MBR(膜分離活性汚泥法)の膜や微生物固定化担体のつまりや閉塞の問題は以前よりあります。原因を元から改善しないと、仮に膜を取り替えても同じことを同じことを繰り返すことになります。膜をつまらせる、あるいは閉塞させて水が通らなくなる現象が出てくるケースがありますが、原因は様々ですが弊社がよくお客様から聞くのが次の3つの原因です。
(1)界面活性剤の付着によるつまりと閉塞
界面活性剤は排水処理の中では分解が一般的には難しいと言われるタイプの物質です。分解が十分でないと膜に付着します。さらに輸送中や膜の製造の過程でも膜に界面活性剤が付着することがあります。付着したものを別の界面活性剤で除去しようとすると除去に使用した界面活性剤が新たに付着することもあります。
(2)油分による付着によるつまりと閉塞
石油や鉱物油由来のものの分解が十分でないと、油が膜に付着して閉塞することがあります。石油由来の油も分解がしにくいもののとして認識がされています。
(3)多糖類の付着によるつまりと閉塞
多糖類というと、イメージとしてはデンプンのようなものを想像してください。排水中の微生物にとって必要な栄養源である窒素とリンが何らかの原因で一方あるいは両方が枯渇した場合には微生物が自らを守り休眠するために多糖類を放出することがあります。そうなりますと排水は粘性が高まり、最悪の場合スライム状になります。膜はつまり、閉塞します。
弊社の提案は微生物とバイオサーファクタントによる改善です。
界面活性剤を分解する微生物剤はBFL5600SSで水中と膜上にある界面活性剤を分解していきます。
油分は微生物剤BFL5500HCにより水中と膜上の油分の分解が可能です。膜を外して洗浄するような場合は微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)のラムノリピッドの製剤のBFLバイオサーファクタントをお奨めします。油を強力に落とすだけでなく速やかに分解していきます。
多糖類の場合は弊社の紙パルプ業界用に製造しているBFL5300PPが水中と膜上のの多糖類の分解に最適です。
MBR(膜分離活性汚泥法)などの膜のつまりと閉塞でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤とバイオサーファクタントをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。