排水中で微生物が有機物を分解する活動に最適な温度は?

排水処理の中で微生物を投入する最適な温度は何度くらいですかという質問はよく受けます。pHは状況により微生物の活動の幅が結構ありますが、水温の場合は大体、30℃あたりが最適な温度と考えています。

世の中には極端に高い温度や低い温度で動く微生物もいるのは確かですが、それが皆様の役に立つものかどうかは別問題です。弊社もお客様のご要望で低い水温に活動の特性のがある微生物剤も製造することはできます。

排水を処理する場合は、30℃付近が最適な温度ですが、それより温度が上がり35℃を超えるようになると活動は低下します。理由は微生物を構成するリン脂質や酵素の原料のタンパク質の物性を考えると高すぎてもダメです。

低い水温の場合、15℃以下になると活動が低下しますし、5℃以下になると活動するのは厳しいかもしれません。これは微生物を最初から立ち上げる場合は特に影響が強い要素となります。一度微生物が立ち上がりバイオマスが安定している場合は、15℃以下でも動きますし、5℃以下でも活動は低下しますが今までの実績をみていると止まることはありません。さすがに凍結までいきますと止まります。

弊社は皆様の様々な目的と用途に向いた微生物剤を取り扱う会社です。微生物で排水処理をしたい場合、ガスを処理する場合は是非、弊社の微生物剤をご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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