水不足、移植のストレスからアカマツを守り生存率を高めて短期間に保水剤のウオーターワークスと植物用抗ストレスポリマーのアンチストレスを使い大量の移植、植え替えをした新潟のケース

弊社のホームページ中のウオーターワークスのページで掲載されている写真は新潟県の新発田の紫雲ゴルフ倶楽部のアカマツの移植があった1990年頃のものです。マツの写真は大量の移植、植替えを始める1年前の評価試験のものです。

当時、海岸の近くのゴルフ場で2000本近いアカマツの移植がしたいという話があり、当時は次のような問題がありました。水不足による水枯れ、移植のショックとストレスで枯死する可能性が高かったです。移植に際しては枯れるのを防ぐだけでなく、生存率を上げて、さらに移植後はアカマツの成長促進もしなければいけない課題がありました。アカマツの木の大きさは高さが10m前後で、直径は約15cmほどのものでした。

(1)それまで樹木をたくさん生えている松林の中から移植機で引き抜き新たな場所に植えても、移植の際の樹木のショックに加えて、地下水をくみ上げて散水したらその温度差がストレスになり枯死していた。

(2)水の温度差に関しては、池を作り地下水を地上にくみ上げて、温度を調整してから灌水するプランもあったが場所も広く、都合よく池の配置をすることもできないので不可と判断されました。

(3)当時の既存の国産の吸水性樹脂を使って保水ができるかと思ったら、実験しても結果が出ず、不可と判断されました。

(4)短期間で2000本近いアカマツを移植機で効率良く移植するのは今までの方法では無理で、何か画期的な、ブレークスルーが必要となり農園芸専用の吸水性樹脂のウオーターワークスと植物用の抗ストレスポリマーのアンチストレスをを使用することになりました。

(5)画像が出ているのが、使用、未使用で各30本植えた際の結果です。ウオーターワークスの効能を十分に発揮することができました。

(6)移植の1週間前にアンチストレスをアカマツにスプレーして移植の際のストレスを低下させ蒸散量を最少にした上で移植機で木を引き抜いて、そのまま植穴に持っていき植えて成功しました。アンチストレスを散布すると樹木の葉、幹に皮膜を形成して蒸散がコントロールされて休眠したような状態で無駄な蒸散がなくなり、枝をほとんど落とすことなく一気に進めることができました。

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