国内外には多くの排水処理のための微生物固定化担体のメーカーさんがあります。紐のような形のものや、スポンジを小さくしたような形状のもの、廃棄物を再利用したものなど様々なものがあり、個性があります。特に日本のメーカーの担体には素晴らしいものが多いです。
担体の役割を一言で言うなら、生物処理槽内の微生物のバイオマスの量を増やして、処理の効率を上げることにあります。担体に微生物が付着して増殖して、さらに何層ものバイオフィルムが形成されますと、一枚目のフィルムが破れても、その次が対応というように環境の変化にも強くなります。温度、pH、窒素やリンの栄養バランスを整えることでさらに微生物は活動を活発にします。
一つ忘れてはいけないことは、様々な有機物を分解するのは微生物固定化担体ではなく、微生物であるということです。例えが適切かどうか分かりませんが、担体を野球場とすれば微生物は野球選手となります。素晴らしいスタジアムがあっても野球選手がいないと野球はできないように、特定の有機物を分解する場合、それを分解する効能がある微生物が生物処理槽の中にいればいいのですが、いないと処理ができません。種汚泥をどこからか持ってくるという方法もありますが、皆様のそれぞれの用途に最適なものを見つけるのは至難の業です。
どうしたらいいでしょうか?特定の有機物の分解に適した微生物剤を投入すれば問題は解決します。微生物剤の投入は時間も短時間ですみ処理の効率も良くなります。排水処理用の微生物固定化担体のメーカーの皆さん、この機会に皆様の担体の付加価値を上げることを考えてみませんか?今まで処理できなかったような有機物が分解できるようになれば皆様の製品の価値が上がります。皆さんが、今問題を抱えている物質は何ですか?界面活性剤ですか?揮発性有機化合物(VOC)ですか?弊社は皆様の排水の用途に適した微生物剤を揃えています。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。