石油がこぼれたり、流出したりすることにより土壌が汚染されることがあります。浄化法はいろいろとありますが、弊社としてご提案できるのは、微生物を使用して石油を分解して浄化する方法です。
石油がこぼれた直後の場合は、流出量やどのあたりの深さに達しているかは調べやすいのですが、時間が経過している場合は、流失した石油の量、どのあたりまで達しているのかというような情報が必要になります。
まず知らなければいけないのは、土壌の汚染のレベルです。どれくらい汚染されているのかは、様々調べる方法がありTPH(全石油系炭化水素量)で出てくる数値が必要です。
微生物剤の選択ですが、弊社の場合、石油を分解して土の中で使えるタイプの微生物剤にはBFL6000HCがあり、1立米あたりの投入量は決まっています。
石油汚染の土壌の一つの大きな特徴は石油が炭化水素化合物であることから、簡単に説明しますと、汚れの中の炭素分が著しく多いことです。微生物が動くためにはそれに見合った、窒素とリンの量が必要になるので、肥料を与えるように土に微生物の投入前に散布をします。
さらに微生物が活動するためには水分が必要で、いつも適度な湿り気が要りますので、必要に応じて散水するなどして水分の補給をします。
石油の汚れが浅い場所にある場合は硝酸ナトリウムなどの酸素の代替品も不要で週に一度土を起こすことでOKな場合もあります。石油汚染土壌の発生の際には是非、御相談ください。皆様の状況にあったご提案をさせていただきます。