排水処理の中で微生物剤を使用する際の微生物の学習能力

排水処理の中で微生物剤を使用する場合、テストの段階で例えば水を分析した場合に数値で大きな変化が出てきたのが1週間後とすると、「毎回、微生物が動くまでに1週間もかかるのか?」とよく聞かれますが、現実はそうではありません。一度処理のためのバイオマスが確立されますと、もっと短い時間で分解されるようになります。

微生物の一生のパターンは、導入期、対数増殖期、安定期、死滅期とあり、全ての生物と同様に永遠に生き続けるものではありません。微生物剤を作っている人に導入期がどういう時期か聞いてみたら、微生物が状況を学習して、どのような段取りで分解を進めたらいいのか準備をしている段階だそうです。この間に十分な学習をして次の爆発的に対数増殖期に備えているようです。人間同様に学習能力があり、勤勉さは人間以上と言えます。人間が寝ている間も微生物は活動していますので。

こういう性質がありますから、粉末で休眠状態の微生物剤を使用する場合は、事前に再活性化をするバグファームをお奨めしております。これは30℃のぬるま湯に微生物剤を入れて、空気を送るエアレーションをして元気にさせる方法です。その際に、実際に投入する現場の排水を10%程度入れていただくことをよく提案させていただいています。こうすることにより、ある程度の現場の予習ができます。投入してからのスタートが速くなりますし、効率もよくなります。

弊社には皆様の目的と用途に適合した様々な微生物剤があります。排水処理の中で何か困った問題を抱えている皆様、この機会に是非、弊社の微生物剤をご検討していただきますようによろしくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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