微生物の分解能力を排水処理の中ではどう評価したらいいのか?

微生物の分解能力を排水処理の中でどう評価するのか聞かれることがありますが、有機物を分解するのであれば単純に考えて、BODやCODの数値がどれくらい改善されるのかを見るのが一番確かではないかと思います。さらに業種によってはスラッジの分散の状況が目的に合っているかどうか、沈降の状態が意図したものか、泡の出方なども評価の対象に入ってくるかと思います。

別のもの、例えば窒素の中のアンモニアであれば、排水中のアンモニアが硝化細菌によりどれくらい減少するかというのが硝化細菌の能力の比較になります。硫化水素の場合も同様で、数値の改善がどれくらいになるかだと思います。

その際に忘れてはいけないのが、微生物はただ排水に投入するだけではすぐに動くものでなく、生存して増殖するための条件が整っていないといけません。微生物には動くことが可能なpHの範囲があり、さらにその中で最適な状態で動く範囲があります。さらに好気性の状態で動く微生物に対しては適切な溶存酸素のレベル、有機物を分解するために、BODやCODで表示される排水の有機物に対応した窒素やリンがあることも必要です。事前に排水をチェックして微生物の増殖に不都合な条件があるかないかの確認が大事です。

その上で、分解能力の比較をされたらどうでしょうか?

もう一つ微生物のメーカーあるいは販売会社に簡単に言いますと1gあたりの微生物の単位のcfuも聞いた方がいいです。どれくらいの有効な微生物が微生物がいるのかという点も大事です。

今お使いの排水処理施設の中で新たに微生物剤を投入することを考えておられる皆様、この機会に弊社の微生物剤を検討してみませんか?皆様のお問合せ心よりお待ちしております。

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