養殖魚を生きたまま鮮魚輸送する場合の輸送中の水中のアンモニアの対策は考えてますか?

世界各地で鮮魚がブームで、鮮度の高い魚の需要は世界的な高まりを見せています。海外のユーザーから比較的大きな魚介類を生きたまま輸送するときに、その輸送時間中にアンモニアの濃度が水中で高まり、場合によってはアンモニア臭も出ると聞いたことがあります。そのような体験はありますか?

微生物による生物処理は入れてから、微生物が安定して動き出すまでにある程度の時間が必要です。輸送を始める際に新鮮な海水に微生物を入れて低温で輸送する場合は、まず温度が微生物の立ち上がりに関して問題になります。増殖を抑制します。そして出発の際に水槽の中の有機物は少ないので微生物が分解するものがありません。到着するころに微生物が動き出すような状態になります。これではあまり使う意味がなくなってしまいます。硝化細菌はアンモニアの量が少ないので立ち上がる可能性は低いです。

もし改善をするならば、移動の前の魚が活きている状態の場所に微生物を増殖させて、その場で安定したバイオマスを形成して、その水をそのまま輸送に使ったらどうかなと思います。一度、微生物が立ち上がったバイオマスは低温になってもある程度動きます。そして水中に魚から放出されるアンモニアを自らの栄養分として吸収して魚からの有機物を分解します。

弊社の場合の魚介類の養殖に使用できる微生物剤はBFLアクアクリーンです。新鮮な鮮魚の輸送に興味をお持ちの皆様、お問い合わせをいただければ幸いに存じます。

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