排水中の多糖類を微生物剤で分解する

排水中にある多糖類に関しては原因としては二通りあります。一つは工場の排水中に製造している中から出てくる多糖類が排水されるケースと、もう一つは、もともとの製造の中に多糖類や関連の物質がなくても著しい栄養不足、つまり水中の窒素やリンが不足して微生物が増殖できなくなると、微生物は自らを守るために多糖類を放出してという行動をする傾向にあります。それによる多糖類の存在です。

どちらのケースも排水の粘性が急激に高まります。粘性が高まると施設内での処理に様々な不都合が出てきます。多糖類が増えすぎますと最悪の場合はゼリーというかスライム状になります。こうなると栄養分を追加投入しても到達しなくなってしまいます。一度出てしまった多糖類は栄養状態が良くなってもそのまま残っているので分解処理をする必要があります。そうしないと粘性の高い状態はそのまま維持されてしまいます。

多糖類を分解するためには専用の微生物剤を投入するべきです。時期もゼリー状、スライム状になる前に入れる必要がありますので、のんびりと経過を観察している場合ではありません。入れる前に水質の分析を行いCOD、全窒素、全リンの数値を調べます。必要な窒素とリンの量を入れます。BODの計測は時間がかかりますので、CODを代わりにs使いCODmn:窒素:リンは100:5:1くらいになるように調整して、さらにpHをチェックして微生物が最適で動ける状態が7.0-7.5くらいですので、必要に応じて調整します。大事なのは早めに必要な手をうつということです。

最悪のゼリー状になった場合は、槽の中からこれを全部除去するか、半分除去して、取った分の水を新たに加えてから同様のことを行ってください。

多糖類の分解に優れた効能のある微生物剤は弊社の場合、BFL5300PPです。排水中の多糖類でお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。

 

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