硝化細菌はニトロソモナスも含めて環境の変化に強くないので、実際に硝化を行う際には抑制する要因を十分に取り除いた上でされたほうがいいかと思います。
注意すべきことの一つはpHの変動であるかと思います。アンモニアが生物酸化されますと水素イオンが放出されてpHが下がります。水溶液の中ではアルカリ度という観点からNaHCO3などの緩衝効果を持った成分が水溶液中に必要です。
例えば300mgのNH4-Nが1リットル中の排水中にあるとすると、酸化される7.1倍のアルカリ度がpHの安定のために必要ですからNaHCO3の場合、
300 x 7.1=2130
ですので1リットルあたり、2130mgのNa2HCO3が必要になります。
弊社のニトロソモナスを含む微生物剤はBFL5800NTになります。