

硫酸塩が還元されますと硫化物ができます。代表的なものは有名な硫化水素です。排水処理施設の中で発生する可能性があり、十分にばっ気しているつもりのばっ気槽の中でも嫌気状態になる部分があり、そこで発生する可能性があります。

硫化水素は強い臭気があり、人体に有害であるだけでなく排水処理の場合の硝化細菌を壊して硝化作用を喪失させる可能性があります。硝化がなくなるとアンモニアなどの窒素化合物の処理ができなくなります。

弊社の提案は独立栄養タイプの微生物、換言すれば硫化水素のような硫化物を酸化する際にエネルギーを得るタイプの微生物剤を入れて硫化物を無臭で無害な硫酸塩に変えることです。微生物の生物的な酸化機能を使って行います。使用する微生物剤は弊社のBFL5700SOです。

硫化水素で問題をお持ちの皆様、この機会に弊社の微生物剤BFL5700SOを検討してみませんか?皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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高いレベルのタンパク質を含む排水を処理した後のアンモニア態窒素の処理をどうするのか?

高いレベルのタンパク質を含む排水は、微生物により分解が進むと大量のアンモニア態の窒素が出てきます。タンパク質の分解の過程では次のような過程が続きます。

(1)タンパク質分子の開裂によりポリペプチドができる。

(2)ポリペプチドの開裂によりアミノ酸ができる。

(3)アミノ酸の分解によりアンモニアやその他の有機窒素化合物が形成される。

タンパク質を大量に含む排水は、脂肪分も同時に多く含む場合もあり、効率よく分解するためには専用の微生物剤を使います。弊社の微生物剤ですと水産加工排水用のBFL5100HPです。

分解されて大量のアンモニア態窒素が出てくると、硝化をしなければいけません。次は亜硝酸態に変え、そして硝酸態にして、次は脱窒して窒素ガスを放出します。窒素がこのように循環する流れは自然の中にありますが、自然に硝化の機能を働かせてアンモニア態を変えていく場合、ある一定レベルを越しますと自然な形では硝化がおきなくなります。

そうした場合は、硝化細菌を入れて硝化を開始させる必要があります。自然の状態で対処できなくなれば人間の手で補助していく必要があります。その際に使えるのが弊社の硝化細菌のニトロソモナスを含む微生物剤のBFL5800NTです。

高いタンパク質を含む排水の処理とその後の硝化の問題をお持ちの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみてはいかがでしょうか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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排水処理施設のばっ気槽から出る悪臭の改善に関して

排水処理施設のばっ気槽から悪臭が出ることがあります。出た場合は、その原因が何かを調べて、その部分の改善をすることになります。例えばスラッジの状態であったり、ばっ気の状態、さらに施設の構造的なものと様々な部分を調べていただくことになりますが、原因が分かり、そこの部分の改修をしても、その時点で存在する臭気を消すことは難しいです。

弊社の提案は弊社の微生物剤のBFLオドクリーンのご使用です。オドクリーン自体は濃縮液なので水で薄めて使用しますが、使用の仕方は水面に対して用いる場合は希釈液を水面全体にスプレーします。希釈液をそのままばっ気槽に入れますと、気泡が激しく発生して消泡剤を入れる必要がでてきますので必ずスプレーするやり方でご使用ください。

スプレーする機具は霧吹きのようなもので十分にできます。微生物の機能で悪臭の原因となる物質を分解して臭気の改善をするやり方です。1回スプレーしていただきますと、どれくらい効果があるのか実感していただけます。

排水処理施設の臭気の問題をお持ちの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?適切な微生物剤の選択により臭気だけでなく分解の効率も大いに上がります。皆様のお問い合わせ、こころよりお待ちしております。

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