有機溶媒、有機溶剤を吸収する吸油性ポリマーは実は20年くらい前から商業生産されており、様々な分野で現実に使用がされています。ほとんど開拓されていない分野ということはなく、単に知られていなかったのか、米国の英語の資料を読んでなかったということだと思います。弊社の場合は実験室の段階の技術でなく、皆様の様々な現場での使用が可能なものです。
弊社の吸油性ポリマーのアクアN-キャップは親油疎水性で水は全く吸わず、石油などの油のみ選択的に吸収する物性があり、油の他には油のように水に不溶の有機溶剤も吸収ができます。油の場合は自重の10倍の油を吸うのが標準的なところです。
有機溶剤の場合は、吸水性ポリマーのように自重の数百倍という訳にはいきませんが、例えばトルエンを例にしますと、1ガロン(約3.78リットルの)トルエンを吸収するため必要な本剤の量は1.2ポンド(約540g)ほどになります。吸った状態はゲル状になります。
吸収可能な有機溶剤は様々あります、例えば、アセトニトリル、酢酸ブチル、γーブチルラクトン、グリコールエーテル、メチルエチルケトン(MEK)、メチル-i-プロピルアミン、N-メチルピロリドン、炭酸プロピレン、トルエン、1,1,1-トリクロロエタンなどがあります。
こぼれた有機溶剤を吸収して処理しようと考えておられる皆様、この機会に弊社の吸油性ポリマーのアクアN-キャップの使用を検討してみませんか?皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。