排水処理の中で硝化が自然な状態で開始できるアンモニアの濃度の下限と上限はどれくらいか?

皆様は排水中の有機物を曝気槽で処理しBODやCODの数値を改善して硝化の阻害要因を除去したら硝化は自然に始まると考えていませんか?何故ならば、硝化細菌はどこにも存在していて、多くの方々は条件が整えばアンモニアが亜硝酸になる過程より始まる硝化は自然に始まると考えてしまうからです。

実際はそうではありません。排水処理の場合、施設の中の硝化のための微生物の側の準備がほとんどないゼロに近い状態で硝化を立ち上げる場合、アンモニアが亜硝酸になるのが始まる下限の濃度は5ppm、上限は40ppmほどになります。下限以下では硝化は始まりませんし、上限以上では自然な形で土着の硝化細菌が動き出す可能性は極めて低いです。

硝化細菌の増殖には非常に時間がかかります。数日でなく数週間の単位になります。さらに硝化細菌は周囲の環境変化に敏感で壊れやすいものです。壊れてから修復するのも増殖同様に時間がかかります。

アンモニアを亜硝酸に変えるプロセスがスタートしない限り、硝酸態窒素になる状態にまで行くことはなく、脱窒に至る窒素の循環が成立しません。効率よくスピードアップしてアンモニアを亜硝酸にする硝化を始めるためには弊社の硝化細菌ニトロソモナスを含む微生物剤のBFL5800NTのご使用をお奨めします。アンモニア態窒素のレベルが自然な状態で硝化が開始できる40ppmを超えているような排水の場合は硝化に際してBFL5800NTをご使用が効果的です。

排水の高いアンモニア濃度でお悩みの皆様、この機会に是非、弊社の硝化細菌のニトロソモナスを含む微生物剤BFL5800NTをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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