津波の塩害を受けた土壌での樹木の苗木の移植、植林

東日本大震災の津波により多くの防風林などの樹木が被害を受けています。土壌に関しては海水が入ったことによる塩害があります。地表から0-20cmくらいの深さまでは自然の降雨などで比較的、塩分は抜けやすい傾向がありますが問題はそれより深い場所に残り、なかなか除去できない塩分です。

塩分に対する耐性は樹木の種類により様々です。大事に植えた苗木が根を伸ばして、塩分を比較的多く含む層に来た時は、植物に大きなストレスがかかることが予想されます。ストレスが常時かかれば成長も抑えられ、最悪の場合、植えた苗木は枯れてしまうことがあります。

除塩の映像をみても既存の方法では相当量の水が流し込まれて塩分を洗い出して排水がされています。同じようなやり方を苗木を植える場所で行うのは極めて難しいです。こうした場合、必要なのは希釈して散布するだけで、給水は雨水のみという条件で効力を出す塩害改良剤です。さらに散布後は、それでも残留する塩分が根の周囲に集積することを抑制する機能が必要になります。これができれば、植林した後も生存して順調に育っていく可能性がずっと高まります。元の姿を取り戻すためにはこうした工夫が必要です。適正な処置をすることにより気持ちと労力は将来に向けて活かされます。

弊社の塩害改良剤は3種類あります。

BFLバイオサーファクタント(物質名 ラムノリピッド) 
フィックス
ソルトラッド

カテゴリー: その他 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です