芝に藻が生えて、土が粘性を帯びて水が通らなくなる場合

芝の土壌の水はけが悪くなってくると芝に藻が生えることがあります。藻が生えてきた場合、さらに問題になってくるのは土が粘性を帯びて固まってきて水を通さなくなることです。こうなると、表層にさらに水が溜まることになり悪循環となってきます。藻の成長と粘性を帯びた土の問題は土の排水と大きな関連があります。

粘性を帯びる原因ですが、藻と土壌微生物が放出する多糖類ではないかと思います。藻の多糖類を放出する目的は水を吸い込み乾燥を防ぐのが目的です。藻が生きていくためにする活動です。

さらに土壌微生物は栄養分が過少でも過多の場合でも自分の生存にとり危機が訪れたと認識すると、自らの防衛のために多糖類を放出して条件が好転するまで待つ傾向があります。全ての土壌微生物が多糖類を放出する訳でなく、特定の微生物が特定の条件下で出します。

改善方法としては以下のことが考えられます。

(1)スパイクするなとして、まず表層の水の通りを少しでも改善する。
(2)その上で、界面活性剤が主な成分である浸透剤を使って水はけを改良します。弊社の商品ですと、テラソフトなどがそれに使用が可能です。
(3)その後は、土中の土壌微生物の量を増加させたり、多糖類の分解に優れた微生物剤を投入します。弊社の製品ですとソイルプラスBFLバイオグリーンLになります。
(4)その後は給水量を減らして乾燥させて藻を除去してから元の給水量に戻すのはどうでしょうか?

ご検討いただければ幸いです。

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