植物を水不足や寒さや暑さなどのストレスから守る水溶性の抗ストレスポリマーのアンチストレスを使用後に農薬を使用する場合、以下の2点の心配をされると思います。アンチストレスにより形成される皮膜に関する件です。
(1)展着剤などにより皮膜が破れるのではないか?
(2)皮膜により農薬が付着しなくなるのではないか?
植物用の抗ストレスポリマーのアンチストレスは半透過性の膜であり、硬いフィルムのようなものではありません。硬いフィルムの場合はガス交換が円滑に進まず植物は死に至る場合があります。アンチストレスは他の化学物質、例えば農薬類が植物上で散布後、急速に乾燥しすぎることがないようにしたり、雨などにより流されないように機能します。これは半透過性の膜であることにより得られるメリットです。
農薬の展着剤により皮膜が破られる可能性はほとんどないと言ってもいいです。1988年の発売以来農薬の展着剤により皮膜が破られたという報告はありません。