低レベルの放射性廃棄物(放射性物質)の廃水(液体)を固化する今までの技術として、セメント固化、アスファルト固化などの固める方法がありますが、固めるためには、それなりの設備を新たに作る必要がありますし、いつでも、どこでも発生したところで固めるという訳にはいきません。
さらに、セメントやアスファルトを使用した固化は廃液を入れるドラムの重量、廃水、さらに固めるために入れるセメントなどの重量が加わり、相当に重くなります。重ければ重いほど、作業の効率は悪くなりますし、作業をされる方々の安全の問題も出てきます。
低レベルの放射性廃棄物(放射性物質)を含む廃水(液体)を固めるのに、基本的に新たな設備投資が不要な方法が弊社の吸水性樹脂のウオーターワークスSP-400を使用する方法です。55ガロン(約208リットル)のドラムを用意して、そこに53ガロン(約200リットル)の廃水を入れて、そこに8.83ポンド(約4kg)のウオーターワークスSP-400を投入すれば体積をほとんど増やすことなく固まります。その状態は、米国の認証基準を満たして全米の原子力発電所、原子力関連施設で廃水の固化に使用されています。
どこでも、必要な時に使用できる機動性があるだけでなく、粒子の状態が顆粒状ですから粉塵の問題もほとんどなく、樹脂の投入量が少なく、総重量も軽くなり作業をされる方にも安全です。