糸状菌による排水中のバルキングの発生の際にはMLSSを調べてみてください

汚泥の沈降しないバルキングが発生しますと、元の状態に戻そうと、様々な対策の商品はありますので、使ってみようと思いますが、大事なことは、なぜ起きたかという原因を調べて、同じ要因で再び起きることがないようにすべきです。糸状菌の発生しやすい背景としては、pHは酸性の領域で、溶存酸素(DO)が低下していることがあります。

排水を分析して、BODやCODの除去率は高く窒素やリンとの栄養のバランスも良い場合で、まず見ていただきたいのがpHです。pHも適切な範囲にありながらバルキングが発生しているケースは、溶存酸素が低下しているケースがあります。立派なばっ気の装置を持たれている場合は、溶存酸素が足りないとは考えておられないかもしれません。しかし排水中の溶存酸素を下げる一つの大きな要因に浮遊物があります。

MLSSで表示される数値が異様に高い場合があります。そのような場合は、いくらばっ気しても溶存酸素の維持は難しいです。一部で酸欠という状態も起きています。そのような場合はどうするかというと、汚泥の一部除去ですが、これも一気に行いますと生物処理の場合は不都合が生じますので、7-10日かけてゆっくりと5000mg程度までMLSSは下げたほうがいいです。

ばっ気槽の中では硝化も起きています。硝化の中で排水中のアンモニア態窒素が生物的に酸化されますと、その際には大量の酸素を消費します。ですから溶存酸素が2.0mg以上に硝化を進める場合は維持するようにお願いを致します。

バルキングが生じている場合は、こうしたこと以外にも、排水を1Lのメスシリンダーにとり、30分、60分、90分と放置してSV30,SV60,SV90も調べたらどうでしょうか?

その上で、糸状菌を退治するバルキング対策用の微生物剤を使われてはいかがでしょうか?弊社はBFL5050BCというバルキング対策用の微生物剤を販売しております。中に配合されている糸状菌をバラバラに切る成分と、増殖する微生物の効果により退治します。

糸状菌のバルキングでお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。お問合せ心よりお待ちしております。

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