糸状菌による活性汚泥槽のバルキングの場合、状況別に糸状菌のタイプが分類できます。想定される状況別に糸状菌のタイプを書いてみます。
(1)低い溶存酸素の場合(施設内の有機物の負荷に対して)
糸状菌のタイプはスファエロチロスnatans(Sphaerotilus natans)、タイプ1701、ハリスコメノバクター ハイドロシス(Haliscomenobacter hydrossis)などがあります。
(2)有機物の少ない状態(低いF/M比)で完全に混合さればっ気がされている状態の場合
糸状菌のタイプはミクロスリックス パルビセラ(Microthrix parvicella)、ノカルディアsp(Nocardia sp)、ハリスコメノバクター ハイドロシス(Haliscomenobacter hydrossis)、タイプ021N、タイプ0041、タイプ0675、タイプ0092、タイプ0581、タイプ0961、タイプ0803などがあります。
(3)硫化物などの嫌気性の排水の流入のケース
チオトリクスsp(Thiothrix sp)、ベギアトアsp(Beggiatoa sp)、タイプ021Nなどがあります。
(4)排水の栄養分の不足(窒素とリン、どちらか、または両方)
チオトリクスsp(Thiothrix sp)、タイプ021N、タイプ0041、タイプ0675などがあります。
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