微生物による排水中の有機物の分解

『バクテリアでBODを分解してどこまで改善できますか?』というような質問をよく電話で受けます。BODで表示されるのは有機物であり、微生物の分解対象となるのは有機物です。無機物であるガラスや石などは微生物では分解ができません。

微生物が有機物を分解するのは別に善意で行う訳でなく自らが生き延びていくために行います。排水中に含まれる有機物は微生物が水に不溶な場合は最初にバイオサーファクタント(微生物界面活性剤)を出して乳化して、様々な酵素を放出して分子量を小さくしていき、最終的に自らの細胞の代謝の中に取り込まれATP(アデノシン三リン酸)を獲得していきます。これは生存していくためのエネルギーであり、そのために微生物は有機物を分解します。高校の生物でやっていたことが役に立ったと思った瞬間です。

とは言うものの、排水中に存在する微生物は全ての有機物を分解できる訳ではなく、それぞれの得意な分野に分かれています。微生物の世界も餅屋は餅屋というところです。弊社の場合は、皆様の用途と分解の対象物質の種類に応じて微生物剤を取り揃えており、皆様のお役に立てます。BODで表示される物質は微生物で分解するが、CODで表示されるものは難しいと言いますが、そんなことはありません。弊社の微生物剤であれば可能です。

排水中の有機物を微生物で分解して何とかしたいとお考えの皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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