塩害土壌の改良後に来る植物にとっての問題とは?

塩害土壌を塩害改良して、すぐに樹木などを植えて何も問題ないかというとそうでもありません。一難去ってまた一難という現実があります。土壌はほとんど問題がなくても水やりなどの水分ストレスや風などの物理的な植物に対するストレスが出てきます。

防風林などのケースですと農地のように頻繁に移植後に給水することは実際には難しいですし、十分な給水があっても、少し深めの部分から塩類の上昇がある場合があります。さらにマツなどのケースでも散水を地下水で行うと温度の差により根の部分にストレスが行くこともあります。高いストレスが継続すると最悪の場合、植物は枯死してしまいます。

さらに海岸が近い防風林などがある場所は、もともと風が強くて風による木々の揺れは同じように植物にとりストレスになります。以前の例では木々に木材で固定するようなことまでされているのを観たことがあります。塩害の後には風害がやって来ることがあります。

各種の植物のストレスを緩和するのが弊社の造園緑化の商品群の特色です。

農園芸専用吸水性樹脂のウオーターワークスは、根の周囲に根がいつでも水分の使用ができるダムのようなものを作るだけでなく、塩害の原因の塩類の上昇を抑えて、水不足を大幅に改善します。

植物用抗ストレスポリマーのアンチストレスは、生分解性のある皮膜を植物の上に作り、気孔の開閉をコントロールして、温度の変化による蒸散で植物から水分が無駄に失われるのを防ぐだけでなく、風などの揺れによる物理的ストレスも緩和します。

菌根菌バイオオーガニックスは植物と共生する細菌で、植物に栄養や水分を張りめぐらした菌糸から与えるだけでなく、病虫害に強い植物を作っていきます。

こうした商品は必ずしも全部一緒に使う必要はありませんが用途により組み合わせていくと相乗効果が期待できます。

沖縄の海岸の防風林移植で既に15年以上使用されてきている実績がありますので、津波の被災地の植林でもお役に立てます。

Some beach at Okinawa

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