ラムノリピッドが金属イオンと結合して土中を移動する

弊社のホームページの中のバイオサーファクタントの説明のページの項目の7番目に『ラムノリピッドの用途(研究中も含めて)』というのがあり、そこにラムノリピッドが土中から金属イオンを除去する図があります。この図の補足説明をします。

微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)であるラムノリピッドのモノマー(単体)は図の上部にありますようにマッチ棒のような形状を持ちます。それぞれが金属と非常に結合しやすい性質を持ちます。

ラムノリピッドが実際に土中で用いられるときは、個々のモノマーが入っていくのでなくモノマーがかたまった形で図の中では花のように見える状態でラムノリピッドは土中に入ります。エンジ色の土の部分に丸の中にMとあるのが金属イオンです。この金属イオンとラムノリピッドのモノマーの塊が結合して移動しやすくなり汚染部分の土中から除去されます。

ラムノリピッドによる金属の除去がしにくい土壌は粘土質の土壌と酸化鉄を多く含む土壌になります。

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