農業用ケミカルを特許でなくトレードシークレットで製造する海外メーカー

以前にアメリカの大手でない肥料メーカーで弊社が肥料登録して輸入しているところの社長を訪ねて商談が終了した後に面白い話が雑談の中でいろいろと出てきました。この会社の場合は、海外の市場をよく調査していて売れそうなものが見つかると、競合する製品をすぐに作って投入するようで、ダメと分かったらすぐに撤退すると言ってました。肥料の場合は多くの国で登録制度がありますが、農薬や医薬品ほどハードルが高くなく、コストも低く途上国のケースでも新規参入する会社は多いです。特許の問題を質問してみたら後発で取る必要がないが、対抗品の特許があれば侵害はしないようにするそうです。

別の会社の社長は特許にすると詳細な製法を公開しなければならないので嫌だと言ってました。農業に使用する様々なケミカルは特許の期間が切れ始めるころが売れ始めるころであると、その社長は言ってました。情報の管理がしっかりとしていればトレードシークレットでやっていけるということです。

 

 

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