ケルダール窒素と硝化の関係、有機体窒素は硝化の抑制要因

排水の水質を分析する際に計測する全窒素(T-N)はケルダール窒素(Kje-N)、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素により構成されます。ケルダール窒素は有機体窒素(タンパク質、アミノ酸、核酸など)とアンモニア態窒素により構成されます。どのような形の有機体窒素も弊社の微生物剤により分解してアンモニア態窒素に変えることが可能です。

排水の原水の水質を分析する際に全窒素、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素の各項目を計測するのは非常に重要です。有機体窒素は硝化の抑制要因になりますのでアンモニア態窒素に変える必要があります。有機物を分解する従属栄養型の微生物は栄養源としての窒素の中でアンモニア態を好んで選択する傾向があります。

硝化細菌は殆ど全ての好気性の生物処理施設の中に存在していますが、数量は限定されています。硝化を進める活性汚泥の能力はBOD5/TKN(全ケルダール窒素)の比と関係があります。

BOD5/TKN(全ケルダール窒素)の比が3.0までは硝化とは別のステージにあることを示しています。

BOD5/TKN(全ケルダール窒素)の比が5.0までは有機物の分解と硝化が起きていることを示しています。

BOD5/TKN(全ケルダール窒素)の比が5.0以上になると硝化の生成の数値が落ちてきます。

排水中のアンモニアの濃度の高さで問題のある皆様、アンモニアを生物酸化して亜硝酸にする硝化細菌ニトロソモナスを含む微生物剤BFL5800NTをこの機会にご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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