排水処理の際に休眠中の粉末微生物剤を再活性化するバグファーム

排水処理の際に投入前に行う休眠中の粉末微生物剤を再活性化するバグファームについて事前に行うべきことも含めて書きます。バグファームをして排水中に投入することによりスムーズな微生物による排水処理が可能になります。

(1)事前に行うこと
休眠中の粉末微生物剤を再活性化する方法はバグファームと呼ばれる方法です。
粉末の微生物剤を再び排水中に入れるときにすぐに機能できるような状態にすること意味します。排水は事前にBOD、COD、全窒素、全リンなどは分析して、必要に応じてpHの調整、栄養分の調整をします。

pHに関しては投入する微生物が動くためには6.5-7.5の範囲でコントロールする必要がありますし、栄養分はBOD:窒素:リンの栄養分の比率が100:5:1であることを基準にします。BODはすぐに計測できないので、CODmnで代替させる場合は同じ栄養分の比率を使います。CODcrを使う場合は、100:2.5:0.5の栄養分の比率になります。

(2)バグファーム
適量の水槽を用意して適量のきれいな水というか、できれば30℃くらいの水が良いです。弊社の微生物の増殖は水温30℃が最適な温度になります。そして微生物剤を入れてばっ気を行います。事前に微生物に対象となる排水の内容を学習させるためにバグファームで使用する水の10%くらいになるように排水を入れることも可能です。バグファームの時間ですが水温20℃の場合は24時間、30℃の場合は8時間行うと効果的です。

さらに微生物についてのご参考ページとしてこのページがあります。

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