河川の底泥(ヘドロ)を微生物剤で分解して処理する場合は、今までの問題はどのように微生物を底泥中に定着させるのかということがありました。散布しても流れがあるので流れてしまったりして、定着がしにくいのが現状です。定着しなければそこで微生物は増殖することができません。
弊社の提案は、石灰化した海藻の中にヘドロの有機物を分解する通性嫌気性微生物を付着させたものを散布する方法です。石灰化した素材は散布すれば水底にすぐに沈んでそこで微生物は増殖を開始します。通性嫌気性の微生物は酸素がある状況下では酸素を使いますが、そうでない場合は別の代謝の方式を取ります。さらに石灰化した海藻は多孔質で微生物が増殖する住処となります。担体上に微生物が付着して排水処理をするのと同じになります。
昨年、大河ドラマで真田丸をやってました。あれは大坂城の出城でしたが、同じように微生物が安定して増殖できる砦を底泥(ヘドロ)中に作り、微生物を守りながら同時に攻めるということが可能になります。ヘドロ中に無数の微生物の砦を作るというやり方が弊社の提案です。旧来の担体を沈めるという方式との違いは、弊社の場合は確実にヘドロに対応できる専門職の微生物を用意しているところです。担体を沈めるだけですと土着の微生物に依存することになりますが、そう都合よく、底泥を分解するような微生物はいません。この差は大きいです。
河川の底泥(ヘドロ)を原位置(その場)で分解する底質改善に興味をお持ちの行政の皆様、この機会に弊社の、沈んで底泥(ヘドロ)を分解するBFLポンドクリーン2をご検討ください。皆様のお問合せ心よりお待ちしております。