微生物を使う排水処理の中で日常、チェックする、調べる項目

微生物剤を使いバイオマスを確立して排水処理の中の生物処理が安定してきて以降にするチェック項目はバイオマス確立以前とそれほど変わるわけではありませんが、お客様の様子を観察しているとまず観ているのはpHの変動かと思います。何か、異常が出てくる前にはpHの変動があることがあり、午前中に数回、午後に数回、担当の方が記録しているような記憶があります。pHの記録も簡素化できる場合は紙を水に浸して色変化で調べるやり方は、あまり時間がかかりません。

pHと温度は設備の中で表示されるケースがありますが、それでも記録をつけて、いつもとどれくらい違いがあるかみていくのは大事でしょう。

さらに一番調子がいいときの外観の状態を頭に入れて、それを基に人間の持っている五感を総動員して臭気、泡の状態などの見た目から状況を判断するのも大事です。

微生物が生き残るために最も重要な項目は好気性微生物の場合は溶存酸素となりますが、実際に曝気装置が十分に動いている間は必要量を下回ることは多くないのですが、急激な減少ということもありますので、溶存酸素も計れるようにしておいた方がいいです。

定期的な検水の他に何か異常があると思われた場合は、早めに生物処理槽の排水を分析した方がいいです。BOD、COD、全窒素と全リンなどの項目は分析しないと分かりませんし、分析すれば栄養のバランスが適正であるかどうか分かります。

さらに流入してくる排水に変化があるかどうかも確認しておいた方がいいです。

弊社の微生物剤は用途に応じて様々な種類があります。皆様にご検討をいただければ幸いに存じます。お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

カテゴリー: その他 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です