バイオサーファクタントと常温保存

バイオサーファクタントとは微生物自身が自らのために作り出す界面活性剤で生分解性は極めて高いものです。そのままの状態では、それほど長い期間、有効というわけではありません。日常の排水処理の中で様々なタイプの泡が出てきます。排水中の界面活性剤も泡となって出てきますが、バイオサーファクタントも泡となり出てきます。違いは微妙にあります。微生物は放出して対象となる物質を可溶化して分解をして併せてバイオサーファクタントも分解します。

弊社のバイオサーファクタントの製品のBFLバイオサーファクタントに含まれるバイオサーファクタントはラムノリピッドです。製品化の際には保存料が加えてあり、保存は一般のケミカルと同じで常温の冷暗所ということになります。直射日光を避けて、乾燥した涼しいところに置くということになります。これで製造後、未開封で1年の使用期限があります。

ラムノリピッドのご使用に興味をお持ちの皆様、この機会に弊社のBFLバイオサーファクタントをご検討ください。皆様のお問合せ心よりお待ちしております。

 

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土壌汚染は微生物分解で解決できるか?

『土壌汚染は微生物分解で解決できるか?』というご質問をお客様からよくいただきます。答えとしては有機物は微生物により分解はできるが無機物は分解できませんという返事をしております。ですから油がこぼれたような場合は、微生物により処理をすることが可能です。

問題は微生物はただ散布するだけでは機能を発揮できない場合が多いということです。微生物が動くための条件を人間の方で作る必要があります。例えば微生物は増殖して、酵素などを放出して有機物の分解をするためには窒素やリンの栄養分が必要になります。それがなければ分解する有機物があっても分解ができません。

好気性の状態で処理するようなケースでは、土の表面の通気性を改善したり、酸素が到達できないような場所が汚染されている場合は、微生物とともに酸素あるいは酸素の代替となるものを入れないといけません。

弊社には以下のような微生物剤があります。土が何で汚染されたかにより使うものは違ってきます。土壌汚染でお悩みの皆様、この機会に弊社にご相談いただければ幸いに存じます。皆様のお問合せ心よりお待ちしております。

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硫化水素を無害化処理する場合に微生物剤を使う場合の効果の判定方法

微生物剤BFL5700SOは有害な硫化水素に代表される硫化物を無害化できます。硫化水素は嫌気状態が起きた場合に思わぬところで発生して作業をされる皆様の安全を脅かしますので無害化の処理が必要になります。

実験室で効果を判定するためのテスト方法をご案内いたします。

10gのBFL5700SOを100mlの30℃の水に入れて2分間良く振り、その後30分放置します。1mlの上澄み液をとり500mlほどの汚泥、排水を取り、その中に混ぜて全体への行き渡りを確認します。

もう一つ硝酸ナトリウムを適量入れて、硝酸呼吸を促進するものを作り、それも含めてどのように硫化物が減るかを観察します。テスト期間は1週間あれば判定は可能かと思います。

施設の硫化水素の問題でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。お問合せ心よりお待ちしております。

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微生物による窒素とリンの処理

よくお客様から、微生物で窒素とリンが分解できないかというお問い合わせをいただきます。これ以上に分解の処理ができなくなった状態の窒素、リンは、微生物による分解はできません。例えば窒素は硝酸態の窒素、リンは水中で可溶性のリンの状態になっているものです。

排水のBOD、CODなどを分析して好気性の条件下で有機物を分解する微生物の場合、栄養分として窒素とリンを吸収できますが、この場合はBOD=100とすると窒素は5、リンは1くらいの消費になります。

窒素に関しては、どのような形態の窒素が多いかにもよりますが、アンモニア態が多ければ硝化をする必要がありますし、その後、硝酸態窒素が多くなった状態で脱窒ということをして窒素をガスとして大気中に放出することをします。これにより水中の窒素分は減ります。

リンに関しては、上記の窒素同様にできることをした上で、塩化鉄などのケミカルを使いリンを吸着させて水中から減らしていくことが可能です。

弊社には硝化に使用できる微生物剤のBFL5800NT(アンモニアを生物酸化する硝化細菌のニトロソモナス)と脱窒によく使うのが微生物剤BFL5400GCあるいはBFL4000SUがあります。

排水中の窒素とリンの処理でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。

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活性汚泥法の排水処理の中で界面活性剤が阻害要因になる場合、どうするか?

世の中の化学会社の皆様は生分解性を前提に製品を生産されていることと思います。生分解のしやすさと難しさは、それぞれです。界面活性剤に関しては多くの化学製品の中に多かれ少なかれ入っています。

活性汚泥法の活性汚泥の中の微生物にも界面活性剤の分解を得意とするものもありますが、多くのケースの現実は難しいということがあります。界面活性剤が排水処理を阻害する場合というと、まず大量の泡の発生を思い浮かべるかもしれません。確かにこれも大きな問題です。さらに問題となるのが、分解しきれない界面活性剤の存在により、処理の全体が思ったように進まないということがあります。

こうした阻害要因を改善するためには、ほとんどすべてのタイプの界面活性剤の分解が可能な専門の天然の微生物剤を投入することが一番の改善方法になります。弊社の界面活性剤の分解を得意にしている微生物剤のBFL5600SSを、界面活性剤の排水処理でお困りの皆様にこの機会にお勧め致します。皆様のお問合せ、心よりお待ちしております。

