少ない排水のサンプルで微生物の分解の試験をする問題点

排水処理を微生物を使って分解する手段を使う場合、対象となる排水に微生物が効果があるかどうかを、まず実験室で確認するケースがあります。日頃、拝見している例では1トンくらいのテストプラント、小さい場合で20-30リットルのプラスチックのドラムで行っています。

これを1リットルくらいの排水のサンプルで、栄養調整してばっ気してテストをする場合、すぐに分解する場合はいいのですが、動き出すまでにしばらく時間のかかる難分解性の化学物質の場合、分解が始まる前に相当量の排水のサンプルがばっ気により蒸発する問題があります。

蓋をして抑えても、ばっ気をすれば空気は外に出ますので、水分の減少をすることを抑えるのに多くは期待できません。一般的に難分解性のものはある程度の量を確保してテストして、3-4週はみた方がいいと思います。

弊社は様々な状況に応じた、微生物剤の製品群がありますのでご検討いただければ幸いに存じます。

カテゴリー: 水処理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です