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砂漠化対策に保水ジェルを使う場合の条件

降水量が少なく水の乏しい、不足する地域の中近東で、植物用に水やりを省力化し水不足の対策になる保水ジェルは実際に使用されているかというと、使用されています。砂漠のようなところで使用する場合の保水ジェルの条件ですが、以下のような点は少なくとも満たす必要があります。

(1)土中での温度変化に強いこと、砂漠地帯は一日の中での温度の差が大きく土中でもそれに耐えるタフなものである必要があります。

(2)土中では植物の根から様々な物質が放出されますし、肥料は農薬の散布もありますので様々なケミカルが土中に入ってきますが、そうしたものと接触しても保水ジェル(ポリマー)の物性が損なわれてはいけません。

(3)土中の保水ジェル(ポリマー、吸水性樹脂)は根が伸びてきたら必要な分の水を必要な時に植物に与える強い親和性があることが必要です。ジェルは吸水して内部に水を蓄えているだけでは植物には何の役にも立たないことになります。

(4)少なくとも数年(例えば5年)は土中で水を吸ったり出したりを繰り返す必要があります。これくらい持たないと使い物にはなりません。使い捨ての考えで作る多くの保水ジェルには上記の条件は非常にむつかしいところです。

米国のウオーターワークス社は20年以上、中近東地域やその他の砂漠のような地域に吸水性ポリマー(保水ジェル)を販売している実績のある会社です。砂漠化対策で保水ジェルということを考える場合の選択なら、何をおいても保水ジェルのウオーターワークスです。砂漠化対策をご検討の皆様、この機会にウオーターワークスをご検討ください。皆様のお問合せ、心よりお待ちしております。

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植物用保水ゲルを使う場合、効果が出るまである程度、時間がかかります

植物用保水ゲルを使い、水やりの問題の改善を計画される場合、ご注意いただきたいのはゲルは植物を植えてから、すぐには効果が出ないことです。効果を出すまでにはある程度の時間が必要となります。

保水ゲルを植物とともに土中に入れて、植物が根を伸ばし、樹脂から直接、水を吸い上げるようになったときに、本格的な保水ゲルの効果がでます。ゲルに一番重要なことは、水を求める植物に対して必要な分の水を必要なときに与えることができることで、根との親和性の強い、弊社のウオーターワークスならばそれば可能です。

水やり、水不足、干ばつなどの水にかかわる問題がある場合は、この機会にぜひ弊社の吸水性ポリマーの保水ゲルのウオーターワークスをご検討ください。皆様のお問合せ、心よりお待ち申し上げております。

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7月8日のB2Bのセミナーのパネルディスカッションに来ていただきありがとうございました

皆様、こんにちは。大変遅くなりましたが、先月の7月8日に名古屋駅前のウインクあいちで開催されましたB2Bのプレセミナーの中のパネルディスカッションの会場にご来場いただきまことにありがとうございました。

このブログを読み、またFacebookの書き込みをご覧になり来ていただきました皆様、大変遅くなって申し訳ありませんが、心より御礼申し上げます。少しでも皆様のお役に立てれば幸いに存じます。

今後ともよろしくお願い致します。

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継続的に動物性油脂が排出される排水の処理を微生物剤を使って行う

継続的に動物性油脂の排水、要するに動物性の油が出てくる排水があります。弊社の微生物剤のBFL5000FGは、もともとが欧州の乳製品の工場の動物性油脂を含む排水を分解することを想定して作られた微生物剤です。

動物性油脂を含む排水は油脂の処理が上手くいかないと、担体で処理されている場合は付着が起きたり、過剰な泡が出たりして処理する上で問題が出てきます。油は長い間、分解が十分にされないと臭気に問題が出ることもあります。

弊社の微生物剤のBFL5000FGを排水の曝気槽の中に投入いただきますと、油脂の分解は進み、油脂に由来する様々な問題が解決します。投入していただくと、当初は、想像以上に泡が出ることがありますが、次第に落ち着いていきます。その後は、泡はもちろん、処理をする過程で、微生物が自らが作る界面活性剤の放出もありますので出ます。何というか、表現が難しいのですが、心地よい泡の状態です。

処理の過程で出る泡というのは適量で、見た感じも、消泡剤で処理するタイプの泡とはちょっと違う感じがします。

動物性油脂を含む排水で問題をお持ちの皆様、この機会に弊社のBFL5000FGを検討してみませんか?お問合せ、心よりお待ちしております。

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メタン発酵を行う際に、材料の処理と発生するガスの問題でお悩みの皆様へ

嫌気状態で行うメタン発酵は古くからある技術です。様々な材料が使われています。材料の種類によっては、例えばアンモニアが多く含まれる素材を使う場合は硫化水素が、出てくる可能性がありますので、出てくる段階での除去が必要になります。硫化水素のようなガスの場合は、弊社の取り扱っています、硫化水素をバイオロジカルスクラバーなどで除去することに使用するBFL5700SOをお使いいただきますと、除去が可能です。

さらに、様々な有機物をメタン生成の前の段階で嫌気状態で有機酸を作りだす過程に使用します微生物剤のBFL4400ANも弊社は取り扱っております。この微生物剤を使いますと、様々な有機物がメタン発酵に適した有機酸へと変わっていきます。嫌気状態で行いますので、同じ嫌気状態で進めるメタン発酵の処理へもスムーズに移行ができます。

メタン発酵の場合、使う材料により様々な問題が想定されます。メタン発酵を検討されている皆様、この機会に弊社の微生物剤のBFL5700SOとBFL4400ANを検討してみませんか?

皆様のお問合せ、心よりお待ちしております。よろしくお願い致します。

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